2016年07月

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金曜日の投稿

降旗 ゆかり
投稿者:降旗 ゆかり
(マーケティング部所属)

2016年07月01日

階段を上がった人だけのお楽しみ。
超濃いめから薄めまで選べるブレンド珈琲
-参宮橋クレビィス-

代々木散策マップ

降旗 ゆかり
投稿者:降旗 ゆかり(マーケティング部所属)

モノサスを中心に徒歩15分圏内の昼ご飯スポットをめぐっている当コラム、今回は参宮橋方面からお届けします。代々木界隈はかなり歩き尽くしているわたしですが、そういえば2階にある店にはあまり入らないのです。そこで今回は前々から気になっていた「2階にあるお店」に入ってみました。

場所は参宮橋駅の改札を出てすぐ、ラジャというインドカレー店の2階。名前は珈琲専門店クレヴィスといいます。このクレヴィス、階段の登り口に大きなメニューと看板が出ているのに不思議と店の存在に気づく人は少ないようで、ここに店があると知ってる人しか入ってこないのだそうです。(というのは後からマスターに聞いた話)
たしかに、2階の店は中の様子がわからないので入りにくいもの。そのハンデをなんとかしようとマスターが工夫を凝らしたのが、コーヒーや店内の様子の写真をたくさん貼った看板と、階段で流しているジャズなのです。それはもう真面目で一生懸命な感じが伝わってきます。

そんな看板にうながされ、階段をあがってみることにしました。店のドアはガラスがはまっているので中は見えます。これもホッとするポイント。では、ドアを開けて入ってみましょう。右手の道路に面した窓側は明るく、逆側は照明を落として落ち着く暗さ、という不思議なコントラストの空間が広がっています。カウンターの中には生真面目な顔をしたマスターが一人。ああ、なんかこのお店好きかも、とほっとしたと同時に嬉しくなったのでした。

初めて来た日にまず目を惹かれたのは窓際のテーブル席。伸び伸び育った観葉植物の葉っぱに囲まれて、ちょっとした温室のようにも見えます。この席で本を読みながらのランチタイムはものすごくゆっくり過ごせます。まるで昼休みの時間が増えたかのような・・・錯覚ですけど。危ない危ない。

そして今回はランチではなく、コーヒーを飲むために来ました。カウンターに座ります。メニューには、ブレンドコーヒーが7種類とストレートコーヒーが6種類。ブレンドだけで7種類もあるなんて、選ぶの難しいのかな?とひるみましたが、使うブレンド豆は同じで、豆の分量とお湯の分量を変えることで濃いめから薄めまでの7段階の味をつくりだしているとのこと。初心者としては素直にオススメマークの#3ブレンド(ちょうど真ん中の濃さ)を注文です。


たった5グラムの差で、味の印象が変わります。

マスターは注文ごとに一杯分の豆をはかり、ミルで挽き、ネルのフィルターを使ってコーヒーを淹れていきます。見ていると、落ちてくるコーヒーを計量カップで量りながらお湯を注いでいるようです。こういう細かい仕事をされているところはカウンターに座って初めてわかるわけで、気分は寿司屋のカウンターに座ったときと同じ・・・といったら大袈裟か、とにかくそんな感じで自分のコーヒーが出来上がるのを待ちました。


ネルドリップで抽出中。お湯の分量もきちんと計っています!

わたしの#3ブレンドが出て来ました。酸味を全く感じない、すっきりした味です。ふだんは砂糖とミルクを問答無用で投入するわたしですが、このときはそのままでも美味しく飲めたので、何もいれずブレンドそのものの味を堪能しました。

カウンターの端、焙煎が終わったコーヒー豆が大きなザルに広げてあります。店に入ってまず最初に目につき、気になっていたモノです。一つ隣に座っていた常連の方が、こうやって焙煎した豆をザルに広げるやり方をしている店は珍しいんだ、と教えてくれました。
クレヴィスで使う豆は店の厨房でマスター自らが焙煎しています。在庫の減り具合を見ながら週に1,2回は焙煎するので、常に自分の目が行き届いたベストな状態の豆を使えるというのがマスターのこだわりです。  


豆の焙煎を見学

後日、今日は焙煎しますよ、という日にクレヴィスに行くことができました。店内にはうっすら白いケムリが漂っており、コーヒー豆を煎る匂いが充満。コーヒー好きにはたまらない空気です。カウンター越しに仕事を見学していたわたしに、マスターが焙煎したての豆の匂いをかいでみるよう勧めてくれました。
「あれ?コーヒーの匂いがしない・・・」
「じゃあ、次はこっち」
と、ガラスの保存瓶の蓋をとって渡してくれました。
「わ、わ、いい匂いー!」
瓶の中の豆から濃くて甘い香りが立ち上がってきます。焙煎直後はほとんど香りがなくて、保存瓶の中で寝かせるうちにあのコーヒーのいい匂いが出てくるとは、不思議でした。


焙煎前の生豆さん


ガスの火で焙煎中。焙煎器の中で豆がまわる「ジャラン、ジャラン」という音がリズムよく鳴っています。


焙煎したて熱々の豆をザルにあける。


ピカピカのツヤツヤに仕上がりました。

今回コーヒー豆を焙煎するところを初めて見せてもらったのですが、手間も時間もかかる大仕事なのがわかりました。作っている人の顔が見える野菜というのがありますが、顔が見えるコーヒー豆というのもここにありました。実際、クレヴィスの豆でしか飲みたくないと、毎回お取り寄せをするお客様もいるそうです。ファンがついているのも納得です。
カウンターでマスターのコーヒー談義を聞きつつ、ふと店内を見渡すと、パソコンを開いて仕事をしている営業らしき人、PTA帰りにお茶している地元のお母さんたち、一服休憩しにきた近くの会社の常連さん、といった具合でお客さんはいろいろ。それでも不思議と落ち着くのは店が2階にあるからでしょうか。集中して仕事したいとき、あるいはいったん全てを忘れてボーッとしたいとき、マスターがきっちり淹れてくれる一杯のブレンドコーヒーを目指して参宮橋に行くのもたまにはいいですよ。


coffee Crevice
クレヴィス

〒151-0053
東京都渋谷区代々木4-2-9 ピースビル2F
tel 03-3370-7265

営業時間
月~金 11:00~23:00
土日祝 11:00~19:00
定休日 不定休

この投稿を書いた人

降旗 ゆかり

降旗 ゆかり(ふりはた ゆかり)マーケティング部所属

通常時はマーケティング部で営業チームを裏から支えております。好きな関数はvlookup。ときどきニュースレターの編集もしつつ、社長がキッチンに立つときは助手を務めます。コーヒー無しには生きていけない。長野県生まれ。

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