2016年03月

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ものさす編集部
投稿者:ものさす編集部

2016年03月24日

ものさす式オフィスのつくり方
〜はたらきここちのDIY編〜

ものさす式 DIY

ものさす編集部
投稿者:ものさす編集部

モノサスのスタッフの多くは1日の大半を会社で過ごしますが、机に向かう時間だけがオフィスでの過ごし方ではありません。お弁当を食べたり、中庭で談笑したり、コーヒーついでにダーツをしたり、ソファでくつろいでみたり、「暮らす」ように過ごす時間もまた多いのです。そんなオフィスには、自分の家と同じような居心地のよさも重要になってきます。
オフィスの居心地は、「はたらき心地」にもつながるもの。個々のスペースだけでなく、共有スペースの居心地にも気を配ることで、「はたらき心地」はもっとよくなると思います。

今回は、ものさす式DIYの原点とも言える「ドリーム・カーテンプロジェクト」のエピソードを中心に、「はたらき心地」をよくするための取り組みをご紹介したいと思います。


夢の天窓は、暑かった。
ドリーム・カーテンプロジェクト始動

内見当初「ここは南国か!」と代表・林も驚いたエントランスの天窓と植物。私たちが入居した頃には、植物の多くは無くなっていましたが、かわりに大きなソファが置かれ、みんなが集う場となりました。

天窓からまぶしいほどの日差しが降りそそぎ、開放的な空間…ですが、とにかく「暑い!!!」毎日の朝礼や商談にも使うスペースなのに、直射日光がさんさんと頭上を照らすため、居心地のよさどころか、暑すぎて長居ができないという状況でした。

そこで、当時在籍していた裁縫好きのスタッフが「天窓にカーテンをつくろう!」と、問屋街で布を購入してきましたが、多忙を極めて手つかずに。そこで立ち上がったのが、坂本(現・マーケティング部 リーダー)です。彼はこのプロジェクトを"ドリーム・カーテンプロジェクト"と名付け、7名のメンバーを選出し、わずか10日間でやりきったのでした。


第1回ドリーム・カーテンプロジェクト打ち合わせ風景。

第1回目の打ち合わせで、まずリーダー坂本はこんな話をしました。

「俺たちがつくるカーテンは、ただの日よけじゃない。ここでおこなわれる打ち合わせや商談がうまくいくかどうかは、これからつくるカーテンにかかってる。だからこれはただのカーテンじゃない、未来を開くカーテンなんだ。」

それは"ドリーム・カーテンプロジェクト"の意義についてでした。そんな坂本の熱い想いを受け取ったメンバーは動きはじめました。

まずはスケジュールをひき、デザインを検討しました。約12畳ほどもある天窓にどうやってカーテンを取り付けるのか。縦の木枠と横のポールをうまく使って、列ごとに一枚の長い布をかけ、最後に端にテーブルクロスのおもりをつけて安定させる、そんなアイディアを出し合い、詳細を決めていきます。


協力しながら、試しにカーテンを天井のポールに取り付けているプロジェクトメンバーたち。

大まかな採寸を済ませたら、ミシンをかける前に実際に布を取り付けてみて、細部を確認し、足りないものを手配して、本格的なカーテン制作へ。布を裁断し、途方もない長さの布のミシンワークに奮闘するメンバー達。それ以外のスタッフも休憩時間に手伝いながら、みんなで少しずつ完成させました。


仕事の合間にもくもくとカーテンを縫うスタッフ。

そして完成した大量のカーテンを、脚立を使って天窓に取り付けると、そこには、自分たちなりの"ドリーム・カーテン"の姿が。直射日光はカーテン越しの柔らかい光になり、「頭が暑い!」と逃げ出すこともなくなりました。

ちょっと大げさかもしれませんが、"ドリーム・カーテンプロジェクト"という楽しいネーミングのもと、リーダー坂本を筆頭に、みんなで取り組んだDIY。義務感からやるのではなく、「自分たちが過ごす場所を、自分たちで楽しく工夫していこう」という想いがこもったカーテンになりました。今振り返ると幼い部分もあったかもしれませんが、このプロジェクトが以後進化し続けるものさす式DIYのはじまりだったと言えると思います。
 

「はたらき心地」をつくりだす
場所やもの

モノサスのオフィスには、仕事に直結しない設備やもの、場所がいくつかあります。業務用の大きなキッチン、こだわりのコーヒーマシーン、卓球台、バーカウンター...etc。それらは当初、明確な用途はなかったとのことです。むしろ当時の私たちにはオーバースペックだったり、何でそれがあるのかよくわからないものでした。
けれど、職場には「異質」に感じられるそれらが、創意工夫の舞台になったり、思いもよらない使い方をされたり、みんなが楽しむ場になっています。
そんな、仕事には直接関係ないけれど、自分たちの「はたらき心地」につながるような場所やものを紹介します。

キッチン

業務用のコンロ、広いシンクと作業台、大型冷蔵庫がある、プロ仕様のキッチン。入居時に「オフィスにキッチンは不要だから取り壊そうか」という話もあがったようですが、代表・林たっての希望で残されたようです。
キッチンがあることで、みんなが仕事の合間にランチや夜食をつくったり、林が腕をふるってまかない飯をつくり始めました。毎年お客さん招いておこなわれる創立記念パーティーの料理もここでつくられ、徐々に調理器具や調味料も充実していきました。今では本格的な寸胴鍋や中華鍋、パエリアパンにフライパンなど、充実した品揃えです。そのおかげか創立記念パーティの規模も年々拡大し、今では約200人前の料理がここでつくられます。
モノサスの「みんなで食卓を囲む」文化が生まれたのも、このキッチンのおかげかもしれません。
週2日の社食で使うお皿や大きな炊飯器もここにあります。

ダーツマシーンと卓球台

"モノサスカフェ"とよばれる休憩エリアには、ダーツマシーンと卓球台があります。コーヒーを飲みに来たスタッフが、息抜きがてらダーツで遊ぶ姿もよく見かけます。
卓球台は、「会社に卓球台があったらなんか楽しそう」という漠然とした理由で導入されたとのこと。最初は大会議室に置かれ、会議テーブルとして、会議がない時は卓球台として使われていたようですが、今では休憩室で、ほぼテーブルとしてのみ使われています。創立記念パーティーの時など、ごくたまに卓球台として本領を発揮してくれることもあります。

バーカウンター

スピリッツやリキュールがズラリと並ぶバーカウンター。元バーテンの龍田(マーケティング部 部長)の発案で、引越しの際に新しくつくりました。
最初は用途も使われる頻度も定かではありませんでしたが、有志が仕事が終わったら一杯飲んだり、そこから不定期で開店する「Bar Monosus」が発足したり、創立記念パーティーで活躍したりと、「みんなが集う場」にかかせない存在となっています。


「はたらき心地」を求めて・・
変化し続ける未完のオフィス

前回の「オフィスに出会うまで編」で、「家のようなオフィス」という話がありましたが、「はたらき心地」は「住み心地」に通じるのかもしれません。オフィスはみんなで共有する場なので、あくまでも完全な「家」ではありませんが、お互いが過ごしやすく、働きやすくするには、工夫をこらす必要があります。

建築デザイナーのアトリエ兼住居だったこの空間は、内装に大きく手を加える必要はなかったものの、Web制作会社として入居するにはいくつかハードルがあったのも事実。細かく仕切られた壁を壊したり、会議スペースに引き戸を取り付けたり、今回ご紹介したようなカーテンつくりなど、日常の延長線上でちょっとずつアレンジを加えてきました。現在も、中庭にもコミュニティスペースをつくろうと、プロジェクトが進行中です。

そもそもなぜこんなに「すき間」が残された「未完のオフィス」にしたのでしょうか。代表・林に聞いてみました。

「無意識だったと思うんだけど、よく分からないものを置きたくなるというか。使いみちが決まってないオーバースペックの設備や、誰がどうやって使うか決まっていない場所とか、違和感がある物を用意してみたくなる。それを誰かが勝手に使いはじめたり、思いもよらない使い方をしているのを見かけると、なんだか嬉しくなって。人は持ち主の決まっていないものに寄って行きたくなるのかもしれない。そういうみんなの動きを楽しんでいるんです。」

身の丈に合わない設備、余った部屋、誰の物でもない空間があると、人は「何かできないか」と気になるものです。そういう余剰やなんだか分からない物に魅力を感じ、自分なりの使い方を見つけたり、使いやすくカスタマイズすることを楽しむのが、ものさす式DIYと言えるのではないでしょうか。
そういったDIYを楽しみながら、私たちがはたらく空間にちょっとずつ手を加えることで、自分たちなりの「はたらき心地」をつくっていけると感じています。これからも、その時々で考える「はたらき心地」の良さを求めながら、「未完のオフィス」のDIYは進んでいくことでしょう。

この投稿を書いた人

ものさす編集部

ものさす編集部(ものさすへんしゅうぶ)

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