Mon.
25
Jan,2016
永井 智子
投稿者:永井 智子
(取締役副社長)

2016年01月25日

今月のMVP受賞は、
運用チームを技術で支える 松永 悟

今月のMVP

永井 智子
投稿者:永井 智子(取締役副社長)

モノサスでは、毎月の全社会議でMVPを表彰しています。今月の栄えある受賞者は、クリエイティブ部運用チームの松永 悟でした。

一見頼りなげにもみえる、そのひょうひょうとした風ぼうからは想像できない(失礼!)静かな力強さで、運用チームを技術面から引っ張ってくれている、その仕事の取り組み方と功績が評価のポイントになりました。
Web制作は未経験の状態で運用チームに参加してから数年、最近のチームの技術力向上に、松永が大きく貢献してきました。

「運用」とは、
世の中をちょっとずつ良くする仕事

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松永は、いくつかのサイトの運用業務に携わっています。あるサイトでは、総勢8人の運用担当者をまとめるディレクターとして、またあるサイトでは、Javascriptをバリバリ書く技術者として。それから、お客様が更新するCMSの、テンプレート改良の案件もあります。
案件以外でも、チームの業務を効率化するツール導入や、技術力を高める部内勉強会の開催など、チーム運営に技術面から積極的に関わっています。

そんな彼にとって、自分の仕事である運用業務は、「世の中をちょっとずつ良くする仕事」なんだそう。
たとえばWebページとは異なる独特の組み方が必要な、レスポンシブメールのコーディングをしたとき。社内でもあまり経験のない中、メルマガを届けるユーザ層を考えながら、対象メーラーにあわせたコーディングで組み上げていきます。
また、あるECサイトで、新しい機能を組み込んで、「あなたにおすすめの商品」がより見やすくなったとき。自分のつくった機能で、必要な商品に巡り合えるユーザーが増えることを願いながら、お客さまに納品します。
自分が携わるサイトのサービスや商品が、それを必要としている人の目に触れる機会を増やしていく。そしてサイトを訪れるユーザーにとって、それまで以上に見やすく使いやすいサイトになっていく。
それは、ある一部のユーザーにとって、「ちょっと便利」だったり、「ちょっとラッキーになる」だけの、ひとつひとつはほんのちいさな改善かもしれません。けれどそんな積み重ねで、「世の中を毎日ちょっとずつ良くしているんだ」と思って取り組むことが、彼の仕事への向き合い方になっています。

技術力があるから、
「やれること」の幅は広がる

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そんなふうに仕事に取り組むための武器のひとつが、彼にとっては技術力なのです。
技術力が高まることで、お客さまからの要望が実現可能になることも。新しい技術を知っていれば、「こんな方法もあります」と、お客さまが思いつかないようなアイデアを提案できます。短くて厳しいスケジュールでも、適切な自動化や効率化のツールを知っていれば、お客さまが希望する納期に間に合わせられます。
「ちょっとずつ世の中を良くするために必要だから。」それが日々のスキルアップへのモチベーションとなっているようです。

「そんなこと言いつつ、根は単純に好きだから、いろいろ知りたくなっちゃうんだと思います。」
そういいながら、彼は照れくさそうに笑います。

新しい技術を学ぶのは、中身がどんなふうになっているのか、その構造を考えるのが好きから。分厚い技術書も、必要なところだけかいつまんで読むのではなく、隅から隅まで、通しで何べんも読んで本質から理解するのが好きなんだそう。

雑談しながらこんなことを話してくれたことがありました。
「子どもとレゴブロックで遊んでいて、車の車輪をメガネに見立てて人の顔ができた時、やった!って子どもより嬉しくなっちゃいます。」 
自分が持っている知識や技術を総動員して、ああでもない、こうでもないと考える。この技術が使えるかも、こっちはどうだろうと試してみる。そんなふうに、自分が携わるサイトに、技術をどう生かせるかを考えるのは、松永にとっては、どこかレゴを組み立てるのにも似た好奇心があるのかもしれません。

MVPを受賞して、
変わらないこと、変わること

松永は、ちょうどこのMVP受賞とタイミングを同じくして、1月から運用チームの班長(サブリーダー的な役職)として、チームを引っ張る役割を担いはじめました。
そんな彼が、受賞前から今年の目標として掲げていたのは、「年間100個の改善を実現すること。」
世の中やWebサイトのトレンドが激しく移り変わる中で、運用業務とは、日々同じことを繰り返すことではない。昨日より今日、今日より明日と、Webサイトは常に改善されていくことが不可欠だし、日々の業務ひとつひとつに、絶え間なくスピードアップやクオリティアップが求められているからです。

そんな彼ですが、そうやって自分なりにできることを増やしてきたけれど、本当にこのまま進んでいっていいのか、自分の技術力の磨き方や仕事の内容に、どこか自信が持てなかったそう。

今回こうして受賞したことで、「自分がここまでモノサスでやってきた道に自信をもって、これからも新しい知識や技術を学び、みんなに広めつづけます。」と、猫背の背中を、ちょっとだけピンと伸ばして語ってくれました。

松永は、「ちょっとずつ世の中を良くしていく」という変わらぬ思いのまま、受賞で自信をもったことによって、これまで以上に力強く積極的に、自らの技術力を高めると同時に、その知識や技術、また勉強方法をまわりに広げ、チームのみんなを巻き込んでいってくれることでしょう。

受賞者、松永 悟のコメント
 
まだモノサスに入って日が浅い私がMVPという賞を受賞できたのも、日頃から、ものさすメンバーに助けてもらってこそだと、感謝をしています。本当にありがとうございます。
 
「月間MVPってどうやったらなれるのかな」と、ぼんやり考えてるときでした。MVPに自分の名前をよばれ、「なんで自分が!?よくチームメンバーに助けてもらっているし、うまく仕事ができないと悩んでいる自分がなぜ!?」と、混乱しきっていましたが、推薦してくれた永井から受賞理由を聞きながら、じわじわと本当に受賞したんだなと実感してきました。
 
入社当初を振り返ると、なにか今までにないようなサイトを作りたいという気持ちが強く、とにかくいろいろな技術を知りたいと、がむしゃらに知識を求めていました。しかし、運用チームで仕事をしていくうちに、出来上がったものに継続して手を加えていく難しさや、サイトのトンマナや技術的な制約の中でページを制作していく醍醐味を経験し、今では運用にやりがいを感じながら仕事に取り組んでいます。
 
仕事に対する気持ちが変化するにつれ、新しいものを作る技術を求めるというよりも、サイトの改善や自分の所属する運用チームに必要な技術を求めるように考えがシフトしてきました。振り返ると、すでにあるサイトを改善するにはどの技術をチームに導入すればよいのか、どのようにすれば少ない工数でページを更新できるか考えながら仕事に取り組んでいた気がします。なかには失敗もあり、そのときは周りのメンバーにご迷惑をおかけしました。
この受賞を期に、よりスピーディーな作業ができるよう効率化を進めていき、担当させていただいているサイトや自分のチームをより改善していきたいと思います。

 

この投稿を書いた人

永井 智子

永井 智子(ながい ともこ)取締役副社長

モノサスの取締役副社長です。東京タワーの見える家に憧れ、川崎から、国分寺、本郷を経て目黒までたどり着いたはずが、ひょんなことから山口県に住むことになりました。人生何が起きるかわからない、だけどどこもが住めば都。 「どう生きるか」から仕事や住む場所を選ぶのもいいけれど、今いるところを居場所と決めて、生き方、考え方、性格だって変えていってもいいんじゃない?

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