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Sep,2017
川口 実
投稿者:川口 実
(チェッカー)

2017年09月05日

楽して変化は得られない
~筋トレは自分への投資~

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川口 実
投稿者:川口 実(チェッカー)

平日の19時…

ものさすで定時を迎える。
仕事を早々に切り上げ、私はとある場所へ向かう。

向かう先は、会社から徒歩15分ほどの場所にあるスポーツジムである。
ジムで筋トレや有酸素運動をし、爽快に汗を流す!

これは私の趣味であり、人生で今のところ一番長続きしている習慣だ。

気付けば、通い始めてかれこれ9年。
情けない話だが、昔から何をやってもほとんど長続きをした試しがなかった。
ジムに入会するときも「途中で辞めるだろうなー」と何となく予感していた。

だがその予感は外れ、むしろ平均週3~4日はコンスタントに通い、今も継続中。見事にコミットした。
 

ジムに通い始めたきっかけ

20170905_01.jpg
普段使用しているウェアやシューズ、グローブなど(全て私物)

20代の頃、私はアパレルの販売をしていた。

販売職は一見華やかそうに見える反面、バックヤードで商品の袋詰めやストック整理といった地味で泥臭い仕事が実際は多い。もちろんメインは接客だが、そこではお客様満足を叶えるため、細やかなおもてなしとサービスが求められた。どんなに気分が落ち込んでいても、体調が優れなくても笑顔で売り場に立った。「憧れ」や「好き」などという意思だけではとても務まらないぐらいハードワークで、肉体的にも精神的にもしんどい毎日だった。

その反動もあってか、休日は人とも会わず何もしないで家でだらだら過ごした。まさにグータラ生活まっしぐら…。

しかし周りの人たちは私と全く違った。

遊びはもちろん、趣味・特技・勉強などを休日に充てることで、自分のために時間を目一杯費やす。そして仕事もプライベートもきちんと両立させるようなバイタリティに溢れた人たちばかりだった。また、そうした人たちは経験や知識が豊富なため引き出しが多く、会話も自然と弾む。

自分のために何かやっている人とやっていない人では、明らかに差が出てくるのだとここで痛感し、同時に漠然とした危機感も覚えた。
そして自分発信出来るものが何も無いまま、貴重な20代の大半を残念なかたちで送ってしまったことを後悔した。

これをきっかけに「30才になる前に、趣味を作ろう」、自分磨きをするための決心をする。
じゃあ何をしようか?となるが既にやりたいことは頭に浮かんでいた。

“スポーツジムでアクティブにからだを動かしたい!”

もともと体を動かすことは好きな方だ。
それと昔からなぜか「スポーツジムに通っている人=カッコいい大人」というイメージと憧れを持っていた。

決心をした数日後、私はスポーツジムに入会した。
 

気づけば9年経っていたジム通い

念願のジム生活をスタートさせた。

新しい一歩を踏み出すことに、気分は最高に昂っていた。
だが、実際に通い始めて真っ先にぶつかった壁がある。
それは目標を持たないと途方に暮れてしまうということだった。ちょっと考えれば気付くレベルなのに、こういうところの詰めがいつも甘い。

おまけに周りには、相当鍛え抜かれたであろうマッチョな人たちがウヨウヨいて、その異様な光景に圧倒され委縮してしまった。
でも、どことなくみんなオーラがあってカッコいい!

「あんな凹凸があってメリハリあるカッコいい体に少しでも近づきたい…」

単純にそう思った。

何から始めたら良いか分からなかったが、とりあえず周りの人がやっているトレーニング方法を目で盗み、それをひたすら真似しまくった。さらにマシンを使えば何となく筋トレしている感は出たので、「そのうち理想の体になるだろう」と何時しか淡い期待を持った。

筋トレを続けることでそれなりに変化は見られた。
体は全体的に引き締まり、体力面でもかなりタフになったが、それでも何となく自分で感じるものがあった。

「何かが足りていない…」

でもその「何か」が何なのか分からないまま、私は6年ほどトレーニングを続けた。

 

メニューを一新!筋トレはプロに学べ!

3年ほど前にトレーナーの方にふと声を掛けられたことがきっかけで、週1回・30分のパーソナルトレーニング(※以下、セッションと呼ぶ)を行うようになった。さらに、ものさすに入社してからは時間を調整しやすくなり、今までジムに週1回通っていたのを週3~4に回数を増やした。

この頃から、体は劇的に変化していった。

一週間のメニュー
週4のスケジュール。日によって鍛える部位を変え、筋肉が付きにくい部位はこまめに鍛える。

  1. 三角筋(肩):ダンベルショルダープレス、サイドレイズ(各10回×5セット)
  2. 上腕二頭筋(力こぶ):ダンベルカール(10回×5セット)
  3. 大腿四頭筋(太もも):レッグプレス(10回×5セット)
  4. 内転筋(太ももの内側):マシン(10回×5セット)
  5. 腹直筋(腹の中心):クランチ(10回×3セット)
  6. 腹斜筋(腹の側面):ツイストクランチ(10回×3セット)
休み
  1. 背筋:懸垂(10回×5セット)
  2. 上腕二頭筋(力こぶ):ダンベルカール(10回×5セット)
  3. 大腿四頭筋(太もも):レッグプレス(10回×5セット)
  4. 内転筋(太ももの内側):マシン(10回×5セット)
  5. 腹直筋(腹の中心):クランチ(10回×3セット)
  6. 腹斜筋(腹の側面):ツイストクランチ(10回×3セット)
休み
  1. 三角筋(肩):ダンベルショルダープレス、サイドレイズ(各10回×5セット)
  2. 大腿四頭筋(太もも):レッグプレス(10回×5セット)
  3. 内転筋(太ももの内側):マシン(10回×5セット)
  4. 腹直筋(腹の中心):クランチ(10回×3セット)
  5. 腹斜筋(腹の側面):ツイストクランチ(10回×3セット)
休み
  1. 大胸筋:ベンチプレス(10回×5セット)
  2. 上腕三頭筋(力こぶの反対側):ダンベルキックバック(10回×5セット)
  3. 大腿四頭筋(太もも):レッグプレス(10回×5セット)
  4. 内転筋(太ももの内側):マシン(10回×5セット)
  5. 腹直筋(腹の中心):クランチ(10回×3セット)
  6. 腹斜筋(腹の側面):ツイストクランチ(10回×3セット)

セッションでは、どの部位の筋肉を大きくしてどうなりたいのか、まず自分の意思をトレーナーに伝える。するとトレーナーはその場で私に合わせた即席メニューを立ててくれる。そのメニューをもとに30分のセッションが行われるのだ。

鍛える部位によってメニューは当然変わるが、毎回共通することは一人でやる時とは比べ物にならないぐらいハードなメニューを課せられるということ。
そしてトレーナーの手によって、ターゲットとなる部位が動かなくなるまで完全に追い込まれるのだ。

セッション中の30分間はまさに「地獄」という言葉に置き換えられる。それぐらい本当にキツイ!

20170905_02.jpg

重いものを上げ続けると、筋肉疲労で徐々に力が入らなくなっていく。そうなると「もうだめだっ!」という諦めが一瞬頭をよぎるのだが、そこでトレーナーが

「まだいける!」とか「耐えて!!耐えて!!」といった言葉で叱咤激励する。

この時の最後のひと踏ん張りがとても重要で、ここで筋肉が大きくなるかならないかが決まる。

「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーーっ!!!!」

グッとこらえるが、どうしても変な声が漏れる。
だが、この時ばかりは周りの目はどうでも良くなる。恥ずかしがっていたらいつまで経っても本域なんか出せないし、そもそもこれは力を振り絞るときの副産物である。

何とか耐えて耐えてトドメの一押しが出来たとき

「ナイスファイト!!」

とトレーナーは声を掛けてくれる。
このありがたい言葉を聴くと毎回「よく耐えた、俺!」と思い、次も頑張ろうという気になれる。
やはり人間頑張ったときに褒めることは大切だと改めて感じた。

地獄(セッション)をくぐりぬけた翌日には尋常でない筋肉痛に襲われる。
笑えば腹筋は痛いし、時には肩や腕が満足に上がらなかったり、歩くのが億劫になることもあった。

だがこの苦痛こそ努力した結果の表れであり、筋トレしている人にとっては苦痛どころかむしろ喜びなのだ。トレーニングを始めてから、そう感じるようになった。だから私はどんなに体中が筋肉痛だろうが会社では涼しい顔をしている。

この苦しみを繰り返し、体は少しずつ変化していく。

20170905_03.jpg
自分の体で自信のある部位、上腕二頭筋

そう、楽して変化は得られない!

これはトレーニングだけではなく、あらゆる事にも通じる部分だと思う。
追い込まれて「もうだめだ」となった時、あと一歩を頑張るか頑張らないかで結果は変わってくる。
 

ジムに通って変わったこと

ジムに通うようになって明らかに変わったことがある。
それは体調(自己)管理が出来るようになったことだ。

トレーニングで死ぬほど体が疲れると、夜眠れないなんてことは無くなる。だいたい決まった時間には布団に入り、規則正しい生活になる。
そのおかげなのか滅多に風邪を引かなくなった。
過去をさかのぼっても、ここ7年は病欠で会社を休んでいない。

体調が良いとメンタル面も健やかでいられる。
あくまで自論だが、心を鍛えるには、まず体を鍛えることからだと私は思う。

筋トレはあらゆる分野と深く結びついているように感じる。

例えば仕事…
普段私が行っているチェック業務は、制作側の意図を汲み取りながら不自然な箇所はないか・使いにくい箇所はないか、というユーザー目線でのチェックをするというもの。そこには物凄い集中力が必要とされる。

筋トレもまた然り。

例えば、筋トレは正しいフォームで鍛えたい部位に負荷を効かせることを意識し、重いものを持ち上げる。そこにも物凄い集中力を必要とする。

傍から見たら全く違うことをやっているが、いずれも意識を高め、集中力を使って作業するという点では共通している。
趣味でやっていることが、こうして仕事面でも役に立っていることを発見出来ると、とてもやり甲斐を感じる。

筋トレをし、汗をかくことで得たもの、学んだこと、感じたこと、全ては今も私生活に良い影響をたくさんもたらしている。

自分磨きのために始めたジム通いも、追求すればするほど奥が深くやめられなくなる。これが長続きしている秘訣かもしれない。
 

電車の中でも筋トレ!

毎日かかさず行っている筋トレがある。しかも通勤電車の中で。

通勤中まで筋トレ?!と思われるかもしれないが、器具やマシンを使わず移動時間を有効利用出来る体幹トレーニングはとても簡単で理に適っている。
※仕事中、椅子に座りながらでも出来る

ちなみに「体幹」とは胴回りの深層部にある筋肉のことである。

20170905_04.jpg
腹横筋イメージ(赤い部分)


やり方も簡単で、言ってしまえば誰にでも出来る基礎トレーニングなのでぜひ試してほしい。

  1. 姿勢を正す
    地面に対し直立して胸を張り、背筋を伸ばす(首-背中-骨盤に棒が一本通っているイメージ)
  2. 胸を張ったままゆっくり息を吐き、お腹を凹ませていく
    お腹が凹んだ状態を15~30秒キープする(キープ中は呼吸をしてもOK)。ポイントは肛門を締めること!

これを一日10回行うのが目安である。
毎日続けると「腹横筋」というコルセットのような役割をしている筋肉が鍛えられ、ウエストのシェイプアップにもなる。

ただし「ス~~ッ、ハ~~ッ」と呼吸を意識しながら行うことがポイントなので、周りの人に怪しまれないようにさりげなくやってほしい(笑)
 

筋トレは自分への投資

周りの人に時々、「そんなに鍛え続けてどうするの?」と訊かれることがある。

趣味の一環?体力作り?体型維持?モテるため?
どれも当てはまる。でもそれらは始めるきっかけになった理由に過ぎない。

先にも話したが、筋トレをしていると体もメンタルも強くなる。
そして、心身ともに健康な状態だからこそ、前向きに仕事も私生活も楽しく感じることが出来ている。

今となっては、継続することで見えてきた仕事や私生活との結びつきや、自己管理が出来るようになった事実の方が続ける理由としてしっくりきている。

憧れていた「カッコいい大人」には程遠いが、全力で打ち込めるものが出来て、それを通じて心も体も一回り大きくなれた気がする。いや、きっとなっている!

「十分、自分磨き出来てるじゃないか。少しずつだけど、変われてるよお前!」

と最近素直に自分を認められるようになってきた。

―筋トレは自分への投資、この先もまだまだ続く―

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この投稿を書いた人

川口 実

川口 実(かわぐち みのる)チェッカー

社内の制作物をチェックしています。一人で過ごす時間が至福のひととき。一人カラオケによく行きます。得意なジャンルはアニソンと演歌。

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