プロジェクトアクセシビリティ向上のフラッグシップに。誰もが利用できる採用サイト制作

Web制作

マネックスグループ株式会社(依頼当時)

マネックスグループの採用サイトをリニューアルするに際して掲げたミッションは「アクセシビリティの向上」です。

会社のカジュアルな雰囲気を伝えることを念頭に置きつつ、プレーンな構造設計、色構成やコントラスト比に配慮したデザインなど、誰でも利用できるサイトであることを意識しながら制作を行いました。

公開したサイトは、第11回Webグランプリのコーポレートサイト部門で優秀賞を受賞。グループ全体で複数運用しているWebサイトのアクセスビリティを向上させていく上での指標となっています。

Project Info

Period
2022.9-2023.6
Client
マネックスグループ株式会社(依頼当時)
URL
https://www.monexgroup.jp/recruit/index.html
Service
マネックスグループ株式会社 採用サイト(2024年1月よりマネックス証券株式会社採用サイト)

monosus Team

ディレクション・コーディング:伊藤洋介、デザイン:濱端誠

issueアクセシビリティ向上の最初の一歩

マネックス証券とモノサスは、ランディングページや特設サイトの制作、コーディング業務など、長年に渡り仕事をともに行ってきました。グループ全体のWebサイトの課題として「アクセシビリティの向上」が上がっているものの、膨大なページ数がある証券サイトのアクセシビリティのレベルを上げていくためには、さまざまな難しさを感じていました。

そんななかリニューアルすることになった採用サイトは、比較的シンプルな構成であったこともあり、新たなことに取り組みやすい状況にありました。制作を進めるに際して「アクセシビリティの向上」をミッションに設定。今後グループ内でアクセシビリティを高めていくためのフラッグシップのような存在になることを目指しました。

plan&outputアクセシビリティも、自分たちらしさも諦めない

担当の方々がサイトで表現したいことをじっくりと伺いながら、新たなサイトのコンセプト、旧サイトから残す点などを整理していきました。堅い印象を持たれがちな業界のなかでも、会社全体のカジュアルな雰囲気が伝わるよう、写真やイラストを積極的に活用しています。

(イラストは、株式会社No.0 メンバー:鈴木麻子さん に依頼。)

アクセシビリティの向上を優先するため、プレーンな構造を採用。トップページの動画はスクロールする仕様になっていますが、動くものがあると注意力が散漫になるという方に配慮し、動画を停止するボタンの設置を行っています。

デザインに関しても、文字と背景のコントラスト比や色覚異常のある方向けの色構成を採用するなど、専門家のアドバイスを取り入れながらさまざまな工夫を行っています。

(社員のインタビューページ。写真を大きく配置し、文章量はスマホでも読みやすい分量に。)

resultグループ全体のフラッグシップに

サイト公開後、採用活動が最盛期を迎える前の時点でアクセス数の向上を確認することができました。

また、今回制作したサイトは、第11回Webグランプリのコーポレートサイト部門で優秀賞を受賞。マネックスグループ内でもよいリニューアル事例として認識いただくことができ、新たにサイト制作を行う際には、アクセシビリティ面でもデザイン面でも「目指すべきサイト」のひとつという位置づけになりつつあるそう。今後、グループ全体でアクセシビリティを向上させていく大きなきっかけになっています。

member’s voice

伊藤洋介(ディレクター・コーダー)

長いお付き合いのあるマネックス様との案件でしたが、こんなにじっくりと考えを聞かせていただきながら進めた案件は初めてだったと思います。沢山の想いを、どうしたら間違いなく見る人たちに伝えていけるか、を考えるのが僕の仕事でしたが、とてもやりがいのある仕事でした。
アクセシビリティ対応を施すと、健常者の方にとって見た目に寂しくメリハリの少ないサイトになってしまう傾向もあるのですが、今回の案件ではシンプルな美しさとアクセシビリティ対応を良い配分でブリッドできたと思っています。