2019年01月

16

水曜日の投稿

真鍋 太一
投稿者:真鍋 太一
(プロデュース部部長)

2019年01月16日

まかないの時間

Food Hub Project

真鍋 太一
投稿者:真鍋 太一(プロデュース部部長)

うちの「まかない」は旨い。
というのを自慢したいのではない。

フードハブでは14時から
毎日、まかないの時間がある。

いろんなチームがあるので、
(農業、飲食、パン、食物販、加工、食育)
みんなが日々集まれる唯一の時間だ。

農業チームは朝が早く、肉体労働でもあるので
かなり無理して時間を合わせてくれていると思う。

メンバーが「活き活き」と働くコツは何か?

カリフォルニア・オークランドにある
Ramen Shop』という大人気のラーメン屋を
経営する友人に聞いたことがある(Chez Panisseでも働いていた)。

"Eat together, keep learning."

「一緒に食べること、そして学び続けられること。」 

即答だった。

それを参考に話し合って、
みんなが集まって一緒に食べる時間を決めた。
これは、オープン当初から続いている。

「一緒に食べる」とは、どういうことか?

最近は不在のことも多いので、
あまり一緒に食べていないが
今の野菜の状態を農業チームと話したり、
あーだこーだ、言いながら、
時には、試食をしたりしている。

この同じ釜の飯を食う「感じ」が大事だと思う。

わたしは古いタイプの人間なんだろうけど、
最近は、フリーランスで別に同じ会社に属さなくても、
目標達成のために効率よく働けばいいじゃない、
と思っている人も少なくないと思う。

「目標が達成されたら同じでしょ」と。
(わたしも思っていた)

でも、目標のためだけに一緒に働くんじゃなくて、
「同じ釜の飯を食う」ために一緒に「いる」会社でも
いいんじゃないかと思っている。

話がよくわからなくなってきた。


そう、「食べ方」も重要だ。

自分が小学生のころは、教室で隣近所の子たちと
机をくっつけ、ワイワイ言いながら食べていた。
最近は、授業の時と同じように机を前に向けたまま、
一人で給食を食べるそうだ(これだと作業だ)。

フリースクールなどでは、
自分の好きな時間に、好きな場所で食べたりしてもいいみたいだ。
ここまでくるとフリーすぎないか?とも思うが、
確かに、一人で食べたい時もある。

うちのまかないでも、数人でいっしょに食べている子もいれば、
一人で食べている子もいる。そして、来ない子もいる。
別に、同じテーブルを囲んで、同じものを食べることだけが
「一緒に食べる」ことじゃない、と最近思うようになった。

人は、食べている時が一番「素」じゃないか。

一緒に食べるという「まかないの時間」は、
そんな日常の「素」の状態を、お互いが気にし合えある場に
なっていくといいんじゃないかと思う。

食卓がそうであるように。

この投稿を書いた人

真鍋 太一

真鍋 太一(まなべ たいち)プロデュース部部長

monosus inc. プロデュース部 部長/Food Hub Project Inc. 支配人/Nomadic Kitchen 支配人。愛媛県出身。2014年3月より妻子と共に徳島県神山町に移住。社会とつながり「暮らすように働く」ことを企業の価値づくりに役立てるべく家族と友人を実験台に検証中。2016年4月より中山間地域の農業を次世代につなぐFood Hub Project Inc.を、神山町役場、神山 つなぐ公社、モノサスと共同で立ち上げ、支配人を務める。マイ・プロジェクトとして2012年より東京の料理人たちとの食の活動 Nomadic Kitchenの支配人も務める。

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