2020年11月

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木曜日の投稿

永井 智子
投稿者:永井 智子
(取締役副社長)

2020年11月05日

周防大島サテライトオフィス、
業務拡大につき新規採用募集します!

仕事と暮らし・周防大島

永井 智子
投稿者:永井 智子(取締役副社長)

周防大島サテライト勤務、副社長の永井です。
2017年の3月に山口県周防大島町に引っ越し、2018年の4月からサテライトオフィスの正式スタート。こちらでの仕事も、あっという間に3年半が過ぎました。

1年目は新しい土地での生活への慣れと拠点の整備で大わらわ、2年目は「東京の仕事を離れた場所でできるのか?」の試行錯誤、3年目は「ほんとうに継続的に仕事として成り立つ働き方ができるのか?」の確認期間でした。

「Web制作ってどこでもできる仕事」。そんな気持ちからのスタートでしたが、結果として都会に住みたい人も、田舎に住みたい人も、海外に住みたい人も、いろいろな場所をめぐりながら仕事をしたい人も、場所に縛られずやりたい仕事で働くためには何が大切なのかのひとつの実証実験になった気がします。

この度、そんな周防大島オフィスで一緒に働くディレクターを募集することになりました。多くの方に興味を持っていただきたく、仕事のこと、暮らしのことなどを紹介します。

 

 

意外に甘くなかった!「Web制作ってどこでもできる仕事」

採用記事なのに、まずはデメリットからお伝えしようと思います。
デメリットを伝えるのが好きなのは、周防大島っぽい表現なのかもしれません(笑)。というのも、周防大島では、移住を促す仕事をしている方たちが移住希望者に対して、まずはイヤというくらいデメリットを並べあげます。私が移住することを決めた頃に相談したときにもそうだったので、来る前からそんなに夢を打ち砕かなくてもいいのに、と思ったものです。
けれどそれはデメリットも織り込み済みで、折れずにやれる人に来てほしいという真剣な想いの裏返し。いつの間かそんな伝えかたが私にもうつってしまったようです。ミスマッチは、受け入れる側も不幸ですが、何より来る人にとって不幸ですからね。

第1の難関 「会って対面で打ち合わせしたい」

私の主業務である制作ディレクション。
それは、Webサイト制作の中で、お客様から実現したい要望や想いをお聞きして実現する手段を提案したり、各制作担当者と進行方法をすり合わせて、クオリティを向上しつつ、スケジュール通りに進むようにする仕事です。
資料作りなどはしますが、パソコンに向かってひとりで何かを作ったり考えたりしている時間と同じくらい、人とのコミュニュケーションが多い仕事です。

もちろんこのご時世、オンライン会議用のツールはいろいろ揃っており、モノサスでも各種のオンライン会議やプロジェクト管理のツールを使っています。けれどやっぱり、自分たちが提案したことをお客様が本当に良いと思って受け入れてくださったのか、納得していないのを言いづらいだけなのかは、画面越しにはわかりにくいこともあります。

また、Web制作はスケジュールを立ててもすんなりその通りには進まないことも多いもの。離れた場所で一緒に仕事をしている仲間と「〇〇さんの仕事がここまで出来たからあとは△△さんにバトンタッチしよう」とか「〇〇さんの仕事が遅れがちなので、早めに□□さんにヘルプを頼もう」とか、同じ場に居たら何気なくやっていたことでも、うっかり気づかずに進んでしまいそうになることもあります。


離れた場所どうしのオンライン会議は、対面での打ち合わせに比べたら、どうしても情報量が減ってしまいがち
 

第2の難関 情報がインターネットの中にしかない

Webの仕事をしているからこそ痛感するのは、「インターネットには、自分の知りたい情報“だけ”があふれている」ということ。
SNSやレコメンド技術の向上、検索エンジンのアルゴリズムの精緻化で、「知りたい情報、見たい情報へのアクセス」を追及してきた結果、インターネットでは、自分にとって「まだ存在すら知らない、知ることが有益か無駄かもわからない情報」にアクセスするのは難しくなっています。
Webの業界は、常に新しい技術やトレンドが出てきては進化しています。リアルな隣席に居る同業種の人と雑談したり、大きな本屋さんやIT系イベントに行ったりすると自然に入ってきていた「検索することさえ思いつかなかった新しい情報」に、ここでは触れる機会が極端に少なくなります。

それはすなわち、「自分の知らないコレは何なんだろう?」という疑問の生まれるタイミングも少ないということ。この環境で、独りよがりの仕事をしないためには、「自分が気づいていないこと、もっと新しいこと、もっと最適なソリューションがあるかもしれない」ということを東京に居る以上に心して常に意識していないとなりません。


家のすぐ裏の散歩道にはITのかけらもありません。携帯の電波も入らないので、歩くことに集中。
 

第3の難関 東京との「時差」

実は最も大きな難関は、この第3の「自分のキモチ」の問題かもしれません。
ここ周防大島町地家室という地区は、周防大島町の中でも高齢化と人口減少が激しい場所。ご近所のおじいちゃん、おばあちゃんたちは、午後5時には夕飯を食べ、ほどなく眠りについているのでしょう。日が暮れるとあたりは物音ひとつしない暗闇になります。
おじいちゃん、おばあちゃんたちからは、温かく見守ってくれる気持ちから「無理せんで、ゆっくりやりんさい」と幾度となく言われます。

けれど、東京、とくにIT業界では、午後5時といえばまだまだ仕事の真っただ中。忙しい時期は、そんな時間に仕事が終わることはありません。
こののどかで自然いっぱいの周防大島町で、夜遅く(と言っても午後8時くらいのことだったりして!)まで仕事をすることは、街も隣の人もまだまだ働いている東京で8時まで仕事をするのとは、すこし違った精神力が求められる気がします。


こんな満天の星空の元でも、仕事を終われない日もあります。

それでもお勧めしたい、山口県周防大島サテライトオフィスで働くということ

ある意味精神修行の田舎暮らし×IT業。
けれども反面、もちろんおすすめポイントもたくさんあります。
何よりのメリットは、実はデメリットの裏返しかもしれません。とにかく「気分転換」の振れ幅は半端ない!どうしても部屋の中でのモニターに向かう仕事ばかりだと、煮詰まってしまって悩む、だからとりあえず目先のことをやる、結果としてもっとよくない状況になっていく・・・という泥沼にはまったことはないでしょうか?
そんな時、夏であれば30分も海にちゃぷん・・・っと浸っていたり、今の季節なら誰にも会わない山のハイキングコースを散策したり、夜なら満天の星空を眺めて無心になったり。オーバーヒートした頭が静かにクリアになって、ヨシっという気がまた沸いてきます。
言葉で言ってもなかなか伝わらないこの経験。ぜひ多くの人に実感してほしい。やるときはやる、抜くときは思いっきり抜く。そんなメリハリのきいた仕事と暮らしをしたい方からの応募を待っています。

今年のこの状況は、場所を選ばずできる仕事を劇的に増やしたことはまぎれもない事実。そしてその流れは止まったり逆戻りすることはないでしょう。
Web制作ディレクションまたはデザインやマークアップなど、Webサイトをつくるという仕事自体は嫌いじゃないけど、なんだかふと考えてもやもやすることが多くなっている。そんな人にこそ、ぜひ応募していただければ嬉しいです!

 

 


車で行ける山の頂上。晴れた日に臨む周防大島と瀬戸内海は絶景。

この投稿を書いた人

永井 智子

永井 智子(ながい ともこ)取締役副社長

モノサスの取締役副社長です。東京タワーの見える家に憧れ、川崎から、国分寺、本郷を経て目黒までたどり着いたはずが、ひょんなことから山口県に住むことになりました。人生何が起きるかわからない、だけどどこもが住めば都。 「どう生きるか」から仕事や住む場所を選ぶのもいいけれど、今いるところを居場所と決めて、生き方、考え方、性格だって変えていってもいいんじゃない?

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