みなさん、こんにちは。ミーティング・ファシリテーターの青木マーキーです。ふだんは会議の進行役として、モノサスさんの様々な話し合いをお手伝いしているのですが、このたび「社員旅行」をお手伝いするご縁を頂きました。僕自身、社員旅行がある会社に勤めた経験もなかったので、とても新鮮に感じたし、面白かったし、ある種の可能性も感じたので、社外の人間なんですが、ちょっと書いてみようと思います。
社員が企画を出せて、行きたい仲間と旅行に行ける
なんといっても、面白いなぁと思うポイントは「社員旅行の企画案を、色んな社員が出せる」というしかけにあります。今回、僕がお引き受けしたのは「熊野古道を歩こう」という企画なのですが、こちらの記事にもあるように、その他にも「麻雀合宿」とか「韓国旅行」とか「遊牧生活を探索するモンゴル武者修行」とか、面白そうな企画があれこれ立ち上がっている状況が面白い。もちろん強制参加ではなく、行きたい社員が行きたい企画に参加するスタイル。スケジュールさえ許せば複数の企画に参加するのもOKというのも楽しい。
え、普段一緒に仕事している仲間じゃないの?
今回の熊野古道を歩こう!の企画してくださった社員のみなさんは、実は普段、同じ職場で、同じような仕事をしているチームではないそうです。「オンラインでは何度か顔あわせてたけど、ちゃんと一緒に過ごすのは初めて〜」みたいな会話を聞いて、僕はびっくり。おー、よく、それで2泊3日の旅に出ようと思えたなぁ! いや、むしろ、仕事の場面で出会うのではなく、旅のシーンで楽しく出会ってから、仕事をしたほうが、お互いのことを知ることができて、いいのかもしれません。
ともに旅すると、その人が見えてくる
今回の社員旅行、それぞれの移動手段で熊野に集合するので、少し早めに来る人から、電車を乗り過ごしてゆっくり目に来る人まで、いろいろ。ちょっと早く来たメンバーとまずは白浜温泉の足湯につかりました。いやぁ、これがなかなか良かった。遅刻する人がいてくれたおかげで、普段はいけない魚市場みたいなところにも潜入できて美味しい海鮮丼をパクり。熊野は私の実家でもあるので、地元のスーパーで美味しそうな食材をあれこれ買って一緒に料理するのも楽しい時間でした。森の中で長時間歩いたり、気持ちいい川に共に足を浸したり、協力して料理をつくって食べてゆくなかで「あ、この人って、こういう人なんだな」という、その人そのものが見えてくる時間が、とても心地よかったです。僕はもとからモノサスにいる社員さんのことはけっこう好きなほうですが、仕事ではなく旅の側面で出会った仲間たちのことは、もっと好きになりました。こういう気持ちって、大事だな。
面白いことを提案できる「余地」がある会社
もちろん、ふだんの仕事は、クライアントがあって、納期があって、守るべき約束があって、パフォーマンスを出さないといけなくて、と、いろいろと制約が多い。でも、モノサスさんの社員旅行は「面白いことを、自分たちで企画して提案できる」という余地がある。
皆であそこに行くと面白そうだなとか、○○さんが詳しい韓国につれていってもらいたいな、とか。普段のクライアント仕事では、なかなか出来ない遊びというか楽しみを、会社のメンバーと一緒につくれる。そういう余地があるって、これからの時代、かなり大事な気がします。世の中どんどん世知辛くなってきて、AIによる効率化も、コスト・パフォーマンスも、もちろん大事なんだろうけど、、、なんだろうなぁ「自分たちで手を加えられる余地」みたいなものが、貴重な時代になってくると、僕は思う。
家族もいっしょに参加できる旅
社員旅行は通常、社員が参加するものですが、モノサスさんは家族といっしょに行くのもOKだそうです(経費はもちろん払うのだろうけど)。僕が以前、関わらせて頂いた周防大島での社員旅行では、何人もお子さんが参加していて、家族ぐるみで、ワイワイ楽しくやっていて、お互いの子どもの成長をたたえ合ったり、ふれあったりして、楽しそうでした。家族から見ても「あー、父ちゃんの会社はこんな人たちがいるんだ」とか「ママって会社でもこんな感じで過ごしているんだ」と感じられるのは、いいことかなと思います。家族のもとを離れて会社で仕事をして、また家族のところに戻る、という社員さんもいるなかで、その相互理解が進むよい機会にもなる。
なんか見ていると、お互いの家族のことを思いやれる関係性もあったりして、そのあたりが、ステキ。
いろんな会社で広まるのもいいな
僕自身、会議の進行役として、いろいろな会社や組織に入らせていただくのが日常なんですが「大事な仕事はしているし、成果も上げているけれど、なんとなく社内の雰囲気が良くない」みたいな会社の会議をお手伝いすることも、あるんですね。なんというか、社員同士がお互いのことを信頼しあえてない、というか関係性がギスギスしている組織は、世の中には沢山ある。
社員さん一人ひとりは「本当は、もう少しこうしたいなぁ」と感じているのに、なんだかそれを言い出せない感じ、というかちょっと諦めている感じ。
それなりにいい人材を確保しているのに、肝心のその人自身が「うちの会社じゃ無理かぁ」とか「この組織を変えるのは難しいな」と感じ、辞めてゆくシーンを何度も見てきました。
たぶん、おそらくモノサスさんがやっているような「社員が企画を出して、この指止まれで行きたい人が参加できる社員旅行」みたいな「自分たちでなんとかできる余地」を感じられる仕組みを、もう少しいれていれば、社内の風通しがよくなったり、お互いの関係性がよくなるかも。そういう意味で、このスタイルの社員旅行、もうちょっと世の中に広まってもいいなぁ、と感じるのでした。
また次回、楽しみにしています
今回、熊野古道を一緒に歩いた社員さんとは「次回はさらにディープな熊野を楽しみたい」とか「次はもっとたくさんのモノサスの仲間たちと歩いてみたいね」という話で盛り上がっています。ふだんは社員食堂やWEBサイトを構築している仲間たち。いったんパソコンやスマホの電源を切って、奥深い熊野の森をたくさん歩いて、美味しいものを食べて、温泉入ってワイワイできる機会を、ぜひご一緒したいです。熊野古道の案内は僕のライフワーク。この記事を読んでくださった皆さんも、いつか一緒に熊野を歩きましょう。お気軽に声をかけてください。

