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Feb,2024
久野 巧
投稿者:久野 巧
(プランナー)

2024年02月14日

「聞いてくれて、くみ取ってくれて、一緒に考えてくれて、形にしてくれた」問い合わせ増を目指す、株式会社ProVisionのWebサイトリニューアル

BtoB研

久野 巧
投稿者:久野 巧(プランナー)

株式会社ProVisionは品質検証を中心に、システム開発、DX、プロダクトの4つの事業を展開しています。半年間のプロジェクト期間を経て、2023年12月末にコーポレートサイトが公開されました。モノサスでは企画から制作、運用までをご一緒しています。

今回のリニューアルを通して感じたことや印象的なできごと、サイトにかける今後の想いまで。ProVisionとモノサスのプロジェクトメンバーが座談会形式で振り返ります(本文内、敬称略)。

座談会参加者

佐藤 瞳さん(株式会社ProVision 執行役員社長)
数多くのプロジェクトにSE、マネージャーとして関わり、2014年にProVisionの執行役員社長に就任。本リニューアルプロジェクトの責任者。

髙野 ひかりさん(株式会社ProVision CB推進室 主任)
広報担当として、社外への情報発信や採用に関する業務に従事。本プロジェクトの主担当。ProVision初の現役アスリート社員でもあり、ラクロスW杯への出場経験も多数。

龍田 祥拡(株式会社モノサス プロジェクト・マネージャー)
Webサイト構築プロジェクトのマネジメント・プランニングを数多く手がける。本プロジェクトでは主担当として企画提案からプロジェクトの進行まで、すべてに関わった。

坂本 靖夫(株式会社モノサス 営業)
BtoB企業のコーポレートサイト運用実態に関する取材、クライアントの要望を実現するためのチームづくりなどを行なう。本プロジェクトもアカウントを務める。

久野 巧(株式会社モノサス プランナー)
本プロジェクトのプランナー。コンテンツの企画からサイト構造の設計、各フェーズでのディレクションを担当。

濱端 誠(株式会社モノサス デザイナー)
本プロジェクトのクリエイティブディレクター。サイト全体のクリエイティブ設計から個別ページのデザインまでを担当。


座談会は横浜みなとみらいにあるProVisionオフィスで行いました。

発注のきっかけは「一緒に仕事をしたい」と思ったから

龍田 まず最初に、そもそもリニューアルをしようと思った経緯からお聞きしていいですか?

佐藤 事業を拡大していく中で、「コーポレートサイトからの問い合わせを増やしたいよね」という話が社内であがりました。今までの旧サイトは単にサービスを列挙しているだけの状態で、私たちのメイン事業や売りがわかりづらかった。「この状態では問い合わせは増えないんじゃないか?」という意見や、「今のサイトのままSEOに注力したり、広告を出しても意味がないのではないか?」という意見が社内からあがって。元々のコーポレートサイトを変えた方が良いのかもしれない、というのがきっかけです。


ProVision佐藤さん

龍田 その中で、どんなきっかけでモノサスのことを知っていただけたのでしょうか?

髙野 問い合わせを増やすといった目的があったので、BtoBマーケティングに知見がある制作会社さんを探していました。そこで、モノサスさんがヒットしたのがきっかけです。 ホームページを拝見して、個人的にデザインがすごく好きだったのと、バランスが良いなと思ったんです。 大手の制作会社さんは予算感が合わなかったり、安価に請けてくださる会社さんはクオリティやコミュニケーション面で少し不安に感じることがあったり。モノサスさんはそういった部分のバランスが良い印象でした。

龍田 デザインというのは、弊社のサイトデザインですか?それとも制作実績のデザインですか?

髙野 どちらもですね。すごく好きです。 実績には色々なデザインがありましたし、その中で私たちが打ち出したいサービスのわかりやすさもきちんと表現されていたので、お願いしようと思いました。

龍田 何社くらいから、お話を聞かれましたか?


モノサス龍田(左)、濱端(右)

髙野 4〜5社くらいですね。

龍田 結構多いですね。打ち合わせだけでも大変そうです。その中で、今回はモノサスを選んでいただいたのですが、決め手となったことはなんでしょうか?

佐藤 予算感という前提はありますが、私たちの意見とご提案内容とが合致していたことが決め手ですね。

髙野 私は、一緒にお仕事をしたいと思いました。率直に。

龍田 それは嬉しいですね。

髙野 「制作会社さんとのやりとりを半年間にわたって密に行っていく」という経験が私にはほとんどなかったんです。モノサスさんはご提案の段階からお話をしっかり聞いてくださったので、一緒にプロジェクトを進めていくイメージが湧きました。


モノサス坂本

坂本 やっぱり、相性って大事だなって思うことがあるんですよね。予算感と要件は合致しても、リニューアルをともにするプロジェクトメンバー同士の相性が合ってないと、プロジェクトがつらいものになってしまうなって。感覚的な話ですが、ProVisionさんとはうまくいきそうイメージがありました。モノサスをぜひ選んで欲しい。と猛プッシュして帰った記憶があります。

一同 (笑)

寄り添ってくれる存在

龍田 モノサスの第一印象は、サイトを見ていただいた時と、実際に打ち合わせでお会いした時とで変わりましたか?

髙野 いい意味で変わらなかったです。 寄り添ってくれそうだなという印象が元々あって、それは最後まで変わりませんでしたね。 サイトからも「作ってやるぜ!」「このやり方でやった方が良いですよ!」みたいな、圧迫感や前のめり感がなかったのが好印象でした。


ProVision髙野さん

佐藤 はじめの段階から印象は変わらなかったですし、「こういうことをしたい」という要望もきちんと叶えてもらいました。 リニューアルのフレームワークや決められた進め方を提案してくださる会社さんもいたんですけど、こちらの要望が聞き入れてもらえないように感じてしまうこともあって...。モノサスさんにはバランスよく、柔軟に私たちの意見を汲んでもらいました。

髙野 ご提案いただいた時に「そんなにフラットでいてくれるんですか!」と、モノサスさんの姿勢に驚いたんです。1つのツールやシステムを強く提案される会社さんもある中で、龍田さんはフラットな意見をくださいました。確か「ProVisionさんに合ったものを一緒に考えていきましょう」という言葉だったと思います。とても心強かった記憶があります。

私たちが言語化できなかった強みと向き合ってくれた

龍田 半年間のプロジェクトで、印象に残っていることはありますか?

佐藤 前半の設計フェーズで会社や事業のことを深くヒアリングしてもらいました。私たちが言語化できていなかった強みと向き合い、まとめる工程に多くの時間を割いていただいたのが印象深かったです。客観的な意見をもらえたことは、事業にとっても間違いなくプラスになったと感じています。


ProVisionの強みをコンテンツに落とし込んだ一例

龍田 そこは我々もこだわっている部分なので、そういう風に評価いただいているのはうれしいです。

リニューアルが始まる前はもっと大変なんだと思っていました

龍田 プロジェクトの進め方は、どうでしたか?やりにくくなかったですか?

髙野 見通しを立ててくださったのがやりやすかったという印象です。「いつまでに何が必要か」「どういう流れでプロジェクトが進んでいくのか」が、わからない状態だったのですが、細かなスケジュールやタスク管理のおかげで、安心してプロジェクトを進めることができました。

佐藤 あと、全体で18ページあるサービス紹介ページの原稿を準備する際、入力フォーマットを全てモノサスさんの方で整えてくださったのは、本当に助かりました。

髙野 そうですね、すごく使いやすかったです。原稿の作成は大変だったんですけど、あの入力フォーマットのおかげで、なんとかスケジュール通りに進めることができました。フォーマットがしっかりしているので、他のメンバーへのヘルプも頼みやすかったです。

龍田 それはよかった。あの原稿入力フォーマットは、久野が試行錯誤しながら作ったフォーマットでして。


モノサス久野

久野 直感的なわかりやすさを意識しました。 フォーマットを見た担当者が、誰であってもスムーズに作業に移れるように。

髙野 助かりました。本当に。 リニューアルが始まる前はもっと大変なんだと思っていました。色々なものが同時に走って、何がなんだかわからない。だけど公開は迫ってくる。ある種の恐怖心があったんです。 今回のプロジェクトを振り返ってみて感じるのは、一つずつの物事に向き合い、着実に進めてくれたことが安心感につながっていたんだ、ということ。それはとてもありがたかったです。

龍田 モノサスのリニューアルプロジェクトは、定例会を週1回ペースで開催します。今回も定例会をコミュニケーションの中心において、プロジェクトを進行しましたが、いかがでしたでしょうか?

佐藤 毎回アジェンダが必ずあって、スケジュールとタスクをそれぞれチェックしていく進め方は素晴らしいと思いました。負担に感じることも全然なかったです。逆に定例があるからこそ、タスクを進める際のモチベーションになりました。

周囲の反応からも、よくなったんだなと実感

久野 今回のリニューアルで、もともと30点ほどあったサービス数を18点にまとめ直しました。サイト訪問者から見ると複雑に見えてしまっていたサービス構成を整理しましたね。

佐藤 すごくわかりやすくなったと思います。 以前のサイトは、リニューアル公開した後に「これってどういう意味?」という質問が社内外からありました。今回は、それがほぼないんです。ということは、ユーザーに届ける情報として望ましい状態になったんじゃないかなと。周囲の反応からも、よくなったんだなと実感しています。


サービスの内容をわかりやすく、目的のページに辿りつきやすい導線設計を行った

髙野 私は、社外の知人や友人からの感想をもらいました。 「シンプルでわかりやすくなったね」「こっちの方が好き」っていう風に言ってもらえて。そんな連絡が3〜4通ありました。 サービスのことを全く知らない人が見ても、良い印象を持ってもらえるんだ。ということが嬉しくて。

龍田 サービスのことをよく知らない人が見ても、ある程度はわかるように作りたいと思っているので、そこはクリアできたのかもしれないですね。 このサイトで、気に入っているポイントはありますか?

佐藤 ポイントで言うと「ProVisionとは」ページ。ここを見れば私たちの全体像がわかるような内容になっていて、とても気に入っています。 自社のことを説明する時にも、文章を引用したり、掲載画像を使用したり。説明に必要な要素が詰まっているのは、すごく良いなと思っています。


ProVisionという会社を俯瞰できることを目指した「ProVisionとは」ページ

久野 コンテンツ内容を考える際、一番苦労したページです(汗)

一同 (笑)

佐藤 このページがあれば大丈夫。って思えます。

龍田 髙野さんは気に入っているポイントはありますか?

髙野 サステナビリティ」ページが個人的に好きです。旧サイトと比較して情報量を増やせたこと、私たちが取り組んでいるSDGsが外からより見えやすくなったこと、それが多分嬉しいんだと思うんです。今後もさらにコンテンツを増やしつつ、ゆくゆくはサステナビリティサイトも欲しいです。

龍田 サステナビリティに関する情報発信は重要になってきますしね。 ぜひ、コンテンツを増やしていきましょう。

運用をしながら、サイトを育てていきたい

龍田 今後に関する話も出たので、これからのサイト活用についてお伺いします。 公開後にWebサイトをどう活用していくか、運用の中でどう育てていくかが重要だと考えています。今後のサイト活用における展望などありますでしょうか?

佐藤 問い合わせを増やすことを目的としているので、そこにつながる施策は積極的に取り組んでいきたいです。コラムコンテンツの拡充や、SEO周り、広告も検討したい。 あとは採用ですね。今は元々あった採用サイトへリンクを設定しているだけですが、コーポレートサイトとの連動や、採用コンテンツの拡充もしていきたいと考えています。

龍田 ちなみに、弊社は採用サイトも得意です。 アピールもしておきますね(笑)

一同 (笑)

髙野 実績も今よりももっと増やしていきたいですね。 様々なサービスを展開して、色々なお客様とお付き合いをしたいと思っているので、今以上に実績を充実させることが必要だと考えています。


事業ごとのプロジェクト紹介と、顧客インタビュー記事が共存する「実績」ページ

龍田 増えれば増えるほどいいですね。継続的に拡充していきましょう。

叶えたいことを一緒に考えて形にしてくれる

龍田 最後の質問です。 もし、お知り合いの会社さんがホームページのリニューアルを考えているとして、仮に弊社のことを紹介いただくとしたら、どんな風に紹介していただけますか?

佐藤 多少、時間はかかるかもしれない。でも、やりたいこと、叶えたいことを一緒に考えて形にしてくれる制作会社さんだから、いいんじゃないかな?って言いますね。

龍田 一番目指している姿です...。 髙野さんはいかがですか?

髙野 冗談抜きで、佐藤と一緒でした。

一同 (笑)

髙野 私たちのやりたいこと、やりたい姿を私たち以上に汲み取ってくれて、最適な形に起こしてくれる会社さんだよ。って言います。

モノサス一同 ありがとうございます!

座談会を終えて

私たちは、プロジェクトをご一緒する際に「チームとしての一体感」を大切にしています。

顧客と我々の関係は「発注者」と「受注者」ですが、単に制作指示のみを交わし合う関係ではありません。 サイトにかける想いを共有し、目指したい方向を同じ目線で見据え、支え合いながら伴走していく関係です。 その結晶として、今回のコーポレートサイトが無事に公開できたと思っています。

毎週、明るく和やかな雰囲気の中で打ち合わせに臨めたのは、ProVisionのみなさんのおかげです。 佐藤さん、髙野さん、本当にありがとうございました。


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この投稿を書いた人

久野 巧

久野 巧(くの たくみ)プランナー

静岡県出身。BtoBビジネスで企画を担当しています。今までに言われた言葉で1番しっくりきたのは「平熱感」。散歩と断捨離が日課です。果物とあんこが好き。

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