2019年01月

7

月曜日の投稿

林 隆宏
投稿者:林 隆宏
(代表取締役)

2019年01月07日

ものさしから、ものさすへ。

TOPICS

林 隆宏
投稿者:林 隆宏(代表取締役)

あけましておめでとうございます。

2018年はモノサスにとって、まさに激動の1年でした。
良いことも、良くないことも、これまでにないくらい
詰まっていたように思います。

いい格好をせずに書いてしまうと、
経営者としてはとても辛い一年でした。
きっとメンバーたちにとってもそうだったと思います。

辛いと言っても、一般的な、企業の危機というのとは
少し違います。

生まれてから15年目を迎えたモノサスは、
人間の15歳の少年・少女がそうであるように
アイデンティティを問い直されているのだと思います。

会社にとってのアイデンティティというと、
まっさきに思い浮かぶのは、経営者が打ち出すビジョン。

しかし、強力なビジョンを打ち出し、
モノカルチャーに染め上げたチームを
ぐいぐい引っ張るというのは、私たちのカルチャーではありません。
これまでそうしてこなかったし、
これからもそうすることはないと思います。

一言でいうと「自分のものさしをもつ」ということを、
表現ではなく、どのようにすれば実体として手触りのあるものにできるのか。
そのことを突きつけられているのだと思います。

ものさしは人から借りてくることができるけれど、
ものさすことは一人称でしかできません。
どんなに小さくてもいいから、自分自身のものさしを世間に委ねてみること。
その勇気を持った集団にはまだなれていないのです。


企業はお金を生み出す手段としての経済合理性を
求められますが、たくさんのお金を稼ぐだけなら
もっと効率のよい方法もある時代です。

経済合理性と美学。
ということを最近よく考えるのですが、
「この点だけは、お金のこと抜きで譲れない」
という美学がゼロの状態で会社を営むことは、
実はとても難しいのではないでしょうか。
少なくとも私にとってはとても難しい。

人生をかけてコミットすることが先にあって、
それにどうやって経済合理性を組み付けるのかが、
ビジネス的な実力を問われる部分であって、
経済合理性が先にあるわけではない。

なぜなら、何を仕事にするのか、どこに住むのか、
誰と時間を過ごすのか、がこんなにも自由になった
人類はきっと私たちが初めてです。
それなのに、経済合理性という、いわば飢えないことを
優先順位の上位に持ってくるのは、もったいないと思ってしまうのです。


経済合理性と美学、自由と責任。
これらの取り扱いはとても難しいですが、
そのことについて向き合い始めているのは、
きっと私たちモノサスだけではありません。

いろんな会社、いろんな人たちがこのことに
向き合い始めている。
静かだけれど、とても強いうねりだと感じています。

このうねりにともに向き合う一員として、
私も、モノサスメンバーも、大切なみなさまと一緒に
2019年を素晴らしい一年にしたいと願っています。

2020年の一年前の年ではなく、今年がとても大切な一年に
なりますように。


モノサス 代表 林 隆宏

この投稿を書いた人

林 隆宏

林 隆宏(はやし たかひろ)代表取締役

モノサスの代表。基本的に出張や打ち合わせで出ていることが多く、家庭からも会社からも「いない人」扱いをされているが、寂しがりで有名。料理をこよなく愛し、特に肉を焼くことに対して異常にモチベーションが高い。

林 隆宏が書いた他の記事を見る