2018年04月

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火曜日の投稿

永井 智子
投稿者:永井 智子
(取締役副社長)

2018年04月10日

副社長永井の移住から1年。
サテライトオフィス開所にまつわるあれこれと、その後。

仕事と暮らし・周防大島

永井 智子
投稿者:永井 智子(取締役副社長)

周防大島サテライトオフィス勤務、副社長の永井です。今回から、無事に「準備中仮オフィス」の文字が消え、周防大島を名実ともに正式な働く場とすることができました。それにあわせて、去る2018年3月6日、ふだんは50人ほどしか住んでいない周防大島 地家室(じかむろ)の地で、人口を超える(!)60名ほどにお集まりいただき、開所式・お披露目会を執り行いました。(当日の様子はこちらから)

老若男女、にぎやかなお披露目会の風景からのスタートですが、今回は改めて、開所式にいたるまでから、終わってからのことまでを振り返ってみたいと思います。

開所式?!なんですかそれは。

そもそもサテライトオフィスのリフォーム工事がおおよそ終わりに近づいた昨年の暮れ、町役場の方と、工事進捗などについてお話していた時のこと。
「そういえば、開所式はやらないのですか?」というお声掛けをしていただきました。どうやら、地元に既に進出していたサテライトオフィス第一号の会社では、オフィス開設の折、かなり盛大な式が催されたようです。

その時の私の反応としては、「なんですか開所式って?!タイでも徳島でもそんなことはしたことないです。そもそも工事が終われば、さっそく次の日からでも仕事しようかと・・・」そんな風に受け流していたところ、地元の方からもいろいろお声がかかりました。「餅まき(上棟式をはじめ、このあたりでのお祝い事には欠かせない行事)はやらないの?」「できあがったら建物の中も見せてね~」などなど。

自分だけではなく、地域の人たちにとってもちょっとしたイベントになっているリフォーム工事。せっかくなので、ふだんお世話になっている地元のみなさまへのお披露目もかねて、開所式を行うことにしました。

当初は、近しい人やお世話になっている人たち十数人くらいで、こじんまりとお祝いできるような会を考えていましたが、来たいと言ってくださる方が出てきたり、この人にも見ていただきたい、などと考えていくにつれ、あれよあれよと60名を超える盛大な会になりました!


当日は午前中から、モノサスの各拠点と繋ぐモニターやマイクのテストをしたり、地元の方に教えてもらった方法で組紐を組んだり、タイミングよく外れるのかドキドキしながら序幕セレモニーの幕を張ったりなど、慌ただしく準備が進みました。

役場の方とは何度も打ち合わせをしたり、地元の方には宴会のお重や餅を手配してもらったり、徳島県神山町からは、モノサスの社名が入った真新しい看板(神山の杉でできています!)やお土産のお菓子を作って送っていただいたり...。関係各所のご協力で、準備を進めていきました。
また、代々木からも5人のメンバーが前々日に周防大島入り。当日も、14時からの開所式に向けて、モノサスメンバー、役場の方や地元の友人たちにも集まってもらって、朝からお祭り騒ぎでの準備となりました。

地家室らしくない光景?
ン十年ぶりに、若者の声がそこかしこで。

周防大島町長や山口県知事代理の方にも列席いただいたおごそかな式典、そしてそれに続くお披露目会。親類、ご近所さん、引越してから知り合った飲み友達、そしてもちろんお世話になった町や県の方々、私が「呼びたい!」と思った人たちみんなに声をかけました。参加してくれることになった、年齢も生活もバックグラウンドもさまざまな60人が一同に集まった時、一体どんな場になるんだろうか。こちらからお呼びしたものの、私自身ちょっと見当がつきませんでした。

しかし、会場には和やかな盛り上がりがありました。集まった人達は、初めて会った人どうしも多かった中、そこここで話し声や笑い声が広がっているのを見て、本当に会を開いてよかったなという気持ちになりました。当日は、集まってくださったひとりひとりとお話ししたかったのですが、慌ただしくてゆっくり話せなかったのが心残りです。その一方、何より嬉しかったのは、地元の方/移住した我々/都会が拠点の人たちなどが、環境も越えて、世代も越えて、和気あいあいと楽しんでもらえる場をつくれたことです。

楽しかったねぇ、にぎやかだったねぇ、ごちそうやお土産おいしかったねぇ、などなど、終わってからも声をかけてもらい、開所式の前よりもまた少し、それぞれの方との距離が近くなったような気がしています。


90歳近いおじいちゃんも、年下の飲み友達も、和気あいあいと和やかなムード。

ゲストのみなさんをお送りした後は、2次会。モノサスメンバーと、式のお手伝いをしてくれた西村さん、チズさん、トモちゃんと、反省会という名の飲みなおしです。
式や公のお披露目会の間は、一緒に来賓の方々へのおもてなしや気配りをしていただき、落ち着いておしゃべりすることもできなかった分、はじめて会ったモノサスメンバーと地元の友人たちとが、緊張の糸をほぐしリラックスして打ち解けたひと時でした。

田舎で暮らすとか、都市部で暮らすとか、場所はどこであれ、暮らしの本質は変わらないのではないでしょうか。気のおけない友だちや、温かく見守ってくれている知人たちがいて、楽しいひと時が過ごせる、それこそが自分に合った土地なんだということを、あらためて再確認した1日でした。

そして今、変わったような変わらないような
ここでの仕事と暮らしのあり方。

こうしてお祭りのような1日も無事終わり、翌日からサテライトオフィスは粛々と通常営業をスタートしました。私自身も昨日までと同じく、1人サテライトオフィスで作業をしたり、テレビ会議で各拠点と打ち合わせをしたり、たまに東京まで出張したり。日々の仕事と暮らしは変わらず続いていますが、開所式で、改めて地域の大きな期待を感じたことで、身の引き締まる思いでの正式スタートとなりました。

インターネットと車があれば、実は東京とあまり変わらない周防大島での暮らし。
しかし、東京と同じことをしているようでも、環境が違うことで、ひとつひとつの物事への向き合い方や考え方は、どこか変わってきているような気がする。今はそんなことを感じています。

モノサスもこれで5拠点になりました。(代々木・大阪・神山・周防大島・タイ)
移住や転勤を希望する人が出てくるのも嬉しいですが、まずはふだんと違う環境に身を置いたときに、自分の身体や気持ちにどんな変化が生まれるのか。そのひとつのきっかけとなるサテライトワークを体験する場として、徐々に展開していきたいと思っています。


周防大島にも、ソメイヨシノよりもちょっと早めに満開になる河津桜の名所があります。移住から1年、春夏秋冬がめぐり、2度目の桜の季節を迎えました。

この投稿を書いた人

永井 智子

永井 智子(ながい ともこ)取締役副社長

モノサスの取締役副社長です。東京タワーの見える家に憧れ、川崎から、国分寺、本郷を経て目黒までたどり着いたはずが、ひょんなことから山口県に住むことになりました。人生何が起きるかわからない、だけどどこもが住めば都。 「どう生きるか」から仕事や住む場所を選ぶのもいいけれど、今いるところを居場所と決めて、生き方、考え方、性格だって変えていってもいいんじゃない?

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