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まちたく日和
#01白壁の町並みに卓球台を置く理由。

皆さんこんにちは。森野です。

現在、山口県柳井市で活動するモノサスのメンバーや、柳井市地域おこし協力隊として活動する児嶋さんとともに、移住・定住に関する情報発信や地域プロジェクトに関わっています。

その中でも最近、私たちも運営に関わる新しい取り組みが始まりました。

その名も「まちたく やない」。

ここではこれから、「卓球を通じたまちづくり」という新しい挑戦が始まります。

「卓球でまちづくり?」
少し不思議に思う方もいるかもしれません。
実は私も最初はそうでした。
あまり結びつくイメージがなかったからです。

でも、その背景や関わる人たちの思いを知るうちに、この取り組みは単に卓球を楽しむためのものではないことが見えてきました。

今回は、これから私たちが運営に関わっていく「まちたく やない」について、その始まりの話を書いていきたいと思います。

白壁の町並みから始まる新しい挑戦

柳井市の白壁の町並みは、江戸時代の商家の面影を今に残すエリアです。
観光で訪れたことがある方もいるかもしれません。

その町並みの中にある歴史的建造物「佐川家住宅」を活用し、新たな交流拠点をつくろうというプロジェクトが「まちたく やない」です。

この場所では、Wi-Fiスポット・移住定住相談窓口・市民のMTGスペース機能を持ちながら、卓球や飲食、イベントなどを通じて、人が気軽に集まり交流できる場づくりが進められています。

江戸時代の商家の面影を残す柳井市・白壁の町並み

柳井市と卓球の意外な縁

「なぜ卓球なの?」そう思われる方も多いかもしれません。

実は柳井市には、卓球との意外な縁があります。卓球をしている方なら、「BUTTERFLY(バタフライ)」というブランドを知っているかもしれません。世界中のトッププレーヤーにも愛用されている卓球ブランドですが、そのブランドを展開する株式会社タマスの創業の地が柳井市です。

創業から76年が経った今もなお、ネーミングライツを持つ「バタフライアリーナ」や、市内で開催されるプラチナ卓球大会への協力などを通じて、柳井市とのつながりを持ち続けています。今年4月、そんなタマス社と柳井市は地方創生に関する連携協定を締結しました。

そして、その取り組みの一つとしてスタートしたのがこの「まちたく やない」です。このプロジェクトは「卓球をきっかけに人が集まり、交流が生まれること」、「その先にある地域との新しい関わり方をつくること」が大きな目的です。

卓球台の先にあるもの

「まちたく」と聞くと、卓球をする場所をイメージするかもしれません。でも、このプロジェクトが目指しているのはスポーツ施設ではありません。

観光で訪れた人、地域に住む人、移住してきた人、子どもから大人まで。さまざまな人が気軽に立ち寄り、自然と会話が生まれる場所です。

この場所をきっかけに初めて出会う。卓球台を囲んでラリーが始まる。飲み物を片手に話が弾む。
そんな何気ない時間の積み重ねが、人と人、人とまちをつないでいくのかもしれません。

卓球台を囲んで交流が生まれる「まちたく やない」の様子

なぜ私たちが関わるのか

「まちたく やない」は、タマス社、柳井市、そして私たちモノサスが、それぞれの立場から関わりながら進めているプロジェクトです。私たちモノサスは、柳井市の移住・定住促進事業に関わりながら、地域の暮らしや仕事、人の魅力を発信してきました。

また、市役所の地域づくり推進課の方々や地域おこし協力隊のメンバーも、地域の人や事業者の皆さんと関わりながら、さまざまな活動に取り組んでいます。

移住を考えている方からよく聞くのは、「地域に知り合いがいない」という不安です。実際に暮らし始めてみると、住まいや仕事と同じくらい、人とのつながりが大切だと感じる場面があります。

誰かにまちを案内してもらったこと、地域の人に声をかけてもらったこと、イベントで偶然知り合ったこと。そうした小さな出来事が、そのまちへの印象を大きく変えることもあります。

だからこそ私たちは、「まちたく やない」が単なる施設ではなく、人と人が出会う入口になればいいなと思っています。

タマス社が創業の地である柳井市への思いを形にしようとしていること、柳井市が新たな交流拠点づくりに取り組んでいること、そして私たちモノサスが、人と人とのつながりを生み出す場づくりに関わっていること。
それぞれの思いが重なって、この場所が動き始めています。

地域の人々が気軽に集まり交流する「まちたく やない」の場の様子

これから始まること

「まちたく やない」は、まだ始まったばかりです。

どんな人が訪れ、どんな交流が生まれ、どんな場所に育っていくのか。正直、私にもまだ分かりません。でも、だからこそ楽しみでもあります。卓球をきっかけに人が集まり、新しいつながりが生まれる。そんな様子を、これから少しずつお伝えしていければと思います。

次回からは、開所までの準備や実際の拠点運営の様子やイベントのこと、そこで出会った人たちのことなども紹介していく予定です。

まずは、「まちたく やない」が始まった背景についてのお話でした。

「まちたく やない」
住所:山口県柳井市柳井津古市473
アクセス:山陽本線 柳井駅より徒歩8分
営業時間: 10:00〜17:00 不定休

森野 由望

色々模索中。普段は田舎で蛇と蜥蜴と蛙と過ごしています。 喫茶店によくいます。