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25
Jul,2018
羽賀 敬祐
投稿者:羽賀 敬祐
(プランナー)

2018年07月25日

BtoB 企業も始めてる?
参考にしたい Instagram 活用事例

BtoB研

羽賀 敬祐
投稿者:羽賀 敬祐(プランナー)

こんにちは。BtoB チームの羽賀です。

「インスタ映え」を意識したモノ・コトが日常にあふれる昨今。私たちの生活の中でいつの間にか普及し、身近な SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)となった Instagram(インスタグラム)。今や全世界で月間8億人のユーザーを抱え、日本国内だけでも月間2000万人のユーザーを抱えるほどに成長しています。(2017年10月時点)※

インスタグラム国内2000万人突破 「ネット通販と連携も」 ‐ 日本経済新聞 電子版 (2017/10/3 15:14更新)

すでに、アパレルや飲食業界などの BtoC では当たり前になりつつある Instagram ですが、一般的な BtoB でも、その爆発的な普及に着目し、Instagram を活用する企業が増えてきています。

企業は Instagram をどのように位置づけ、どんな情報を発信しているのでしょうか。今回は、公式アカウントを開設して運用している企業の事例から、各社がどのように Instagram を活用しているのかをご紹介したいと思います。

「リアルな雰囲気」を就活生に伝える
Sky株式会社

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Sky株式会社 ‐ 公式アカウント(@sky_recruit

ソフトウェア開発を中心に事業展開をおこなう Sky株式会社は、企業・仕事情報の発信ツールとして公式アカウントを開設しています。コーポレートサイトや採用サイトだけでは伝えきれない、「企業の雰囲気」を就活生に伝えることを主な目的としています。

研修を受ける新入社員の様子や、先輩社員から仕事のアドバイスを受けながら働く新入社員の姿など、入社しないと知りえないようなリアルなひとコマも多く、そこで働く自分の姿を想像することができる投稿が多いのが特徴です。

若い世代と親和性の高い Instagram を採用活動に上手く活用することで、就活生にとっては日常生活の中で自然と企業に触れる機会が増え、入社後のミスマッチも少なくなるのかもしれません。

「体験」を見せることで、品質をアピール
株式会社タムロン

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株式会社タムロン ‐ 公式アカウント(@tamronjp

さいたま市に本社を置くレンズメーカー、株式会社タムロンの公式アカウントでは、自社のレンズで撮影した写真を中心に投稿しています。

着目すべきは、なんといってもハイクオリティな写真の数々。自然・風景・動物・人物などの様々なシーンを美しく切り取っています。自社開催のフォトコンテスト入賞作品など、一般ユーザーが撮影した写真が投稿されることもあり、多種多様な視点で撮影された作品を見て楽しむことができます。

コーポレートサイトではレンズの商品説明をしっかりと訴求し、Instagram ではそのレンズで撮影した美しい写真を投稿する。レンズを購入した先の「体験」を伝えるツールとして Instagram を活用することで、自然な形でレンズの品質を訴求しつつ、自社の認知度アップにも繋がっているのではないでしょうか。

ニッチな層への発信がファンを広げる
東京電力グループ(TEPCO)

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東京電力グループ(TEPCO) ‐ 公式アカウント(@tepco.official

東京電力グループ(TEPCO)の公式アカウントでは、鉄塔や電線、配管など自社の設備を中心に投稿しています。

設備の写真と聞くと一般のユーザーには馴染みが薄いように感じますが、実際に投稿された写真は迫力があるものばかり。構図もしっかりと考えられているため、ついつい見入ってしまいます。最近では「工場萌え」などの言葉もあるように、ニッチな趣味嗜好を持つユーザーにも投稿を見てもらえるよう、ハッシュタグにも工夫を凝らしています。

一部のコアなファンに向けた発信を強化することで、それが拡散されて一般のユーザーにまで届いていく。そんな可能性を秘めた、興味深いアカウントです。

独自のハッシュタグで、接点を増やす
日本たばこ産業株式会社(JT)

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日本たばこ産業株式会社(JT) ‐ 公式アカウント(@jt_official.jp

たばこ製品、医薬品、加工食品などを製造販売する日本たばこ産業株式会社(JT)の公式アカウントでは、社会貢献活動の紹介やユーザー参加型の投稿など、様々なアプローチを通してユーザーとコミュニケーションを図っています。

不定期でフォトコンテストを開催しており、「#ひとのときを想う」など独自のハッシュタグを介して Instagram 上で一般ユーザーの参加を募っています。また、人々を巻き込んだ社会貢献活動の様子も投稿。SNS とリアルの垣根を作らず、一般消費者との接点を大切にしている企業の姿が見受けられます。

自社製品に触れる・触れないに関係なく、多くの人との関わり合いを大切にすることが、企業活動に関心を向けるきっかけになっているのではないでしょうか。


これまで、企業の SNS 活用といえば Facebook や Twitter が主流でしたが、画像をメインに発信できるという点で、Instagram には強みがあります。

Instagram(及びその他の SNS)を単なる情報発信ツールとして考えるのではなく、自社の魅力を訴求するひとつのキーコンテンツとして捉えること。コーポレートサイトで製品・サービス情報や会社情報をきちんと訴求するのは大前提ですが、Instagram だからこそ発信できる自社のコンテンツを検討してみる価値はあるはずです。

今回ご紹介した4社は、どれも個性があり企業の魅力訴求のツールとして機能しているように思います。BtoB 企業は一般消費者との接点が限られているため、上手く利用することで企業を知ってもらえるきっかけにもなるでしょう。一般消費者との交流や、企業活動を紹介するひとつのツールとして、Instagram の活用を検討してみるのはいかがでしょうか。

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この投稿を書いた人

羽賀 敬祐

羽賀 敬祐(はが けいすけ)プランナー

マーケティング&セールス部 BtoBチーム所属。広島県生まれ。洋服の販売員を経てモノサスへ。休日は美術館やアートギャラリーに足繁く通っている。料理が作れないのに器集めにハマり中。好きな場所は日本民藝館。

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