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Nov,2016
上村
投稿者:上村

2016年11月28日

あのねこは、いま
〜歴代「会社ねこ・第2世代」とその後〜

TOPICS

上村
投稿者:上村

一部のねこフリークに大変好評をいただきました、前回のものさす会社ねこ紹介。
10匹ものねこたちが、毎日朝晩エサと新鮮な水を与えられ、冬には寒さをしのげるハウスまで供給されてぬくぬくと暮らしておりました。そんな天国のような待遇が代々木近辺の野良ねこ界で噂になったのか、次々と新しいねこたちが訪れ、さらには家族まで連れてくるしまつ。

そして今回、帰ってきました続・会社ねこ紹介。第1世代のその後もご紹介しておりますので、ぜひ前回の記事と併せてお読みください。
「ものさす会社ねこ、どこまで増えるの!?」
 

会社ねこ 第2世代

11匹目.みつまめ(メス)
名前の由来:みたらしの子どもなので、和菓子シリーズ。

みたらしとマサムネの子ども。母の血を色濃くついだサビ柄。写真では分からないが、母に似てしっかり目つきも悪い。
子猫の頃からモノサスに通い始めたので人間に興味津々で、好奇心も旺盛。猫用おもちゃを取り出すと、どんなに遠くにいても音を聞きつけて駆け寄ってくるほど。あまりに人との距離感が近いので、これは撫でられるのでは....と思って手を伸ばすと、高速の猫パンチを繰り出してくるデレツン。
 

12匹目.もなか(オス)
名前の由来:みたらしの子どもなので、和菓子シリーズ。

みたらしとマサムネの子どもでみつまめの兄か弟。あご下のちょろっとした毛が特徴的。
みつまめと違い、警戒心が強めなので人間に近寄ることはないが、エサを食べに毎日のように通っていた。人間を怖がりつつもやはりおもちゃが大好きで、2匹でコロコロ転がりながら遊んでいた。ある程度大人になってきた頃、実父であるマサムネによって強制的に追い出されてしまった。
 

13匹目.もずく
名前の由来:ちょうど宮古島から帰ってきたタイミングだったので。

みたらしと(たぶん)もちきんちゃくの子どもで、むかごと兄弟。
2匹同時に現れ、最初に警戒心を解いてエサに食いついたのはもずく。子猫らしいくりっとした目と、あどけない仕草に惚れ込んだモノサススタッフが血みどろの捕獲撃の末に保護し、飼い猫に。しかし年を重ねるほとに、マサムネやもちきんちゃくを凌駕するビックサイズな猫へと成長し、子猫の頃のかわいさを捨てて新たなジャンルへと進化を遂げた。
 

14匹目.むかご
名前の由来:『Mのジンクス』(前回記事、09.もちきんちゃくの項を参照)にあやかって、無理やり命名。

もずくの兄弟。むかごのほうが、こころもち目がきりっとしている。
好奇心旺盛なもずくとは違い、むかごは私たちの巧みな猫じゃらしテクにも一切なびかず、ご飯だけを食べてさっさと帰ってしまうつれないやつ。言うなれば、もずくはアイドル系、むかごはインテリ系。
相棒のもずくがモノサススタッフに連れ去られた後、傷心のむかごはいつの間にか姿を見せなくなってしまった。
 

15匹目.めかぶ
名前の由来:もずくときたらめかぶだな、という直感。

結膜炎のせいでめやにまみれで現れて、めかぶと名前をつけたにもかかわらず「めやに・めやに」と呼ばれてしまうかわいそうな子。さすがに目薬をさせるほどなついてはくれないので、体力つけるべしと1缶270円の高級缶詰を与え続けた結果、徐々に良くなってゆき、美猫へと生まれ変わった。
その後は何ヶ月も姿を見せなくなり心配していたが、11月になってまた現れるように。しかしせっかく治った結膜炎が、冬の寒さで復活...。また高級缶詰を買わなくては。

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このままだとねこ屋敷のようになるのでは...と危惧する増えっぷりでしたが、近所のボランティアさんによる野良ねこのTNR活動のおかげで増加はストップ。また、縄張り争いによる移住やスタッフ飼い猫への昇格(?)により、現在会社に定住しているねこは2〜3匹まで落ち着きました。
※TNRとは ― 捕まえて(Trap),不妊・去勢手術をした後(Neuter)、元いた場所に帰す(Return)。
野良ねこのむやみな繁殖を抑えることにより、地域住民とのトラブルを防ぎ、地域ねことして受け入れることで殺処分数を減らす活動。

その中でも、スタッフの家にもらわれていったかつての会社ねこたちは、今どうしているのでしょう。
今回は、紆余曲折ありながらも現在は幸せに満ち満ちて暮らしている彼らの様子もオマケでご紹介します。
 

会社ねこ のいま

02匹目.みけこ のその後

血尿騒動によりまんまと飼い猫の座に収まるも、スタッフ家の先住猫との折り合いが悪くいじめられ続けた結果、別のスタッフの家へともらわれてゆく。前の飼い主を想って涙する...こともなく、あっさり新・飼い主に馴染み、飼い猫として満ち足りた日々を送っていた。

ところが昨年、原因不明の重い貧血症状を発症。食事を受け付けずみるみる痩せていき、一時は余命宣告までされるも、新・飼い主の愛情深い看病と、動物病院の必死の検査により、奇跡的に『猫ヘモバルトネラ症』という声に出して読みたくなるような病名が判明。今では適切な治療によって寛解し、元のようなふくふくとした元気な三毛猫に戻ることができた。ドラマティック!!


 

13匹目.もずく のその後

アイドル顔負けのかわいい顔立ちで、この子は将来絶対美人になるねと言う前評判を見事にふっ飛ばし、2年たった今では驚くほどのビッグサイズ猫へと成長。
飼い猫になった当初は全く人に慣れず、1ヶ月もの間トイレで籠城生活を続けたが、先輩風を吹かせた先住猫が手とり足とり世話を焼き、無事に引きこもりから脱して飼い猫デビューを果たした。

しかしその結果、もずくが先住猫(オス)に惚れ込みまくり、どこへ行っても四六時中ストーキングする禁断の愛が生まれることに。今でも体重5kgを超えたでかいオス同士が、人間やメス猫などに目もくれず、イチャイチャイチャイチャしている日々。

この投稿を書いた人

上村

上村(かみむら)

都会に馴染めない東京生まれ東京育ち。ガンダムとハシビロコウとイカが大好物。特技は金勘定、趣味はねこの健康管理。

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