Wed.
28
Mar,2018
大村 陽子
投稿者:大村 陽子
(ものさす編集長)

2018年03月28日

周防大島サテライトオフィス、正式オープンしました!

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大村 陽子
投稿者:大村 陽子(ものさす編集長)

こんにちは。ものさす編集部の大村です。

去る3月6日、モノサスにとって5つ目の拠点となる周防大島サテライトオフィスが、山口県周防大島町地家室(じかむろ)に、正式にオープンしました!

オフィスの本格的なスタートとなるこの日、山口県内や周防大島町内、オフィス近隣の方、副社長の永井が日頃からお世話になっている方など、約60人にお集まりいただき、開所式と披露宴を行いました。

開所式にあたり、私も含めて5人の代々木オフィスメンバーが式のお手伝いも兼ねて大島入り。
自然豊かな島をめぐったり、新しいオフィスの使いごこちを確かめたりしました。

今回は開所式当日の様子や、島の様子も少しご紹介したいと思います。
 

周防大島オフィスはこんなところにあります

まずは、周防大島について改めて、簡単にご紹介します。
周防大島は山口県の東南部に位置し、淡路島、小豆島に次ぐ瀬戸内海で 3 番目に大きな島。約1万7千人が暮らしています。
島の形は金魚の形に少し似ています。

サテライトオフィスのある「地家室(じかむろ)」は、ちょうど金魚の尻尾の下の部分に位置する、白木半島にあります。

周防大島は農業と漁業、観光業がさかんです。四季を通じて気候が平均15度と温暖なことを生かし、農業では主にみかん栽培が行われていて、島の至るところにみかんの木が植えられています。島を囲む海は透き通って美しく、年間を通じて、タイやメバル、太刀魚、タコなどが捕れます。港には、美味しい魚を日々食べているであろう、なかなか目つきのするどい猫たちも。


島内にある片添ヶ浜。瀬戸内海はとてもおだやかです

また、これまで島から移民を送り出して来たという縁でハワイのカウアイ島と姉妹島縁組を結んでいて、夏になるとアロハシャツの着用がすすめられたり、観光施設で毎週末にフラダンスが披露されたりと「瀬戸内のハワイ」という異名も持っています。週末には釣りや温泉施設、海を見渡せるカフェに県内や広島など近隣から観光客がやってきます。

高齢化と人口減少の問題はありますが、UターンやIターンで移住してくる人、ビジネスをはじめる人など、新しい動きもある島なのです。
 

周防大島サテライトオフィス開所式

それでは、モノサス周防大島サテライトオフィス、開所式当日の様子をお伝えします!

式の会場は、オフィス前のスペース。
オフィスは徒歩約30秒の場所に海岸があります。この日は前日の雨がすっかり止んで快晴。あたたかい日差しと、時折海からの風が吹く日でした。


オフィスからすぐの海岸。海から吹く風は少しひんやりしています

代々木からのメンバーは、お手伝いしていただいた周防大島役場の方や永井の親戚、お友達と朝からお客様をお迎える準備をすすめます。

オフィスプレートの除幕セレモニー用の紐結びに悪戦苦闘しながら、ようやく完成!

自治会からお借りした演台や椅子、そして、東京と神山、タイのメンバーがハングアウト(テレビ電話)で式の様子が見えるモニターも設置しました。

全員、こんな式ははじめて。どんな方が来られるのかドキドキしながらも、お客様を笑顔でお出迎えです。

式の時間もせまり、続々と、おこしいただきます。

式の前に、オフィスの見学もしていただきました。

お客様も揃い、いよいよ式がスタート。
はじめに代表の林より、ごあいさつです。

まずは、オフィス完成に尽力していただいた関係者の方と、ご近所の方に感謝を伝え、今回のオフィス完成についての想いをお伝えしました。

モノサスは、単純に拠点を増やしたいというよりも「選択肢」が増えることが重要と考えています。Web 業界の大半の企業が東京にあるという状況で、この仕事をつづけるために、暮らす場所が東京のみ、という選択肢だけでいいのか。自分自身にとっても、長いスパンで働いてほしいメンバーにとってもそれがよいことなのかと考え、少しづつ拠点を増やしてきました。
選択肢をつくることで、興味のあるメンバーからだんだんと新しい拠点に寄っていく。そんな風にゆっくりと関わりを深め、末長くみなさんとこの場所で仕事をさせていただけたらと思います。

代々木のメンバーも画面越し(右側の画面)にごあいさつ。


右は代々木メンバー。左の画面二つは、徳島県の神山サテライトオフィス、タイのモノサスタイランドにつながっています。

その後、周防大島町長 椎木巧様、山口県知事 村岡嗣政様代理の山口県柳生県民局長 吉岡達也様からオフィスを歓迎、激励していただく御祝辞をいただきました。


歓迎と激励の御祝辞をいただいた、(左)周防大島町長 椎木巧様と(右)山口県知事 村岡嗣政様代理の山口県柳生県民局長 吉岡達也様

そして、神山サテライトオフィスのある神山の杉で作った「モノサス」のオフィスプレートの除幕セレモニーです。

無事に除幕!これにて、新しいオフィスが正式にスタートしました!
最後は式に参加していただいた皆さんと記念撮影です。


左から地家室自治会長 松井秀文様、柵山、永井、林、県知事代理の山口県柳生県民局長 吉岡達也様、周防大島町長椎木巧様、周防大島町議会議長の荒川政義様、周防大島町コミュニティ協議会議長新山玄雄様。後方は永井の親戚の川田さんと高田さん

式のあとは、新聞やケーブルテレビなど、たくさんのメディアの取材を受けました。

こんなに注目していただいているとは…。この日の夕方の放送や、翌日の新聞で式の様子を紹介していただきました。
 

地元の方にも集まっていただき、にぎやかにお祝い

式後は、近くの地家室公民館に場所を移して披露宴です。
(披露宴という言葉が結婚式以外でも使われるのは新鮮です!)

披露宴では、サテライトオフィス近くにお住まいの地家室の皆さんにもたくさんお集まりいただきました。椎木周防大島町長に「モノサスさんのような事業体が今後大島に増えていくと大島も大きく変わっていくのではと期待しています。周防大島でのオフィスの開設が、モノサスさんの大きな発展につながりますことをお祈りいたします」とお祝いのごあいさつをいただきました。その後、周防大島町町議会議長の荒川政義様の乾杯の発声でスタート!


乾杯!

それぞれの席でにぎやかに歓談がはじまりました。
代々木からのメンバーも、地元の方とお話しました。

熱く語りあう姿も。

副社長の永井が移住する前からお世話になっているお二人にも御祝辞をいただきました。


(左)地家室自治会会長の松井秀文さんと、永井が移住するきっかけとなったツアーを開催されている(右)周防大島定住促進協議会のいずたにかつとしさんより御祝辞をいただきました

この日のお祝いのお料理には、地元で獲れた新鮮なお刺身と、鯛のお吸い物をいただきました。周防大島のお魚は新鮮で本当に美味しいのです…。

お土産には、紅白のお餅と、「ものさすメイト」を用意。

ものさすメイトは、徳島県神山町でモノサスが携わる農業法人 フードハブ・プロジェクトのパン屋、かまパンで販売する米粉と米ぬかで作るお菓子「カミヤマメイト」を特別に「ものさすメイト」として作ってもらったもの。パン職人が、昨年モノサスメンバーが神山で作ったものさす米から作ってくれたのです。さくら味とプレーンの紅白の色がおめでたいです!

最後に、ふたたび、林より皆さまへ一言。

「今日からはお客様では一切なく、何か失礼なことがありましたら、近所の小僧がいたずらしたみたいに叱っていただき、急がずゆっくり、地域に馴染んでいきたいです」と改めてあいさつさせていただきました。

最後は、白木半島地区コミュニティ協議会会長 新山玄雄様の万歳三唱で締めくくり。


万歳三唱!

お越しいただいた皆さま、本当にどうもありがとうございました!

短い周防大島の滞在でしたが、約一年前に永井が移住して、モノサスがここまで地元に受け入れられ、溶け込んでいるということが、私にとっては大きな驚きでした。
サテライトオフィスが完成したことで、開所式と披露宴を行う。
これまでのモノサスにとっては、ちょっと意外なことだったかもしれません。
周防大島の島内と地元、地家室のみなさんと顔をあわせてお話する時間をもてたことは、みなさんに受け入れていただいた記念の日としてふりかえる、大切な1日になったのだと思います。

最後に、忘れてはいけないのが、この日お手伝いいただいたみなさま。永井が引っ越してきてから、交流を深めてきた方たちに、朝から夕方まで準備から片付け、司会と大変お世話になりました。


永井の親戚にあたる方や、最近大島に移住してきたという飲み友達のお2人。そして、開所式から披露宴の司会を務めてくださった西村さんは、すべてが終わって、やっとほっとした表情

改めて、ありがとうございました!

そして、周防大島サテライトオフィスを今後ともどうぞよろしくお願いいたします!


お祝にいただいたお花。ありがとうございました!


番外編:代々木メンバーのはじめての周防大島

自然豊かな周防大島。今回はじめて代々木メンバーが訪れた様子を写真で少しご紹介します!

大島到着。周防大島のダイアモンドヘッド!?透明な海と南国のような景色をしばし眺めます。

島で育てた果物をメインにジャム作りを行う「瀬戸内ジャムズガーデン」さんを訪問。海を眺めながら、フレッシュなフルーツがふんだんに使われた飲み物やアイスをいただきました。

この日の夜は、竜崎温泉へ。温泉に行く途中でみかけた夕日はとても美しかったです。(写真ではうまく伝わりませんが…)

温泉のあとは、島名物の「みかん鍋」をいただきました!
魚介がふんだんなお鍋に皮付きのみかんが浮かぶ不思議なお鍋。

外では、美味しいものを狙う猫たちが目を光らせていました!(残念ながら、猫の餌やりは禁止)

今回、宿泊させていただいたのは、オフィス近くにある島、沖家室(おきかむろ)にある漁家民宿 洸洋庄さん。1日1組限定の漁師さんが営む民宿です。

目の前は漁港です。

こちらのお宿で、なにより驚いたのは、晩御飯をお願いした日にでてきた、びっくりするほどの刺身盛り!

全部がその日に獲ったお魚ばかり。
「これが生わかめでメバル、ヤズ、ウマズラハギ…。ヤズは、ハマチ、ブリに成長する出世魚なんですよ」と説明していただきました。

あまりのボリュームに圧倒されながら、新鮮なお魚を満喫。食べきれないものは漬けにしもらい、翌朝の朝ごはんに。至れり尽くせりな時間を過ごしました。

はじめてサテライトオフィスに訪れた様子もお伝えします!

はいってすぐ。玄関スペースは、広々としています。
永井自身が塗った(!)という壁は漆喰です。スペースにより、薄いピンクやブルーに塗りわけられていました。

築150年近い建物を改装したため、りっぱな梁などは残しつつも、和と洋がうまく組み合わされたとても落ち着く空間です。

キッチン奥のドアの外には、これから畑ができる予定なのだそう。キッチンガーデンつきオフィスです!

永井のお祖父さんが貼ったという、縁側の無垢材の床はそのまま塗り直して活用されています。

畳スペースと2階へつづく階段

畳スペースの真ん中を開くと囲炉裏になるんですよー!と教えてくれる永井。

「すっごく快適!」という声が思わず飛びでる、ネット環境です。

島の自然に触れながら、周防大島でするサテライトワークはすごくリフレッシュになりそう。そんな思いで帰った代々木メンバーでした。新しい拠点にモノサスメンバーがどう関わっていくのか、今後が楽しみです!

この投稿を書いた人

大村 陽子

大村 陽子(おおむら ようこ)ものさす編集長

広島出身。東京とモノサス二年目です。旅をした場所で人の「暮らし」が見えるとうれしくなります。東京を旅気分でいろいろと探検したいと思っています。おすすめの場所があれば教えてください!

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