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18
May,2018
小嶋 一弘
投稿者:小嶋 一弘
(コーダー)

2018年05月18日

小さな命に寄り添って。
育休をとって変わった『時間』への意識。

仕事と暮らし・代々木

小嶋 一弘
投稿者:小嶋 一弘(コーダー)

どうも、コーディングファクトリー部の小嶋です。
2017年10月、我が家に待望の第1子が誕生しました。出産前の準備から出産の立会い、そして本格的な育休へ突入。
今回は育休シリーズ第2弾。家族が1人増えるだけでここまで生活が変わるのかといった、なにもかもが初めての激動の約1ヶ月間と、育休を終えてから働き方に変化が起きたことを書きたいと思います。


育休前の準備に追われる日々

昨年の7月ごろに、部長に子供が生まれること、予定日(11月ごろ)などを報告し、育休の相談をしました。その後の9月に育休に必要な書類、産院に提出する書類、役所に提出する書類などを確認し合いました。

いくら事前に情報を集めても、実際はその時になってみないと、どんな行動を取れば良いかわかりません。妻が産院に通いだしてから、日々過ごしていく中で増していく期待感と不安感。

そんな落ち着かない心境のままでしたが、育休に入るまでに携わっていた案件も、スムーズに進み無事に納品できたことで、しっかり育休に専念できたことは、とてもよかったと思っています。
いつ産まれてもおかしくない状況下で自身の案件が終わり、案件のメインからヘルプ要員になれたのは、部長をはじめ、みなさんの助けがあったからだと感謝しています。

月日が経つほどに、役所に行く機会が増え、申請書類関連の処理や産院の手続き、我が子を迎えるための家の整理など、あっという間に数日が経ちました。

そして、ついにその時を迎えました。


2017年10月25日、無事誕生(一智:いちと)。ハロウィン仕様の帽子付き。
陣痛25時間の苦闘の末、母子ともに無事で、一安心でした。


育休での生活

ママのすごさと小さな命を実感

子どもがお腹にいる妊娠中は、妻がつわりに苦しむ姿を見ながら、男性には体験できない、命を育む大変さ、過酷さを感じました。

また、出産までの長い道のりを経て産まれた新しい命にようやく出会ったとき、豆粒のような大きさから人の形になるまでの時間がいかに神秘的でかけがえのない時間なのかと、命の凄さを実感する時間でした。

一智も、出産までの25時間もの間、よく頑張ってくれました。
産声を聴いたときは、泣いてくれた!と嬉しさと安心感がこみ上げてきました。
ちゃんと呼吸もして、ママのおなかの上にいるときは安心しているのか、ほっとしたような顔をしたり、離れると泣いたりと、本当に生きているんだなぁ、と実感。
今でも、自分に子供がいるという事実が不思議な感じです。

こんな感動の時間を過ごした後に、壮絶な1ヶ月が待っていようとは、この時の私は知る由もありませんでした...。

そこで、はじめての子どもがうまれてからの主な1日の過ご方を以下にまとめてみました。


主な1日の流れ

生まれる前に、妻と話し分担作業をしようと決めました。
実質的に、辛い時間は夜中ではないかということで、私が夜中を担当しました。
日中〜夕方はお互い、夜は妻、夜中(0時以降)は私という流れになりました。
それを基に、時間軸でみると仕事よりもハードワークということが発覚。
やってみてわかったことは、睡眠時間はあるようでないこと!
産後の女性は1ヶ月は安静にしないといけないので、洗濯・掃除・食事の準備全て私が担当しました。

休暇中のタイムテーブル
※あやしタイム:おっぱいorミルク、オムツ交換、寝かしつけ
--------------------------------------------------------
0:00 ~ 2:00:あやしタイム
2:00 ~ 3:00:就寝
3:00 ~ 4:00:あやしタイム
4:00 ~ 5:00:就寝
5:00 ~ 6:00:あやしタイム
6:00 ~ 8:00:就寝
8:00 ~ 10:00:洗濯、掃除、あやしタイム
10:00 ~ 13:00:昼ごはん(準備・食事)
13:00 ~ 15:00:あやしタイム・なにか必要なものや、夕飯用の食材買い出し
15:00 ~ 16:00:休憩
16:00 ~ 16:30:沐浴(妻)・準備と片付け(私)
16:30 ~ 17:00:あやしタイム
17:00 ~ 19:00:夕飯(準備・食事)
19:00 ~ 20:00:お風呂(自分たち)
20:00 ~ 21:00:休憩、あやしタイム
21:00 ~ 24:00:就寝※3時間も寝れたら奇跡
--------------------------------------------------------
★ポイント①
夜中にミルクを作っている間は、最大ボリュームでギャン泣きです。近所中に響く我が子の泣き声。ここでは、自分の心を「無」にして、ミルクをつくる事に集中します。
★ポイント②
赤ちゃんは泣くのが仕事。わかっちゃいるけど、、という葛藤。常に眠い。辛くたって、かわいいので許すとしよう!もっと泣け!カモン! と自分に言い聞かす。


産まれて初めてのミルクを飲む一智。


「子供」という不思議な存在により変化する自分

わからないことだらけで、テンパりまくり。

というか、経験がないのでわからないのは当然ですが、はっきり言ってなんにもわかりません!

「え、どうすればいいの?」の毎日。
今なら、様子を見て汲み取れることでも、当時は、泣くか寝るかのどっちかなので、なぜ泣いているのか、何が必要かがわかってくるまでに半月以上はかかりましたね。
友人や知人に聞いて、色々と教えてもらったりと助けてもらってました。

子供ができてから、2人以上のお子さんがいる「ママ」のすごさを実感。現状1人でもてんやわんやなのに、どうやっていろいろとこなしているのか...尊敬します。


周りの家族が気になる

どんなベビーカーにのせて、どんな服装にしているか、最初は、気温に対してどのくらいの服装で良いのか全く分からないので、ショッピングモールなど家族連れが多く来る場所に行ったときは、ガン見です。(笑)


親になった。という感覚

そもそも、自分が親になるというイメージが全くなかったので、なんか不思議な感じでした。

「子供のためなら、なんでもする」、これは私が大人になる前から、耳にしてきた言葉です。これまで、そうかもしれないけど、自分も大切にするべき。という考えがありました。 例えば、最低限おしゃれはしたい。美味しいものを食べに行きたい。音楽を聴きに行きたい。などの欲求は当然のごとくありました。

ただ、実際に親になってみると想像とは違い、出産を立ち会った私からすると、どんな思いで君(一智)を待っていたか、どんな過程を経て産まれてきたのか、そして、君は産まれるまでどんな子だったかなど、色々と思考が駆け巡り、ものすごく大切な存在で、この子ためならなんでもする。自分のことなどどうでもいい。という感覚になっていました。

もうすっかり、自分の欲求よりも子供が最優先になっていますね。

その分、仕事にも力が入り、今できる事、これからやっていきたい事、仕事の仕方などを、以前より明確に考えるようになりました。


仕事の時間の使い方に変化

勤務時間に変化

弊社は、フルフレックス体制なので、時間の使い方は自由です。
これまでは、たまに昼出社して、22時に帰るという時もありましたが、もうそれはできません。
なぜなら、仕事に復帰する頃には、沐浴が終わり、親と一緒にお風呂に入るので、お風呂の時間が16時から、20時に変わったためです。

そのため、遅くても20時までに、家に着くようになりました。
ただ、どうしても案件の状況で大変な時は、事前に妻に、帰宅時間の連絡を入れるように心がけています。
(子育ての本に、できるだけ子供と接するようにすると、大きくなった時に親への態度がキツくならないと書いてあったので、子供との時間は大切にしています。)


時間の大切さ

とにかく一日が長い。
起床時間も早くなったことで、家に帰る時間が早まる分、時間の使い方が変わりました。

何時から何時までは、何をやって、何時からは、何の時間というような、できることをより明確に、細分化する習慣がつくようになり、仕事も、プライベートも「時間」の大切さや使い方を学ぶいい機会でした。

復帰してから思うことは、時間をうまく使うために、できることできないこと、すること、しなくて良いことを切り分ける作業が、育休前よりも早くなったことです。

休める時間があればすぐ休む。子供といると、子供が寝ている30分・1時間という時間にやることをやらなきゃいけないし、寝ておかないと寝る時間がなくなる。下手したら、丸1日寝れないことになるので、時間があったらやれることをやる、今の内に休憩しておくという時間の使い方をするようになりました。


育休を終えて

育休期間中に、家族のことをよく理解できたことは大きな収穫です。
夜に働く時間をつくれないことから、今何が重要なのかをよく考えて時間を使うようになったことは、この先の仕事に対する姿勢として良い基盤になったと思います。
現在は、朝は息子を保育園へ送り、夜はお風呂に入れたりと、出勤前と退社後の時間をどのように有効活用するかの方法を探っています。

この投稿を書いた人

小嶋 一弘

小嶋 一弘(こじま かずひろ)コーダー

コーディングファクトリー部所属の江戸っ子コーダーです。チェックチームあがりなので、細かいところまで見えちゃいます。海が大好きで、自然を感じる場所に行って開放感を味わうのが好きですね。

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