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意外に難しい?ハルジオン

春、桜の少しあとくらいから咲き始める花のひとつです。

北アメリカ原産のキク科の植物で、人の腰の高さほどになることもあり、この時期に咲く花としては背丈のある方ではないかなと思います。
冬をロゼットの姿で越して、春になって一気に成長しているのかもしれません。

いかにもキク科の植物らしい花の形をしていて、ヒマワリやタンポポと同じく、小さな花がたくさん集まって一つの花になっています。

昨年の6月にInstagramで紹介したヒメジョオンと近い仲間で、姿もよく似ています。
ハルジオンは「シオン」で、ヒメジョオンは「ジョオン」。
紛らわしいですが漢字でそれぞれ「春紫菀」、「姫女菀」と書くようです。

見分けるポイントはいくつかあるそうで、見た感じの雰囲気でなんとなくわかることもありますが、私は
・ハルジオンの方が花の時期が早くて4月のはじめ頃から咲いている
・つぼみが俯いている
・花びらが紫を帯びていることがある
・葉に柄がない
・茎の中が空洞
あたりでハルジオンかなと推測していますが、ヒメジョオンが咲き始める5月以降は、紛らわしいものも多くてなかなか難しいです。
(さらに何やら変異種?もあるそうで、そこまではぜんぜんわかりません...)

代々木オフィス周辺でも普通に生えていて、私にとっても幼いころから目にしているとても馴染み深い植物ですが、一方でヒメジョオンとともに「日本の侵略的外来種ワースト100」に名を連ねています。

村上 伊左夫

むかし独学でかじったHTMLを生かしてチェッカーへ。最近の興味は生き物関連。