私たちは、2012年からBtoB企業に特化してWebサイト運用に関する取材活動を始めました。当時はまだ企業のWeb活用の動向や運用について調査したデータがほとんどなく、私たち制作会社が自ら企業のWeb利用状況の実態を把握することで、よりよい提案や制作に活かせると考えたのです。
コツコツと足で稼ぐような取材活動を続け、これまでに取材した企業は600社を超えました。取材では、多くの担当者様が自社の製品やサービス、技術に誇りを持って熱っぽく語る姿を目の当たりにし、私たちはBtoBという仕事の奥深さや魅力を肌で実感したのでした。
こんな素敵な会社があったんだ、というワクワクする気持ちと裏腹に、その企業のWebサイトからは、そうした社員の熱意や魅力がまったく伝わってこないのです。これはとても勿体ないことだし、もっとWebサイトを通して伝えることができるはずだ、と感じました。
また、取材を続けて見えてきたのは、BtoB企業ではWebに対しての意識や体制がまだ十分に整っていないという実態でした。BtoB企業はBtoCとは異なり、広報やWeb専任の担当者を置くところは多くありません。企業によっては担当者の入れ替わりが激しく、Webサイトに関する知識や情報が社内にストックされにくいという現状もありました。
そのため、リニューアルが決まっても、担当者は「なにからはじめていいかわからない。」という状況に陥ってしまうことが多いのです。
私たちはこのような状況に置かれたWeb担当者と一緒に、多くのWebサイトリニューアルを行ってきました。BtoB企業のWebの実態を知っている私たちだからこそ、企業側の視点と、Webのプロとしての視点、その両面から提案をすることができます。
私たちがつくるのは、BtoBの熱をまとったWebサイト。
それこそが、企業の成長に貢献する大きな財産となっていくと信じています。