2016年07月

19

火曜日の投稿

加倉井 宏美
投稿者:加倉井 宏美
(Webディレクター)

2016年07月19日

「おいしい梅酒、あります」
ものさす梅酒部の活動報告

TOPICS

加倉井 宏美
投稿者:加倉井 宏美(Webディレクター)

梅雨の季節が明け始めそうな今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

はじめまして。クリエイティブ部の加倉井です。
晴れぬ空と襲い来る湿気に、心も生活もよどみがちになってしまうこの時期ですが、私にはひとつの楽しみがあります。

それは、梅酒を漬けること。

梅雨の語源には諸説あり、『梅が熟す時期に雨季がくるから』が一説としてあげられています。
毎年この時期を見計らって、松嶋(チェックチーム)、降旗(マーケティング部)、そして加倉井の梅酒部3人は

「今年も梅酒を漬けようか。」

と、密かに計画しているのです。
 

ことの始まりは5年前

ことの発端は2012年(5年前)に遡ります。

始めは上村(プロデュース部)の発案でした。
当時は上村と降旗で保存瓶、ホワイトリカー、氷砂糖を用意したものの、計画は何故だか実行されなかったそうです。

それから2年の歳月が経った2014年。
松嶋の声によって、眠っていた瓶やホワイトリカーは息を吹き返したのです。
当時は松嶋と降旗と齊藤(チェックチーム)の3人で、土曜日に集まり仕込みを行いました。


初代梅酒。ホワイトリカーで3600mlの梅酒を漬けました。

またそれから11ヶ月が経ち、2015年の5月。
その初代梅酒を振舞っていたのが、「Bar Monosus」です。
「Bar Monosus」とは、仕事終わりで疲れた社員たちの為に、会社の片隅で不定期に開店されるものさす伝統のBarで、元バーテン龍田(マーケティング部 部長)、坂本(マーケティング部 営業)を中心に有志で開催されています。

仲間たちと他愛もない会話で楽しくなり、あっという間に美味しいカクテルが空になってしまったので、次は何をお願いしようかとバーカウンターで悩んでいました。そこには、瓶に漬けられた梅酒が私を呼んでいたのです。

坂本「この梅酒、会社で漬けてるんだよ。」

え?会社で梅酒を漬けている?
とりあえず梅酒をロックで2、3杯飲み干し、作り手だと言う松嶋と降旗に会うやいなや声をかけました。
「梅酒呑みました。美味しかったです!今年も漬けるんですか?」

「今年は日本酒で漬けませんか?」
一番の目的はココでした。

私は日本酒に目がなく、日本酒独特の米の甘みを、舌と鼻で感じるときに幸せを感じます。
日本酒漬けの梅酒が存在するのは知っていましたが、造れるなんてなかなか無いチャンスだと思い、ほのかに酔った勢いで言葉を発していました。

そんな酔っ払いの言葉に、優しい松嶋と降旗は、「いいね!今年は日本酒で漬けようか!」と快く同意してくれたのです。
 

準備中。まさかのブランデー梅酒追加

「Bar Monosus」の翌営業日には松嶋と降旗から連絡が入り、準備する物、各自やることなどの指示が飛び交いました。さすが経験者だけあってスムーズに物事が決まっていきます。

とても嬉しかったので、たまたま通りかかった龍田に報告も兼ねて、

加倉井「日本酒で梅酒作ることになりました!」
龍田「日本酒?!ブランデーでも漬けろや」

ブランデーで梅酒...?
正直、初めて耳にする言葉にピンとこず、ブランデーの梅酒は美味しいのか半信半疑でした。そもそも日本酒にしか興味が無かったので、「ちょっと確認します…。」と、上司からの申し出をどう断るか口実を頭の片隅で考えていました。

ところが、松嶋と降旗に相談してみると、
松嶋「ブランデーいいねー!そうなると瓶もう一個買わないと」

こりゃ決まりだと確信し、断る口実を忘れてブランデー梅酒を造る旨を龍田に報告したところ、Bar Monosusの予算を梅酒造りの軍資金として手渡してくれました。

そうと決まれば、あれよあれよと果実酒用のブランデーが届き、追加の保存瓶、氷砂糖、梅酒用日本酒、そして大ぶりの青梅が揃っていったのです。
 

ものさす流 梅酒の作り方

日本酒とブランデー、2種類の梅酒の作り方をご紹介します。

<用意するもの>

以下分量は2016年に作った内容です。

  • 果実酒用 日本酒「苗場山」
    アルコール度数 21度 720ml
  • 果実酒用 ブランデー「五一 ブランデーVO」
    アルコール度数37度 720ml 2本
  • 傷の少ない青梅 1キロ (日本酒用:約400g、ブランデー用:600g)
  • 氷砂糖 500g (日本酒用:約200g、ブランデー用:約300g)
    ※梅に対して約2分の1程度で用意しましたが、少し甘めの設定です。お好みで調整して下さい。
  • 保存瓶 2つ (日本酒用:720ml、ブランデー用1800ml)

※注意事項
国の法律上、アルコール度数を20度下回るお酒での自家醸造は禁止されています。
あらかじめ用意するお酒の度数をご確認下さい。
酒税法第7条、第43条第1項、第10項、第11項、租税特別措置法第87条の8、同法施行令第46条8の2、同法施行規則第37条の4

<手順>

その1. 保存瓶を消毒

保存瓶を洗い、熱湯消毒、またはアルコールで消毒しましょう。

梅雨の語源の他の一説に、『黴雨(ばいう)が転じて梅雨になった。』ともあります。
梅酒造りで一番怖いのは、そう、黴(かび)なのです。

消毒した保存瓶を綺麗な布巾などでしっかり拭きます。
なお水分を飛ばす為、風通しの良いところで乾燥させて下さい。
 

その2. 梅のアク抜き


表面が少し柔らかく、色味も少し黄色くなってきていたので、今回のアク抜きは1時間。

流水で1つ1つ丁寧に手洗いましょう。
洗った梅は水につけて放置します。購入した梅の青みが強く、硬いものであれば2~4時間。少し黄色味がかっていれば1時間未満です。
 

その3. 梅の選別と、水気を拭き取る


水気を取っていると、梅からはほんのり甘い香りが...。美味しそうと思ってかじるのは危険です。実は青梅には「青酸配糖体(せいさんはいとうたい)」という毒があるのでご注意を。


水気を取って少し空気に触れさせました。

アク抜きが完了した梅は、綺麗な布巾やキッチンペーパーで1つ1つ水気を取って下さい。
水分をしっかり取ることで黴も生えにくくなり、アルコールと梅が密着するので梅のエキスが出てより美味しい梅酒になるのです。

また、傷が大きく入っているものは濁りや腐食の原因になので、水気を取りながら除いています。
 

その4. ヘタ取り


3人で手際よくヘタ取り。ポロッと取れるヘタの感覚が少し癖になります。

竹串など使って梅のヘタ(ホシ)を取ります。
ヘタを取るのは、味にエグみが出るのを防ぐためです。
 

その5. 梅と氷砂糖を交互に詰め、お酒を注ぐ


瓶にゆっくりと注がれる「苗場山」

瓶に梅→氷砂糖→梅→氷砂糖を交互に詰めましょう。
詰めたら、各瓶にお酒をひたひたになるまで注ぎます。
 

その6. 熟成


チェックチーム部屋の棚でひっそりと眠る2016年7月12日現在の梅酒。梅も萎み始めて色づいてきました。一番右は2014年初代梅酒の2年物。

しっかりと蓋をして、日が当たらず、高温にならないところで保管します。
2、3月に1度瓶を揺らして、糖分が均一になるようにさせると良いでしょう。

熟成までは約6ケ月です。
 

その7. 完成


2015年12月。忘年会で、完成した梅酒を振る舞い、ほぼほぼ瓶の中身は空になりました。

みんなで楽しく飲みましょう。

6月に漬け始め、12月に行われる忘年会で丁度いい頃合いになる為、みんなに呑んでもらおうと、完成した梅酒を振る舞いました。

梅酒を呑んだみんなが「美味しい!」と笑顔になってくれたことがとても嬉しくて、今年もとびきり美味しい梅酒が呑めるよう、梅酒部一同で漬けました。

今まさに、ひっそりチェックチーム部屋の棚の下でお披露目する日を待っています。
お楽しみに!

この投稿を書いた人

加倉井 宏美

加倉井 宏美(かくらい ひろみ)Webディレクター

茨城県過疎地帯出身。田舎に絶望し上京したものの、今では田舎に恋い焦がれています。口下手なディレクターですが、本当はもっとお喋りがしたい。可能であれば大好きな日本酒を囲んで、自然の中で。

加倉井 宏美が書いた他の記事を見る