Thu.
25
Aug,2016
児嶋 いずみ
投稿者:児嶋 いずみ
(Webディレクター/コーダー)

2016年08月25日

今月のMVPは「とっちらかっている」×「素直にやってみる」の積分形、田中夏海。

今月のMVP

児嶋 いずみ
投稿者:児嶋 いずみ(Webディレクター/コーダー)

こんにちは。CFの徳光こと児嶋です。
今月のMVP受賞者は、コーディングファクトリー部(以下、CF部)の田中夏海です。

現在入社3年目。CF部の中で唯一、名刺の肩書にディレクターという名前がついているスタッフです。もちろんコーダーでもあるので、基本的には自分で手をうごかして制作をします。が、大規模案件やディレクターが立つ必要のある複雑な案件の場合、コーディングディレクターとして、お客様と制作部隊の間に立ってプロジェクトをすすめていく役割を担います。


定例会にて、MVPの推薦コメントを読み上げています。田中のリアクションの大きさに注目。
 

MVPの推薦ポイントは、
“やりきる気概”と“工夫”と“行動力”

昨年春頃から今年の7月までの間に、4本(中大規模システム系/大規模/超大規模/大規模CMS系)のディレクション案件を担当してもらったのですが、どんなに難しい案件でも、投げ出さず工夫して、各所にトントン行脚(調整すること)し、時には大阪まで長期遠征に。とにかく案件すべてを着地させた、という「最後までやり切る気概」をまず評価しました。
また、「案件をよりよい形で進めていくためにはどうしたらいいか?」、問題・課題の抽出と解決方法を日々日々考え、積極的に提案・遂行する、その思考の柔軟性と行動力も評価したポイントです。
それらが実を結び、今年の上半期でコーディングファクトリー部の中で一番の売り上げを叩き出し、きちんと結果をだした、という点が決定打です。

ここまで読んでみた限りだと、なんだか「スゴくできる人」な雰囲気が醸し出されてしまっていますが、どっこい、田中はすごく不器用で、基本的にはとっちらかっている子です。
上げておいて、いま凄い勢いで落としてますね(汗;)
彼女の人柄や佇まいやある意味で武勇伝は、メンバー紹介のページや、コーダーのあーだこーだのページをご覧いただくと、あーなるほど、と思っていただけるのではないかと思いますので、ぜひ上記記事を読んでから、ここに戻ってきてください。


いろんな意味でとっちらかっている机(笑)
STAR WARSとキティと村上隆が共存している。

 

「素直にやってみる」ことができる
ポテンシャルのスゴさ

ではなぜ不器用でとっちらかっている田中が、大規模案件を回せるようになったのでしょうか?
ごく私的な推測ですが、たぶん、「素直にやってみる」気質があるからなのではないかと。
アドバイスをうけたら「素直にやってみる」、未知のことでもわからないことでも「とりあえずやってみる」が、呼吸をするようにスっとできる、というのが彼女の特筆すべきスゴさで、そしてそれが、何につけてもよい効果を生んで、ぐんぐん成長に繋がっている気がします。
「素直」ってすごくポテンシャルとしてパワフルというか、大人になってもなお無邪気に恐れずこだわらず、「素直にやってみる」が自然にできる(やり続けられる)って、その効果を目の当たりにすると、本当にスゴいことなんだなぁと思いました。
 

行動パターンに隠されたスゴさ

私が観察した限りで見つけた田中の行動パターンは、

  1. まず「とりあえずやってみる」。
  2. だいたい、もれなく何かにつまずく。
  3. いたたたた、と思いつつ、何でつまずいたのか考える。
  4. 迷走しつつとっちらかりつつも、さらにうんと考えたり相談したりして、なんだかんだで原因と解決法を見つける。
  5. 目がキラキラする。
  6. そして、迷わずすぐに「やってみる。」
  7.  2 ~ 6 をくりかえしつつ、自身に最適なメソッドを身につけていく。
     

という感じなのですが、スっ転んでも怒られても無邪気にこれを繰り返すんですね。このイメージ、何かに似ていると思ったのですが、おてんばなチビっ子のかけっこでした(ばばぁ目線?)。どこでも走る、そしてスっ転ぶ(笑)、束の間泣く/なんか考えている、と思っていたらまた走り出す。
ついかまいたくなるような愛嬌をもっています。実際、チームいちのイジラれキャラでもあります。関西人らしく、なにかしら必ずレスポンス(身振り手振り大きめ&擬音多め)を返してくれるところがまたイイんですが、それはさておき。

彼女の行動パターンをよく見ると、PDCAサイクルというかKPT法というか、実は好循環スパイラルの王道なんですね。そりゃぁ成長もしますわな、と妙に納得してみました。
ただ、見落としてはならない重要なポイントとして、5 があるからこのサイクルがうまく回っているのではないかな、と。田中のキャラというか強みなのだと思うのですが、「発見することのうれしさ」が素直に次のアクションにつながっているのだと思います。その感受性の豊かさを、大事にしていきたいな、と思いました。


壁に貼られたメモ on メモ(5層)。とっちらかっているように見えるが、すべて成長の種。
貼る位置を変えたらどうなるんだろう?とたまに思う。やらないが。

 

CFの未来を担う人として

まだまだ荒削りで課題も本当にまだまだいっぱいですが、それはつまり、伸びしろもまだまだいっぱいということで、彼女のこれからの成長やCFの未来が本当に楽しみでなりません。
そして、彼女のキラキラした目が、新人さんからシニアまで老若男女問わず、「この姿勢や行動を見習えば、まだまだ伸びることができる」という指標?希望?を日々与え続けてくれることを期待しています。

かくいう私も彼女に刺激をうけている一人で、「まだまだやれるわぃ。」と疑いなく思わせてくれる彼女に日々感謝しています。
本当にどうもありがとう。そして、これからもどうぞよろしくね。

MVP受賞コメント

まずは、MVPに推薦してくださった児嶋さん、社会人経験の浅かった私をここまで育ててくださったモノサスの先輩方、こんな私でもギリギリ先輩扱いしてくれる後輩の皆さんに、心から感謝を伝えたいです。
皆さんが、いつどんな時も真摯に応えてくださったからこそ、ここまで来ることができました。

あと、
どんなことでも、叱られたり注意されたりすることはとてもありがたく、幸せなことだと思っています。何にも言われなくなったときこそ怖い!
そう考えて、真摯に受け止め続けた私のおかげでもあると思います。よくやった。

とはいえ、それでもまだまだ至らない点も多いです。社内の色んな当番はよく忘れてしまうし、机の周りは汚いし。MVP受賞の週末、ご褒美にと大好きなとんこつラーメンとビールとケーキを飲み食いして、土日を体調不良で潰してしまうし…。
もっともっと努力して、もっともっと今の自分にできないことができるように、昨日の自分に勝ち続けられるように、これからも精進してまいりますので、皆さま、なにとぞよろしくお願いいたします。

田中 夏海

 

この投稿を書いた人

児嶋 いずみ

児嶋 いずみ(こじま いずみ)Webディレクター/コーダー

2019年まで、コーディングファクトリー部にいました。2020年からは、Webマスターサポート(運用系)のお仕事をしています。 2017年前半でハロヲタを卒業し、以降、タカラヅカ沼にどっぷりはまっています。

児嶋 いずみが書いた他の記事を見る