2016年12月

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金曜日の投稿

中川 隼人
投稿者:中川 隼人
(Webディレクター)

2016年12月09日

注意!Webサイトの公開で気をつけるべき3つのポイント

Webディレクター.docx

中川 隼人
投稿者:中川 隼人(Webディレクター)

こんにちは、ディレクターの中川です。

最近部屋が寒くて、キーボードが打ちづらいので手袋を買おうか悩んでいます…。

ディレクションチームでは、BtoB 企業のコーポレートサイトの制作などを行っています。
制作の最終段階で、お客様のサイトの公開作業を行うことが多いですが、その際に確認しておく必要があることや、公開前に気をつけなければならないことをご紹介したいと思います。
 

1. Webサーバーの仕様を確認する

Web サイトの公開は制作の最終工程であり、もっとも重要な工程のひとつです。
Web サーバーには HTML ファイルをアップロードしたり、CMS を構築したりしますが、Web サーバーの仕様を確認しておかないと、公開時に色々な問題が出てきてしまいます。

例えば、PHP が使えないとお問い合わせフォームの実装を CGI などで行う必要があったり、SSI(サーバーサイドインクルード)が使えない場合は、ソースの管理方法を別途検討する必要が出てきます。
そのため、例えば下記のような項目をお客様に予め確認しておきます。

  • 新しく用意するサーバーか、既存のサーバーか。
  • 既存のサーバーである場合、既存のディレクトリに上書きするか、新しいディレクトリに作成するか。
  • OS の種類・バージョン。
  • SSI の利用可否・ファイル制限等。
  • PHP の利用可否・バージョン。
  • CGI(Perl)の利用可否・バージョン。
  • データベースの利用可否。
  • データベースのアプリケーション名。
  • データベースのバージョン。
     

こういった内容を確認しておくと、公開時に「SSI が動かなくて、ヘッダー(サイトの共通部分)が表示されない!」「PHP のバージョンが違って WordPress が動かない!」のような、公開時のトラブルを避けやすくなります。

また、このような情報を制作チームと共有しておくことで、お客様のWebサイトに適した仕様で制作を進めることができ、リスクや手戻りを減らすことが可能になります。
 

2. SSL やリダイレクトなどの追加仕様を確認する

次に、SSL やリダイレクトなどの仕様を確認していきます。

このような仕様は、現在公開されている Web サイト(本番環境)に適用されるもので、制作時の環境では確認が難しいのですが、これらの追加仕様によって制作の方法や内容も変わってくるため、追加仕様があるか(必要か)をお客様に確認する必要があります。

例えば、お問い合わせフォームが SSL になっていたりすると、サイト全体のお問い合わせへのリンクをhttps からにし、逆にお問い合わせからそれ以外のページへのリンクを http にするなどの、サイト全体での調整が必要になります。

具体的には、以下のような項目を確認します。

  • サイト内での SSL 使用の有無。
  • SSL がある場合は、お問い合わせフォームなどの特定の箇所のみか、サイト全体の SSL 化か。
  • リダイレクトが必要な場合、リダイレクトの指定は一括設定か個別設定か。
     

また、お問い合わせを SSL 化した場合に、お問い合わせに http で( SSL ではない状態で)アクセスがあった場合に https にリダイレクトするなどの設定も必要になってきます。

これらは、事前に確認しておくことも必要ですが、本番公開時に何かしらの不具合で動かなくなってしまう可能性も稀に発生したりするので、可能であれば事前に本番環境内でテストしておけると、実際の公開作業時にも安全に作業することができます。
 

3. 本番公開時の手順を確認する

最後に、本番公開時の手順を確認していきます。

本番公開も、お客様の環境によってやり方が変わってきます。
例えば、新しいファイルを本番環境にアップロードする際に、一瞬とはいえ Web サイトが見られなくなってしまいます。

  • 本番公開をするのはお客様か、自社か。
  • 公開の時間は何時(何分)か。
  • 新サーバーで公開する場合、ドメインの切り替えはいつ・誰が行うか。
  • 公開時の表示制限は必要か。
     

Web サイトが静的な HTML のみなどであれば、ファイルが置き換わるだけなので数秒〜数分で済みますが、CMS などの動的なファイルを本番環境上に構築する場合は、30分〜1時間以上の時間がかかる場合があります。

そのような場合に、一時的に「現在サーバーメンテナンス中です。」などのページを作成。その間に公開作業を進めたりすることにより、本番公開を安全に進めることができます。
 

まとめ

私も以前はコーダーとして制作をしていましたが、公開作業を行うのはほぼディレクターになってからでした。
自分自身で公開作業を行うようになり、失敗をしてお客様に迷惑をおかけしてしまうことも…。

ですが、そのお陰で制作時には気付けなかったことに気付くことができ、制作担当の人に具体的に指示を出したり、お客様にどんな内容を確認しておけば良いのか分かるようになってきました。

本番公開は Web サイト制作における大きな作業となり、万が一不具合が起こってしまうと、お客様や実際に Web サイトを見るユーザーの方に迷惑がかかってしまいます。
今回ご紹介したようなことを課題管理表(スプレッドシートを使った、ディレクターのための課題管理表)などで管理しつつ、しっかり準備することで、今後もより安全に公開作業を進めていきたいと思います。

この投稿を書いた人

中川 隼人

中川 隼人(なかがわ はやと)Webディレクター

クリエイティブ部ディレクションチームのディレクターです。主にBtoB案件のディレクションをしていて、以前はコーディングファクトリーで制作を担当していました。 映画・音楽・ゲームが好き。とあるゲームで日本一でした!

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