2018年08月

30

木曜日の投稿

林 隆宏
投稿者:林 隆宏
(代表取締役)

2018年08月30日

モノサス13年目、言葉にできない関係14年目。
-上村奈央と私の関係を言葉にしてみよう -

メンバー紹介

林 隆宏
投稿者:林 隆宏(代表取締役)

モノサス代表の林です。
今日私が紹介するのは、上村奈央(かみむら なお)。
かみちゃんです。

彼女との出会いは、新卒で入社したコンサルティング会社。
私が入社4年目のときに、新卒で入社してきました。
所属していた部署に入ってきた8人の新入社員のうちのひとりで、
私はその教育担当に任命されたのでした。

寝る間もないほど忙しい会社で、他の仕事を減らしてもらえるでもなく、
何か評価されるでもない役割でしたが、
どうせやるなら面白いことをやろうと思い、いろいろと工夫をしました。
いま思ってもなかなかよい教育メニューだったと思います。

が、そんな中、かみちゃんはあからさまにアウトサイダー。
せっかく企画した勉強会にもほとんど来ない。
日報も全く出さない。

でも、飲みに誘うと、必ず来る。
このヤロウ…。

一緒に仕事したことはほとんどありませんでしたが、
ほんとうによく飲みにいきました。

そんな中、私はコンサル会社を退職し、ほどなく起業。

私が会社を辞めたあと、1年近く疎遠になっていたのですが、
風の噂で彼女も会社を辞めたらしいことを聞きました。

「ぶらぶらしてるんだったら、会社手伝ってよ」

そんな感じで誘い、入社してくれたのでした。
それからかれこれ13年、モノサス最古参のメンバーのひとりです。

こんな話をすると、それはそれは距離の近い関係なんじゃないかと
思われるかもしれません。

社内でも「かみちゃんは、林さんのコンサル会社時代の後輩だから・・・」
なんて声が聞こえてこないわけでもなく、
そのたびに「なんだかなぁ」と思うことがあったりもするのですが、
実際のところは、そうと言える部分もありつつも、
そうとも言えない部分が大半だったりします。

13年(会社員時代も入れると14年)同じ会社にいながらも、
一緒に案件をやったことは数えるくらいしかなく、
私があまりタッチしない部署の番頭、というのが
彼女のなんとなくの定番の位置だったりもします。

現在もプロデュース部の番頭として、大好きなクライアント先で、
プロジェクトマネージャーを務めております。
そのプロジェクトがクライアント先に常駐しながらのものであるため、
ここ3年ほどは、月に一度顔を合わせるか、合わせないかという距離感です。

虚弱体質、酒飲み、中島みゆき。

「かみちゃんってどんな人?」と聞かれたら、
この3つのワードを並べるかもしれません。

かみちゃんは決して体が強くありません。これは、これからかみちゃんと知り合いに
なる人にはちょっと知っておいてほしいこと。
無理をするとすぐに体調を崩すし、満員電車が大の苦手でもあります。
どちらかというと虚弱体質の部類に入るんじゃないかと思います。
かと言って「体弱いです」というのをあまり言い訳がましく言わないので、
ちょっと勤怠悪い人みたいに言われることがあって、それは気の毒。
周りが知っておくと、気にならないことだと思います。

でも、こっちの心配をよそに、大酒飲みと言ってもいいくらい飲む。
(体調が悪いときはさすがに控えるようですが…)
かといって酒癖が悪かったりはせず、滅多なことで取り乱したりはしない。
飲んでも顔に出ないし、陽気になったり、愚痴っぽくなったりするわけでもない。
料理が美味しかったり、お酒が美味しかったりすると
ちょっとテンションが上がったりはするけれども、
基本的には顔色を変えずに淡々と飲む。
あまりいないタイプの酒飲みです。

そして、中島みゆきが好き。
しかも、古い歌。
「わかれうた」を歌わせたら、抜群にうまい。

だけど、かみちゃんの「わかれうた」を聴くには
かなり仲良くならないとダメ。

社内でも、かみちゃんの中島みゆきを聴いたことがあるメンバーは
そんなにたくさんいないんじゃないでしょうか。
でも、聴いたことがある人は、何度か聴いたことがある。

かみちゃんは、たくさんの人と薄くつながることが苦手なかわりに、
親しくなった人間とはとても深くつながる。

だから気軽に「飲みにいきましょうよ〜」なんて誘われると、
多分本人は困っていることもあるんじゃないかと思います。

一回仲良くなると、毎日でも飲みに行くんですけど・・・。

冷静で、客観的。

先日、ひさしぶりにかみちゃんの話をゆっくり聞いてみたいと思い、
ふたりで飲みに行きました。
話したのは、最近の会社のことや、仕事のこと。

私 「最近のモノサスどう?」
かみ「う〜ん、3回目の転換期じゃないっすかね」
私 「おお、前の2回っていつ?」
かみ「あのときと、あのとき」
私 「そうだよねぇ・・・。」
  「ちなみに最近、かみちゃん自身の仕事は?」
かみ「私はめっちゃ楽しいです」
私 「それはよかった」

どっちが社長かわかんない感じですが、
そんな話をしながら、改めて感じたのは
私とかみちゃんの距離感のこと。

ざっくばらんに話せるというのは、
確かに距離感は近いのかもしれないけれど、
でもそれは仲がいいからとか、昔から知っているから、
というだけではない気がします。

なんというか、かみちゃんは客観的なんです。
いまのモノサスのことも、私のことも、彼女自身の周囲のことも、ある意味とても客観的に捉えているから、会話がとても楽なのです。

彼女の目から見た「今」をきちんと自分の言葉で話してくれるので、
なぜだかスッと聞いてしまう。
「お互いから見た今」をきちんと共有できるので、「じゃあどうしようか」が
フラットに話せるのかもしれません。

いつだって最前線にいる。

13年モノサスにいるかみちゃんの歴史は、
そのままモノサスの歴史の、ある一面を表してもいます。

数年前までモノサスにはシステムヘルプデスクをするコールセンターが
ありましたが、かみちゃんはその立ち上げメンバーでもありました。

また、いまやモノサスの中核事業のひとつであるコーディングファクトリーでは、
2代目工場長(という名前だったっけ・・・)として、制作の責任者を
つとめていた時期も。
しかもかみちゃん、当初は HTML はズブの素人でしたが、わずか3ヶ月で覚えました。

その後も、13,000ページの巨大案件をやっていた時は制作のリーダーをやっていたし、
はじめて中国の企業の Web サイトを制作をした時もディレクターをしていたし、
いま彼女が携わっているプロジェクトでもいつのまにかプロジェクトリーダーとして
クライアント先に常駐しています。


社内MVP受賞時

モノサスが進化または変化をする時、彼女は常に最前線にいて、
道を切り拓いてきたひとりです。

切り拓くというと、ちょっと激しそうだけれど、
そこは客観的で分析担当のかみちゃん。
先頭集団にはたしかにいるんだけれど、
その集団の先頭に立つわけではない。

でも、後ろで作戦立てている参謀というわけでもなく、
かみちゃんはいつだって必ず現場にいる。

誰よりも大局が見えていながらも常に現場に身を置き、
現場の誰よりもリーダーと近い立場にいながらも
決してリーダーにおもねるようなこともしない。

いつだってどうすれば全体がうまくいくかを分析し、
リーダーに適切な現場の情報を流しながら、
自分は最前線で戦っている。

なんでいつもそんなに最前線にいるのかは、
こないだ飲んだ時は聞きそびれてしまったけれど、
いつかちゃんと聞いてみたい気もします。

かみちゃん、という存在。

実はこの原稿、書くのにものすごく時間がかかりました。
長短あわせて、年に50本くらい原稿を書くので、
うまいか、へたかは置いておいて、書くこと自体は苦手ではないはずなのに
これまでにないくらいの難産でした。

なんでこんなに書けないんだろう・・・と悩んでいるうちに、
「実はこの難産具合が、私とかみちゃんの関係性を表すものなのかもしれない」と
最後の最後に思い至りました。

なぜなら、私とかみちゃんの関係性を言い表す言葉が思い当たらないのです。

社長と従業員。
先輩と後輩。
上司と部下。
友達。
飲み仲間・・・。

いろいろ並べてみても、結局どれも、全くもってピンとこない。

かみちゃんとの関係性を他者へ説明する言葉が思い浮かばなかったのです。
私にとって、かみちゃんは、かみちゃん。

そして、この感覚を持つのは、もしかしたら私だけではないかもしれません。
かみちゃんの人との関係性の作りかたは、いつだって個別。

「私、先輩だから」
「私、上司だから」
「私、後輩だから」
「私、友達だから」
といったラベルを貼らずに、
いろんな人とそれぞれに向き合い、
個別に関係を作っていく。

だからきっと、関係性のできていない人と
いきなり話すのが苦手なんだと思います。

みんなにとって、かみちゃんは、かみちゃん。
けれども、その「かみちゃん像」は人それぞれ。

私にとってのかみちゃん像は・・・
やっぱり言葉にできないけれど、
人として心から信頼している、ということは
これまでも、これからも、きっと変わらないと思います。

この投稿を書いた人

林 隆宏

林 隆宏(はやし たかひろ)代表取締役

モノサスの代表。基本的に出張や打ち合わせで出ていることが多く、家庭からも会社からも「いない人」扱いをされているが、寂しがりで有名。料理をこよなく愛し、特に肉を焼くことに対して異常にモチベーションが高い。

林 隆宏が書いた他の記事を見る