2017年12月

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木曜日の投稿

玉置 喜宣
投稿者:玉置 喜宣
(コーダー)

2017年12月07日

昭和の名残薫る街で、
心地よい喧噪を肴にモツを愉しむ。
~もつ焼 ウッチャン 新宿思い出横丁店~

代々木散策マップ

玉置 喜宣
投稿者:玉置 喜宣(コーダー)

今回私がお勧めするお店は、知り合った人は必ず連れていくほどお気に入りのお店「もつ焼 ウッチャン」だ。もちろん、何といってもモツが美味しい。それだけでなく、常連でなくても気軽に入ることができ、連れの人と、そして全く知らない他の客と肩を並べて食すモツとお酒は他ではなかなか味わうことができない。

本当は知り合いにしか教えたくないほどなのだが、既に大人気で行列ができるほどのお店。隠してもあまり意味がないので、このコーナーでしっかり紹介することにした。

お店までの道のりも味わい深いので、まずは「もつ焼 ウッチャン」への旅に出かけよう。
 

もつ焼 ウッチャンへの道

新宿駅西口から徒歩5分。普段通る道の一つ裏に狭くて賑やかな通りがある。「思い出横丁」だ。
何やら怪しげで独特の雰囲気を持つその通りは初めて入るにはハードルが高く、踏み入れたことのなかった領域だった。

しかし、一度入ってみるとその通りや店の魅力の虜になってしまうだろう。

一歩足を踏み入れると、そこには昭和の雰囲気が残る店が軒を連ねている。

さまざまな色合いの赤ちょうちんが所狭しと並んでいる中を、道行く人々をかき分けて進んでいく。

右を見ても左を見ても、どのお店もユニークな構造や雰囲気を持っており、人が溢れている。
通路側にドアや壁の無いお店も多く、アジアの屋台さながらのオープンな雰囲気にお客たちもすっかり馴染んでいる。

その中でもひと際目立った店がある。それが「もつ焼 ウッチャン」である。

「もつ焼 ウッチャン」は私の知る限りいつも行列ができており、思い出横丁でも1番長い行列ができているのだ。


筆者もワクワクと順番待ち

行列ができるのにはそれなりの理由がある。それを紹介しよう。
 

絶品の品々

とにかく料理が美味しい。(記事を書いている今でも思い出すだけで唾液が止まらないのだが…)もつ刺し、もつ焼きからポテトサラダに至るまで全てのメニューが美味しい。キッチンの奥の方に見える黒字で書かれた看板メニューの串たちは、材料が無くなってしまうと赤字に変わってしまうので、お目当ての串が無くなる前に頼まないと…。と席につくなりはやる気持ちが湧いてくる。

私が来店すると必ず頼むメニューやお勧めメニューをご紹介したい。

もつ煮込み

十分に煮込まれていて、煮汁がドロッとしていて美味しい。

ネギもふんだんにのっかっていて、個人的には今まで食べたもつ煮で「もつ焼 ウッチャン」のもつ煮が一番美味しいと思う。

マカロニサラダ

一見どこの居酒屋にもあるマカロニサラダだが、一度口に運んでみてほしい。

お酒に合う塩加減と濃厚な味わい。病みつきになる美味さで、早々に品切れになるメニューだ。

三点盛り

これを無くして「もつ焼 ウッチャン」は語れない。タン刺し、ガツ刺し、コブクロ刺しが入ったお得な一品。ごま油との相性は抜群。

ちなみに、私のお勧めはごま油とネギを先に混ぜてしまう方法。

必死に混ぜるあまり箸がぶれてしまっているが、ネギとモツを一緒に食べやすい方法を模索した結果がこれだった。

なんこつ

焦げ目のこんがり焼きあがった風味と、コリッとした歯ごたえがたまらない。

てっぽう

身が大きく柔らかい。ちょっと癖のある味わいに、気づけばおかわりしてしまうことも。

動脈

歯ごたえがしっかりしているが、脂もしっかりとのっていて、食べたことが無い人は、ウッチャンで、一度は食べていただきたい一品。

ぶれんず

豚の脳みそと聞いて最初は敬遠していたが、食べてみるとまるで白子のようなその触感にメロメロ。とろけるような柔らかさと、上に乗ったバターと胡椒との相性の良さは抜群で、口に運んだ瞬間笑みがこぼれてしまうほど。

ぶれんずは看板メニューらしく、早いうちに無くなってしまうため今回の取材では残念ながら食べられず…。食べるには、早めの時間に行く必要があるので注意。(これは以前行ったときの画像)

飲み物編:レモンサワー

ちなみに、私は普段はビール派だが、ビール派の方も2杯目以降はレモンサワーにすることをおすすめしたい。個人的にはここでもつ焼きと飲むレモンサワーは格別だからだ。

しょっぱい串には酸味の効いた飲み物が一番!レモンがゴロリと入っていてフレッシュな酸味が食欲をそそる。カウンターを見回しても多くのお客さんがレモンサワーを頼んでいるので、きっと皆同じことを思っているのかもしれない。

番外編 :紅生姜味噌

こちらは串盛りについてくる調味料。しかし、侮ることなかれ。これが癖になる味なのだ。

生姜がよく効いた、どの串にも合う魔法の調味料。あまりに美味しすぎて、お腹が一杯になった終盤はこれだけをつまみながらお酒を飲んでしまう時も?!

「もつ焼 ウッチャン」には「美味しいメニューがある」のではない。焼きもの、一品料理、お酒にいたるまで、「メニューがすべて美味しい」のだ。

言うなれば、どのメニューを注文してもすべてが「当たり」と言っても過言ではない。サッパリしたサワーを添えて焼きあがったばかりの串をじっくり味わうのも良し、濃い目の焼酎をお供に紅生姜味噌をたっぷりつけてガツンとした味わいを堪能するも良し。自分が思う好きな食べ方で美味しく料理とお酒を味わうことがウッチャンで楽しいひとときを過ごす何よりの秘訣だ。
 

心地よい混沌に埋もれる安心感

カウンターに所狭しと並ぶジョッキや料理たちと、肩が触れ合う距離の隣のお客さん。特に今回は角席だったので十分なスペースもなかった。その一方で頼んだ串盛りが焼けた順にどんどん勢いよく出されていく。早く平らげてしまうか、ゆっくり味わって食べるかのせめぎ合いのなか、料理皿のポジショニングを随時工夫しながら食べる。

店が狭いことは普通のお店では短所にしかならないかもしれない。しかし、「もつ焼 ウッチャン」ではむしろそれが長所になっていると私は思う。お客さん同士が近いカウンタ―で、お互いにスペースを譲り合いながら座る。席が空いた時にはお店の方の誘導に従って、全員で席を詰める。そんな距離感だからか、知らないお客さんと自然と会話が生まれることもある。

また、店員の方の元気な掛け声は、昭和の下町の賑やかさを連想させる。調理場を取り囲むカウンターのみの店内では、店員の方は全てのお客さんのことが見え、また逆にすべてのお客さんはお店の方や他のすべてのお客さんが見える。それはまるで大勢で宴会でもしているような錯覚を覚えるにぎわいなのだ。

連日混んでいてとても忙しいにもかかわらず、お店の方はどの方も元気で愛想がいい。毎日多くのお客さんが来るうえ、お客さんと話す時間がなさそうなのに、お客さんの顔をよく覚えていて、帰るときには「いつもありがとうございます!」と声かけをしている姿をよく見かける。(私もいつか覚えてもらいたいと思っているのはここだけの話…)

人と人とのかかわりが無くなってきたと言われる現代、こうやって見知らぬ人とかかわり、譲り合いながら、混沌とした雰囲気に埋もれて飲むお酒は格別である。
そして、それは私が新宿で「もつ焼ウッチャン」をお勧めしたい一番の理由である。

思い出横丁に行ったことのない人、人恋しい時などは是非、「もつ焼 ウッチャン」で昭和の名残や風情のある街並み、喧噪が心地よいひとときを過ごしてみてはどうだろうか。
 

もつ焼 ウッチャン 新宿思い出横丁店

東京都新宿区西新宿1-2-7 穂波ビル
TEL 03-5909-5890
https://kiwa-group.co.jp/uttyan_shinjuku/
営業時間
16:00 – 23:00(L.O.22:00)
定休日 不定休

※人気店であるがゆえ、日曜日や連休最終日などは閉店前に品切れになってしまうこともあるとのことなので、早めの時間に行くことをおススメしたい。
また、週明けは市場の都合で開店時刻が前後することがあるとのこと。

ちなみに・・・
今春、渋谷道玄坂にもウッチャンが開店したとのこと。
な、なんと!!渋谷店限定で、鹿・羊・猪・熊の串があるそうだ。
しかも入荷状況次第のためいつも食べられるとは限らないメニューで、食べることができたならひときわ歓びも大きいだろう。
ジビエが、あのウッチャンで手軽に食べることができるとは夢にも思わなかった。
近々是非行きたいと企んでいる。

もつ焼 ウッチャン 渋谷道玄坂店
https://kiwa-group.co.jp/uttyan_shibuya/

 

この投稿を書いた人

玉置 喜宣

玉置 喜宣(たまき よしのり)コーダー

コーディングファクトリー部コーダー。看護師からSE、そしてフロントエンドという異色の経歴を持つが、それはやりたいことを探し求めてきた結果。食べることが大好きですが、食べると眠くなって戦どころではないのが悩みどころ…。

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