2018年09月

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水曜日の投稿

ものさす編集部
投稿者:ものさす編集部

2018年09月05日

東京喫茶店めぐり vol.2
〜 モノサスメンバーのお気に入りをご紹介 〜

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ものさす編集部
投稿者:ものさす編集部

9月になって、すっかり暑さがやわらぎましたね。

みなさんにはお気に入りのお店はありますか?
東京には喫茶店もカフェもたくさん。仕事終わりやお休みの日に、どんな場所かとワクワクしながら訪れるのも楽しいひとときです。

今回は、モノサスメンバーがこの夏訪れた新宿の老舗の喫茶店と、東京で一人暮らしをはじめてから、ずっと行ってみたかったというかき氷屋さんを紹介してもらいました。

コーヒーフロートとの再会

            
降旗 ゆかり(マーケティング部所属)

巷ではここ何年か純喫茶が注目されている。雑誌で特集が組まれたり、店を紹介する本もたくさん出ている。みんなが昭和的なモノを懐かしんだり、あるいは再発見するモードに入っているのだろうか・・・かくいうわたしもその一人なのだが。

わたしは純喫茶といえばコーヒーフロートを思い浮かべる。どっしりしたグラスに長いスプーンがささってるやつ。そんなのが飲みたいならやっぱり純喫茶に行かないと。
というわけで懐かしのコーヒーフロートを昭和なシチュエーションで飲むために、わざわざ新宿駅西口を目指すのであった。

喫茶ピースは老舗の純喫茶である。小田急百貨店ができる前からこの場所で営業を始めていたという話をウエイターさんが教えてくれた。50年以上たっている。拝みたくなってきた。
さて、店は西口のロータリーに面している。歩道から一段ひっこんでいるせいか駅に近いわりに店の前は静か。白いアクリル看板に青い文字でくっきり「ピース」。

このど派手な看板と店内のギャップがありすぎる。ちなみにピースと聞くとお笑いコンビのピースを連想して、私はそれだけで親近感をもってしまう。こちらのほうが大先輩、おそらくタバコの銘柄の「ピース」からとっていると思われる。
店の手前で様子をうかがっていると、おばあさん二人連れが慣れた感じで店に入っていく。私もあわてて後を追うように店に入った。


入口ドアは「ピース」だけ縦書き。味のある不思議な字体と金色が渋い

入ってすぐのレジのところで立ち止まっていると、開業当時からこの店にいたんじゃ?と思えるぐらいのおじいちゃんウエイターがちょこちょこっと寄ってきて席をすすめてくれた。小さくてなんとも愛嬌のある風貌のおじいちゃんである。しっかり現役で働いている。すごい店だ。

深緑のシートの椅子と大理石風のテーブル。古い喫茶店ならではの内装が落ち着くのである。周囲を見回すと、お出かけ帰りと思われるおばあさん二人連れ、二十歳ぐらいのアニメ好きそうな男子女子、パソコンを開いて仕事の打ち合わせしているクリエイター風男性などなど、客層が広い。

喫茶店なので、もちろん全席喫煙可である。私も含め、タバコを吸わない人にはちょっとけむいかもしれないが、禁煙になってしまったらなんだか違う気がする。タバコを吸うお客さんも込みで喫茶店特有の空気感ができあがっているのかもしれない。

メニューをざっと確認し、お目当てのコーヒーフロートを注文した。
氷とアイスコーヒーで満たされたグラスに丸いバニラアイス。本当にひさしぶりのコーヒーフロートである。いただきます。

長いスプーンでアイスを少しずつ削って食べつつ、コーヒーをストローで飲む。途中からスプーンで削るのが面倒になったので、ぐるぐるかき混ぜて甘いミルクコーヒーにしながら残りを飲んだ。タバコの一服はしないけど、私はコーヒーフロートで一服した気分である。大満足。

そういえば。コーヒーフロートというカップアイスがあったのを知っているだろうか。
小学生のころ、いとこのお姉さんが連れて行ってくれた喫茶店で初めてアイスコーヒーを飲ませてもらった。なんておいしい飲み物なんだ!と衝撃を受けて以来コーヒー好きになった。
でも子供はなかなか喫茶店に連れて行ってもらえない。それで本物のコーヒーの代わりによく食べていたのがカップアイスのコーヒーフロートだった。シャリシャリしたコーヒー味の氷の真ん中にバニラアイスが埋まっているやつ。アイスクリームと一緒にコーヒー気分も味わえて大好きだったな、とこれを書いていて思い出した。
まだ売っているかな。スーパーで見かけたら買って帰ろう。

ピース

住所:東京都新宿区西新宿1-5-1 新宿西口ハルク 1F
営業時間:9:00~22:45(L.O.22:30) 日曜営業
定休日:1月1~3日

味も見た目も絶品。夢のようなかき氷

            
立脇 あゆみ(Webディレクター)

さかのぼること昨年の12月。
モノサスで働くことが決まり、東京に引っ越すことになって、新しく住む街が決まった頃のこと。

引っ越し先の街の名前は「中野新橋」。

初台の向かい側で、ぎりぎり中野区。
新宿までバスで10分、電車で7分の素晴らしく便利な立地。
だけど一歩路地に踏み入ると、静かな住宅街が広がる街でした。

自分にとってははじめての一人暮らし。

新しい生活に希望をふくらませながら、新しい街にはどんなお店があるだろうとインスタグラムを眺めていたときのこと、それは飛び込んできました。

コーヒー豆が描かれたお椀にこんもりと盛られたかき氷!
ざくざくした氷の姿、でも口に運ぶとほろりと溶ける、そんな氷の繊細さと柔らかさが写真からも見てとれるようでした。

その佇まいの美しさと可愛らしさは私の心をずきゅんと打ちとめてしまったのでした。

ここには絶対に行きたい!!

都会の楽しさと、淋しさ、慣れない仕事、はじめての一人暮らしで、今まで味わったことのないさまざまな感情を味わいながら、季節はあわただしく過ぎていき、ついに夏がやってきました。

初夏なのにうだるように暑い日、かき氷を目指して歩きはじめます。

駅から6分ほど歩くと、住宅街のなかに隠れるように緑色の小さなお店がありました。

11時の開店ですが、既に何組か列をなして待っています。
でも待てない程の行列ではなくて、ちょうどいい行列。
友達同士も多いけれど、ぽつりぽつりとおひとりさまの姿も目に入ります。

夢にまで見たかき氷まであと少し。
ドキドキしながら待っていると、20分程して中に通されました。

少し狭い店内。カウンター式の客席の向こう側でかき氷が作られています。
ふと壁に目をやると、小さな黒板に珍しいメニューがたくさん!

グラノーラ、酒粕、クリームチーズ、お醤油味の黒糖みるく、わくわくするメニューが躍っています。

かき氷だけでこんなに種類があるの?と驚きながら、選ぶ楽しさがこみ上げます。

今日は夏らしくさっぱりしたものが食べたい。そう思った私は、悩んだ末に沖縄パッションフルーツとミルクのかき氷を注文することに。

しばらく待つと、目の前のカウンターからあの写真で見たかき氷が渡されました。


横から


上から

ついについに!

歓喜のなか、ひとくちすくって口に運ぶと、口の中でぷちぷちはじけるパッションフルーツの種。
パッションフルーツの甘酸っぱさとミルク味のかき氷の優しい甘さが口の中でふわりと溶けてすっとなくなる幸せ。

溶けてしまうのを惜しみながら口に運んでいると、お椀いっぱいの氷も、あっという間に食べてしまいました。
ふわふわな氷はどれだけ食べても頭がキーンとすることはありません。

はじめての一人暮らしは、物件選びに失敗し、夢破れて山河あり…。
いろいろあって半年足らずで引っ越してしまいましたが、ママトコのかき氷は絶品でした。

思い出すとあの場所だけ夢のよう。

夏が過ぎて、そろそろ秋の気配ですが、みなさんもぜひ一度足を運んでみてください。

氷舎 ママトコ

住所:東京都中野区弥生町3-7-9 メゾンモンターニュ
営業時間:
[月・水・木]14:00~19:00(L.O.18:30)
[土・日]13:00~18:00(L.O.17:30)
早じまい不定休あり

新宿で50年以上つづき、今もなお老若男女に親しまれる喫茶店。いつ行っても同じ雰囲気でそこにある、ということがたくさんの人のこころの拠り所になっているのかもしれません。
そして、東京に移り住んで、ようやく夏になって行くことができたかき氷屋さんのかき氷は、期待通りのふわふわで優しい甘さ…。「そこだけ夢のような場所」だったという言葉から、きっと思い出深い一杯になったのだと思います。

メンバーのお気に入りの喫茶店、またご紹介できたらと思います!

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ものさす編集部(ものさすへんしゅうぶ)

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