Thu.
16
Mar,2017
眞鍋 太一
投稿者:眞鍋 太一
(代表 )

2017年03月16日

食堂「かま屋」「かまパン&ストア」がグランドオープンしました。
フードハブ・プロジェクトのWebサイトもできました。

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眞鍋 太一
投稿者:眞鍋 太一(代表 )

プロデュース部 部長、 Food Hub Project 支配人の真鍋です。
昨年10月の記事以来、ものさすサイトでは少しご無沙汰していましたが、フードハブ・プロジェクトでは、今年に入っていろいろな活動が目まぐるしく動いています。

フードハブで運営する「つなぐ農園」の取り組み、食堂のメニュー開発や加工品の試作、ストアで販売するアイテムの選定、オリジナルグッズの企画制作、地域での食育活動、食堂とストアの町内テストオープン…などなど、活動が本格的にスタートしています。

神山町内限定でプレオープンしていた2つのお店、「かま屋」(食堂)と「かまパン&ストア」(パン・食品)が3月3日にグランドオープン。おかげさまで連日、多くのお客様で賑わっています。そして、いよいよフードハブ・プロジェクトのWebサイトも公開し、ようやくみなさんに、私たちの活動を日々、お伝えすることが出来るようになりました。
そこで今回は、フードハブ・プロジェクトのWebサイトと私たちのお店について、簡単にご紹介したいと思います。
 


フードハブ・プロジェクトのWebサイト(http://foodhub.co.jp/


いつもの「いただきます」を大切に

まずは、公開したばかりのフードハブ・プロジェクトのWebサイトをご紹介します。
このサイトでは、「地産地食 - Farm Local, Eat Local. - 」を軸としたフードハブ・プロジェクトのさまざまな活動の様子を伝えていきたいと思っています。

「地産地食」
その土地の自然と農、農と地域の人、地域の人たちと日々の食べるモノゴトが、
食文化として四季を通じて循環し、次の世代に受け継がれていくこと。

私たちの活動の拠点は、神山が中心となりますが、この「地産地食」という考え方はどこでも通用する考え方だと思っています。町内の方はもちろん、近隣から神山を訪れてくれる方、遠方から私たちの活動や思想に共感してくれる方など、それぞれの方が、それぞれの「地産地食」をサイトからも感じてもらえるきっかけになればと思っています。

Webサイトのタイトルは「毎日いただきます」。
特別な「いただきます」ではなく、いつもの「いただきます」を大切にしよう。
そんな思いをこめています。

具体的には、「育てる」「つくる」「食べる」「つなぐ」という4つの切り口でフードハブの思想や取り組みをお伝えするとともに、日々活動の様子が見えるコンテンツも更新していきます。

  • 今日のごちそう…日々のメンバーたちの様子を写真とともに
  • 今日の献立…食堂「かま屋」お昼ごはんのメニューをお知らせ
  • 活動の日誌…ちょっとしたニュースから、インタビューなどの読み物まで
  • イベント…料理教室、ものづくり、農体験などのイベント情報
     

また、食堂の「かま屋」で提供するメニューの産食率(地域で育てたものを、地域でどれだけ食べているのかという割合)や、神山の地形を利用した農業の実証実験「石がけハウス」の状況なども公開していきます。

あれも伝えたい、これも伝えたい、と欲張りすぎて(笑)盛りだくさんのサイトになってしまいましたが、一方的に発信する/受け取る、というよりは、読んでくれる方といっしょに「そうだよね」と感じ合っていけるような…学級新聞のような楽しさを大切に、正直な私たちの今をお伝えしていきたいと思っています。


ついにグランドオープン!(T_T)
「かま屋」「かまパン&ストア」でお待ちしてます。


先日行われた、グランドオープンレセプション時のテープカットならぬ「縄カット」の様子。町内外から多くのゲストにお越しいただいて、無事お披露目が終わりました。

続いて、私たちの活動の拠点となる2つのお店を紹介します。
年明けからの神山町内限定でのテストオープンを経て、3月3日に無事グランドオープンしました(この一年短くて、長くて、色々あった…)。

お店がある場所は神山の神領というエリア。
地元では神山の銀座wと言われる寄居からすぐ、国道438号線に面した場所です。同じ敷地のなかに、「かま屋」(食堂)と「かまパン&ストア」(パン&食品)があり中央には芝生の広場があります。

「かま屋」とは、神山で昔から使われていた「竈屋(かまや)」から来ています。

昔は自宅の土間に薪でご飯を炊く竈があって、その土間を「かまや」と呼び、近所の人が気軽に立ちよって、お茶を呑みながら世間話しをしていたそうです。そんな地域の台所のような場所を目指して、「かま屋」と「かまパン&ストア」は誕生しました。


「かま屋」(食堂)

木の香りにつつまれた食堂の中心にあるのは、大きな3つの竈(かまど)。
この竈で炊かれるお米は、フードハブの農園で昨年育てたもの。毎日食べても飽きない美味しさです。地域の食材をふんだんに使ったおかずと一緒にご提供します。

食堂で使用する木のトレイや割り箸は、神山の杉材で作ったオリジナル。割り箸は使い捨てしないように、かまどの薪として再利用します。
朝・昼・晩、それぞれのスタイルで、毎日来ても楽しめるような食堂を目指しています。

  • 朝食:セルフ形式でのパンとコーヒーのモーニング
  • 昼食:神山で育った季節の食材を使用した、おばんざい型式のワンプレートランチ
  • 夕食:おばんざい型式の居酒屋&定食スタイルの食堂
     

「かまパン&ストア」(パン・食品)

食堂に隣接する「かまパン&ストア」は、パンと食品を販売するお店です。
「かまパン」で販売するのは、自家培養発酵種をつかった食パンやサドイッチ、焼き菓子など。毎朝焼き立てのパンをお届けします。
「ストア」では、地域で有機や特別栽培で育てられた野菜をはじめ、味噌・醤油、実際に食堂でも使用している調味料などを販売。徳島県内から四国まで、それぞれの地域で手間ひまかけて丁寧に作られたものを選んでいます。その他にも、プロの料理人の目線で選んだ調理道具など、毎日の食卓が楽しくなるアイテムを取り揃えています。

  • 自家培養発酵種で毎日焼く、食パンや焼き菓子の販売
  • 神山の方々とつくるオリジナルの加工品の販売
  • 食堂で毎日使っている調味料や地域で作られた加工品の販売
     

まだまだ始まったばかりのフードハブ・プロジェクトですが、
これから私たちの活動がどんな風に進んでいくのか、また改めてお伝えします。
お店は、目の前が山と川のロケーションで、これからが最高の季節。
皆さん、ぜひ神山へお越しください。お待ちしております!
フードハブ・プロジェクトのWebサイト

この投稿を書いた人

眞鍋 太一

眞鍋 太一(まなべ たいち)代表

Monosus Inc. 代表/Food Hub Project Inc. 共同代表 支配人/Nomadic Kitchen 支配人。愛媛県出身。2014年3月より妻子と共に徳島県神山町に移住。社会とつながり「暮らすように働く」ことを企業の価値づくりに役立てるべく家族と友人を実験台に検証中。2016年4月より中山間地域の農業を次世代につなぐFood Hub Project Inc.を、神山町役場、神山 つなぐ公社、モノサスと共同で立ち上げ、支配人を務める。レストラン The Blind Donkey を運営するRichSoil&Co.の役員も兼任。

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