2018年12月

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月曜日の投稿

大藪 博幸
投稿者:大藪 博幸
(Webディレクター)

2018年12月03日

公開直前に火を付けないプロジェクトの進め方 (中盤〜終盤編)

Webディレクター.docx

大藪 博幸
投稿者:大藪 博幸(Webディレクター)

こんにちは、ディレクターの大藪です。

これまで様々な Webサイトのリニューアルを手がけてきましたが、時として、公開を目前に対応が追いつかず、メンバー全員が焦り出す(=火が付く)状態になってしまうことがあります。

公開まで安定して進めていくにはどうすればいいのか。制作進行時に意識しているポイントについて、プロジェクト全体を「序盤」と「中盤〜終盤」と2つのフェーズに区切って考えてみました。前回ご紹介した「序盤編」では、プロジェクト前半にやっておくべきことをお伝えしました。

プロジェクト序盤でやるべき「5つのこと」

1. 事前社内会議で要件・企画提案内容を共有
(プロジェクトに関わる全員が同じ情報をしっかり共有しておく)

2. サイトマップの作成
(ページ毎にステータスを付与し制作ボリュームを見える化する)

3. 課題のリストアップ
(プロジェクト開始から公開まで想定されるすべての課題を洗い出す)

4. スケジュールの作成
(課題から棚卸ししたタスクを現実的なスケジュールに落とし込む)

5. 課題管理表の作成
(クライアントと制作チームで課題を共有し更新していく)

今回は、中盤から終盤にかけてプロジェクトを進めていく上で大事にしていることについて、お伝えしたいと思います。

常に今の流れに乗り続けることが大事!
中盤以降に大事にしたい4つのミーティング

基本的には序盤で準備したことに沿って進めていけば問題ないのですが、プロジェクトによっては長期間に及ぶものがあるため、メンバーの状態も常に万全とは限りません。様々な要因があるなかで、スタートから終わりまで同じ集中力を保って進めるということはなかなか難しいものがあります。

プロジェクトの中盤からは、序盤で準備したことをしっかり進めていけるような対応と意識が重要です。そこで私が実施しているのが、細やかなミーティングの実施です。

大きくわけて4つのミーティングを欠かさないようにしています。
 

1. 個別のスケジュール確認(毎日)

プロジェクトの後半になるにつれて、その日に必要な対応が細かく増えていき、担当者も多くなります。全体をまとめるディレクターとして、その日何をすべきか確認し、進捗状況を見ながら各担当者に声がけするようにしています。とにかく1日1日きっちり進めていく意識が大事です。
 

2. クライアントとの定例会(週1回)

クライアントとの定例会は基本的に週1回ですが、提案内容のボリュームによっては週に数回実施することもあります。会議では主に制作物の提案・確認を行います。必要に応じて、プランナーやデザイナー、コーダーにも参加してもらい、その場で決められることは決めていきます。

クライアントも多忙ですし、制作側も作業に集中したい時期でもあるので、打合せはなるべくまとめて。漏れがないように打ち合わせ内容を事前にしっかり決めておくことも重要です。(無駄なく且つ今議題にすべきことに絞る。無駄な話をしても時間がもったいない。)

スケジュールと課題管理表も毎回提示し、都度進捗を共有します。同時に、クライアント側の課題を確認して、優先度の高いものや遅れている課題などを把握し、どう進めるのか、リスケが必要かなど、なるべくその場で決定するようにします。

毎週コンスタントに定例会を行うことで、クライアントと制作側が同じ景色を共有して「チーム」として公開まで進んでいける。そんな効果もあるように思います。
 

3. 社内チームの定例会(週1回)

プロジェクトに関わるすべての制作メンバーが参加する社内の定例会です。こちらも週1回行います。各自の進捗確認をすることで、各々が見えていなかった課題が出てきたり、その場で解決できることも多いです。

全員が参加しているので、進め方の確認をする際も、前工程/後工程の担当者同士で話を進められるので、スケジュール調整などもスピーディに行うことができます。

制作フェーズが完了した担当者は参加しなくても良いのでは?と思われるかもしれませんが、課題や話の流れによっては、メンバー全員で考えることで良い解決策が出てくることも多いです。そのため、現在のフェーズに直接関わっていない担当者にも参加してもらうようにしています。
 

4. その時メインで動いてるメンバーとの定例会(都度)

全員参加の定例会とは別に、その時メインで動いているメンバーとの定例会も実施します。社内チームの定例会ではプロジェクト全体の話をする必要があるため、コーディングなど細かい話までまかなえないことが多いからです。

特に、細やかな連携が必要なコーダーやデザイナーとの個別ミーティングは重要です。プロジェクトが後半に差し掛かるにつれ、予期せぬ修正対応が発生するなど、制作のスピードが求められることも多いので、都度対応できるようにこまめにミーティングを行うようにしています。


「序盤編」「中盤〜終盤編」と2回にわけて、プロジェクトの進め方についてお伝えしてきました。

まず何よりも重要なのは、序盤の準備です。そこに時間をかけすぎるくらいでもいいのかも。プロジェクトが開始する時点で不明なことを残さないこと、メンバー間の認識のズレを無くしておくこと。このあたりの準備が不足していると後々大きな影響を及ぼします。

また、中盤〜終盤では、気を抜かずに「常にプロジェクトの流れに乗る」ことを意識するのが大事です。(流れに乗っていて楽しいと思えるくらいが理想です)メンバー全員を、流れから外さず保たせておくこともディレクターの役割なので、もし流れが崩れたり止まることがあれば、最優先で取り戻すことに注力します。

そして、ディレクター自身が弱気にならないこと。
制作側とクライアントの間に立って、プロジェクトの中心にいる存在なので、ディレクターが潰れるとプロジェクトが進みません。

私自身も、まだまだ試行錯誤のところがありますが、まずは案件に火を付けないように。むしろ、公開前には +α の提案ができるくらい余裕を持っていたいと思っています。

この投稿を書いた人

大藪 博幸

大藪 博幸(おおやぶ ひろゆき)Webディレクター

マーケティング&セールス部所属。犬、美味しい食べ物、ゲーム(RPG)が好きです。 思い出し笑いが激しく、よく一人でニヤついている姿を目撃されてしまいます(笑)。 休日はテキトーに街ブラしたり、「あ、山行こう。」と、気紛れで登山に行ったりもします。

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