Tue.
23
Feb,2016
上原 健
投稿者:上原 健
(ディレクター)

2016年02月23日

コミュニティを感じながら働く
〜モノサスに入社したわけ〜

TOPICS

上原 健
投稿者:上原 健(ディレクター)

こんにちは。モノサスに1月末から入社した上原と申します!
今回は入社したてということで、以下、3点についてお話させていただきたいと思います。

私のこと
〜他者との出会い、コミュニティ観の形成〜

出身地は東京都です。八百屋家系の父の地元である、大田区で育ちました。
下町な環境ではありますが、留学経験もある父や、家族の影響から、幼いころより、海外(特にU.S.)の音楽や映画などに親しんでいました。

それが、いつのまにか興味に変わり、趣味となり、ついには現地に住みたい!と思いはじました。で...大学はカリフォルニア州の大学に進学することになりました。

そこで私の短い人生の1つの分岐点にもなり、現在でも大切にしているモットーを学びました。

それが、「Accept and Respect」(受け入れて、尊重する)ということです。

僕が住んでいた土地は、アメリカの中でも特にコミュニティの多様性がある土地だったと思います。車で20分も移動すれば、メキシコ系、韓国系、中国系、ベトナム系(ほぼアジアw)などの人たちが作り上げた、その国々のコミュニティが広がってました。逆にアングロサクソン系の方が少なかったのでは、とすら思わせるくらい、小さな国が互いを認め合いながら(関心がないだけかもしれませんが...)点在しているイメージでした。

こちらが、僕が住んでいいた周辺の人種分布図です。

出典:http://demographics.coopercenter.org/DotMap/

人口を点で表しており、以下が色の内訳になります。
:白人
:黒人
:アジア人
:ヒスパニック系
:ネイティブアメリカ人などその他
(白は公園とか山とか人が住んでいないエリアです...)

そんなバックグラウンドが異なる人たちが大学に集まると、“アメリカ人”(当たり前の話ですが)として同じ空間、時間を共有していることに、最初は違和感がありました。そこには、こうあるべき!など社会的規範はあまり無い気がしました。

それが、「Accept and Respect」(受け入れて、尊重する)を大切にしたいと思うきっかけでした。各コミュニティの風習・習慣を大切にしながらも、それを他人に押し付けることなくまわりと自然につながるということが、自分自身にしっくりきました。
ただ、まわりを受け入れているだけだと、自分自身が「空っぽ症候群」になるため、自分自身が無理をせず落ち着けるコミュニティ作りにも努めました。たぶん、当時はちょっと苦労したんじゃないかなと思います。
そうして自分とは違うコミュニティと、自分自身が落ち着くコミュニティ、この2つの側面が徐々に確立されてゆくにつれ、心が充実してきました。

この時、自分自身のコミュニティを大切にし、育みながらも、他のコミュニティからは刺激を受け続けるというスタンスがつくられ、大学卒業時には、仕事もコミュニティと上手くつなげることが重要だと、ぼんやりと考えていました。


仕事のこと
〜社会と自分のコミュニティをつなげる〜

帰国後のキャリアですが、いわゆる歴史のある大きな会社に入りました。

そこでは、数万人いる社員が皆同じ方向を向いていることに驚きました(大袈裟かもですね....)。その徹底した企業文化の注入?にすぐに拒否反応が出て、全くもって自分のコミュニティだと思えなかったのです。そんな自分を社会不適合者かな...と思うこともありました。

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スーツを着て働く当時の自分

そこから、迷走、いや、瞑想です(充電期間と解釈)。仕事の「中身」よりも、仕事の「意義」を考えていました。その時は答えは出なかったですが...。

そんな時、ある人(現モノサス所属)と出会いました。その方が英語が出来るアシスタントを探しているとのことで、ランチをご一緒させていただきました。

さすがに自問自答をしてばかりの少年を雇うことはリスクでしかなかったと思いますので、そこでは話は進まなかったです。ただ、その後別の仕事を紹介していただきました。

その仕事が僕の前職にあたるのですが、そこで幾つかプロジェクトに関わったうちの1つに、高校生向けの科学プロジェクトがありました。

そのプロジェクトでは、日本の科学コミュニティを盛り上げようと企む熱い想いを持った大人たちが、「本当に大切だ」と思うことに真剣に取り組んでいました。

マネージャー、チーム、パートナーから、自分が漠然と考えていた「コミュニティとつながる仕事」を圧倒的なパワーで感じました。そこでは自分が思い描いていた仕事観を感じられ、また自分自身のコミュニティを築くこともできました。
 

モノサスで大切にしたいこと
〜新たなコミュニティづくり〜

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出張先の宮城県女川にて

その後、諸事情により前職の同じポジションでは仕事を続けられなくなったため、次のフィールドを探し始めました。

その時、前職を紹介してくれた方(現モノサス所属)が、また声を掛けてくれました。モノサスも検討してみないかと。前職では、モノサスと近い立場で仕事をしていたので、目を掛けてくれたんだと思います。その方と相談する機会を設けたことが、入社するきっかけになります。

モノサスは「他人や世間から与えられたものではなく、自分のモノサシをもつこと」を大切にしており、そしていろんなモノサシを持った人々が集っている印象でした。 そんな「多様性」を認め合いながら「集う」イメージは、「Accept and Respect」をモットーにしていた自分と共感したのです。そこで入社したい!と思い、今にいたります。

モノサスというコミュニティを大切に育むこと
モノサスというコミュニティを押し付けることなく、外とつながっていくこと

そんなことを大切に働きたいと思います。(まじめに働きます!)

この投稿を書いた人

上原 健

上原 健(うえはら けん)ディレクター

プロデュース部の新人。東京都大田区出身。化粧品、アドテク業界を経て、モノサスに入社。 現在は、プロジェクトマネージメントを担当(希望)。週末は、釣りして、飲んで食べる。 年内に動くものを作ることを目的に、最近はコーディングも勉強中です。

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