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Sep,2016
松原 恵
投稿者:松原 恵
(ディレクター)

2016年09月08日

CFコーダー全員参加!月に一度の「コーダーミーティング」

コーダーのあーだこーだ

松原 恵
投稿者:松原 恵(ディレクター)

こんにちは。コーディングファクトリー(以下CF)の松原です。

CFのコーダーは、ディレクションからコーディング、JSやCMSの実装まで全て一人で行うため、基本は一人一案件。同じチームで隣の席で働いていても、ほとんどのメンバーが一人黙々と作業をしています。

毎日の夕礼で、それぞれの案件の進捗を確認したり、コーディングで行き詰まったときは、チャットワークのコーダー用グループで質問しあったりしていますが、「最近こんな新しい発見があった」とか、「今こんなことに興味を持っています」というような話をコーダー同士でする機会は、意外となかったりします。

そんな状況を改善し、チーム内の技術力を上げようと、2014年の9月からはじまったのが、月に一度の「コーダーミーティング」。
CFのコーダーが全員集合して、最新技術や使えるツールなど、Web制作にまつわることなら何でもあり、コーダーがまさに「あーだこーだ」語りあう、貴重な情報共有の場。会議というよりは、ちょっとしたイベント感覚です。
 

「コーダーミーティング」とは


ある日のコーダーミーティング

コーダーミーティングについて、どう思っているか?コーダーたちに聞いてみました。

新人コーダーAさん
「3分トピック」では、普段なんとなく疑問に思っていることを相談しています。一度にたくさんの先輩の意見が聞けるので、とてもよい機会だと思いますし、皆の前で話すことがディレクションの練習にもなって一石二鳥です。

シニアコーダーBさん
僕はいつも「最近見つけたイケてる技術」をライトニングトーク形式で発表しています。
スライドの準備をすることによってより知識が深まりますし、何よりも皆が感心してくれると、自信につながりますね。

コーダーCさん
発表はあまり得意ではないのですが、みんなの話を聞いているだけでとてもに勉強になります。
2時間って最初はちょっと長いなと思ったんですが、時間が過ぎるのがあっという間です。

前向きな意見が多いようで、なによりですね!
それではここから、具体的にどんなことを話し合っているのか、ある日のアジェンダに沿ってご紹介したいと思います。
 

その1 連絡事項

まずは連絡事項から。
コーダー全員で共有すべきあれこれが、主にチームリーダー・児嶋より伝えられます。
児嶋だけではなく、例えば、先日は品質管理部(前チェックチーム)よりリーダー村上がゲスト参加。
新しいチェックフローについての説明がありました。
コーダー全員と面と向かって話ができる貴重な場でもあるので、みんなに直接伝えたい大切なことも、コーダーミーティングで話します。
 

その2 技術共有

「Coding Methodology」執筆担当者が、次号執筆予定の草案を発表します。

そもそも「Coding Methodology」って何?という話なのですが、CFでは毎月、郵送でニュースレターをお送りしています。そのニュースレターの中にあるひとつのコーナーが「Coding Methodology」。
CFのコーダーが持ち回りで執筆を担当し、速さと、技術と、正確さのメソッドを紹介しています。


毎月発行しているニュースレター「CF NEWS」

この日までに、執筆担当者は紹介したいネタを選定。その内容を発表すると、他のコーダーからは「こうしたらもっといい記事になるんじゃないか」という意見が次々に挙がります。
その意見を受け、担当者は記事の内容を紙面向けにまとめます。
自分で図を作ったり、文字の色や大きさを工夫したり。ここは表にするか?それとも箇条書きリスト?
約半月の間、うんうんと悩み、内容をブラッシュアップしたものを、ニュースレターに掲載しています。

ちなみに、バックナンバーはCFのサイトにも掲載されています。
「前職で技術情報を調べるときによく見ていたのがメソドロジーでした。」という現CFコーダーもいます。
興味がある方はこちらから。
 

その3 3分トピックス

ここからが本番!といっても過言ではない、全員参加の「3分トピックス」。
持ち時間の3分以内で発表するのは、誰も知らないあっと驚くような話題から、こんなJS実装したぜ!という自慢、みんな一度は経験するような新人さんのお悩み相談まで。内容は様々です。

例えば、EJSの実案件での使用例やHTML5についてのTips、そのほかWEBの最新技術について、スライドや図を用いてわかりやすく紹介してくれるコーダーがいたり。かと思えば「お昼ごはん食べると眠くなっちゃって…いい眠気覚ましはないでしょうか?」などと、あっけらかんと質問して皆を笑わせる人もいます(本人は真剣です)。

普段は自分たちの案件に忙しいコーダーにとって、ここは貴重な自己主張の場。
無口な人も、技術のこととなると途端に饒舌となり、話が止まりません。
時間を区切らないと延々と続いてしまうので、3分のアラームをセットし、各自のトピックスを発表。が、しかし、アラームが鳴っても話をやめない強者が続出。最終的にリーダーに怒られる始末。
みなさん、工数計算はしっかりと、納期にきっちり納めましょうね。


スマホで3分間計測中。
 

毎月一度の大切な交流の場

「今こういう案件やっているんだけど、こないだの3分トピックスで話してたやり方で解決できたよ!」
「メソドロジーの内容だけど、こういう場合は正しく結果が出るかな?」
「それ、今度のコーダーミーティングでみんなに発表しちゃいなよ。きっとウケるよ」
コーダーミーティングの前後、そんな声がちらほらとコーダーの間から聞こえます。
あーだこーだ話し合うことによって、チーム間にほんのりした連携が生まれ、つかず離れずのいい関係が築けている、ような気もしています。
皆、また黙々と作業に戻るので、定かではありませんが、きっとそうでしょう。

最近は人数も増え、1日の稼働の4分の1を費やしてしまいますが、ちょっとスケジュールがきつくなっても、その価値は十分にあるのではないでしょうか?

今回は毎月一度のコーダーミーティングについてご紹介しました。
次回もよろしくお願いします。

この投稿を書いた人

松原 恵

松原 恵(まつばら めぐみ)ディレクター

コーディングファクトリー部ディレクター。毎月行われているモノサスの読書会には初回から参加、技術本以外の本を読むよいきっかけになっています。最近はまっているのは日本酒としゃべる猫のものまね。

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