2020年09月

4

金曜日の投稿

荒井 茂太
投稿者:荒井 茂太
(食事業開発ディレクター)

2020年09月04日

日日是好日
~ いままでとこれからと~

ものさす社食研(仮)

荒井 茂太
投稿者:荒井 茂太(食事業開発ディレクター)

モノサスで始まる食に関わるプロジェクト、ものさす社食研(仮称)の荒井です。

早いもので入社して3ヶ月が過ぎました。
1年前にはまさか自分がモノサスにジョインし、食の事業推進を行うとは思ってませんでした。笑

今回ものさすサイト記事寄稿のチャンスをもらったので、せっかくですから今後一緒に働く仲間たちに向けて、そして今までお世話になり、応援してくれている方々に向けて、自分の今までの道のりと今後歩みたい道をお伝えできればと思います。お手隙の際にでもご一読いただけると嬉しいです!

これまでの道のり

今までの自分のキャリアをお伝えすると多くの方がユニークなキャリアを積んできていますねーと言って下さいます。自分ではそんな風には思っておらず、ただご縁を大切に自分で出来ることをひたすら日々全力で邁進してきただけという感覚が正直なところなのですが、詳細に話をすると長くなってしまうので、超端折って今までの道のりをお伝えします!

キャリアのスタートはサッカーでした。

好きなことに打ち込める毎日ではありましたが、大怪我をしてしまい、続けられず、違う道を模索することになったのが27歳の時。学生時代アルバイトをしていたウェンディーズの店長が独立され、カフェを開業する際、ありがたいことにお誘いしていただき飛び込んだのが、フードビジネスのキャリアのスタートでした。これが1つ目の大きな転機。

そこでバリスタという職業に出会い、仲間と切磋琢磨しながら道を極めていきました。熱量を注げる仕事に充実していた毎日でしたが、カフェがあった有楽町駅前再開発の煽りを受けて、事業閉店という事態になります。そこから紆余曲折を経て、2007年10月にGoogle JapanのFood Managerとしてフードチーム立ち上げに参画したのが2つ目の大きな転機。(ここまでのもう少し詳しい経緯は以前newspicksさんに取材された際に記事にしてもらってますので興味ある方は覗いてみてください)

Googleにおいての9年に渡る経験は、今の自分の礎になっていて、本当に濃密な時間と経験を体験することができましたし、人脈もここで一気に広がりました。実はモノサスともこの時に出会っています。(Google時代のお話はForbesさんなどに取材していただいた記事やその他にもありますので端折ります。笑)

厳しくやりがいのある、恵まれた環境でしたが、正直に言うと年々、危機感が募っていたのも事実でした。と言うのもあまりに恵まれた環境(実行してる内容の難易度は高く、厳しいですが)にいて、自分が成長できていないのではないか?自分ばかりがいい環境を享受していていいのか?と言う感覚が年々、増えてきました。

Google Japanもスタートアップから成長フェーズを経て、オーガナイズされる時期に差し掛かっており、だいぶ卒業生も増えていました。私自身も卒業を決意したのが2016年初め。大きなプロジェクトを2つやり切ったタイミングで2016年末にGoogle Food Teamを卒業しました。

Google Food Teamでの経験を活かしつつも、今までお世話になったサッカー業界、カフェ業界、Googleへの恩返しがしたくJoinした会社が前職であるノンピ。ノンピはケータリング事業を軸に多種事業を展開するフードテックカンパニーです。ノンピ創業社長の柿沼氏は同世代であり、10年来の友人でもあり、食に対する熱量も商売人としての才覚も持ち合わせた人。その柿沼氏に誘ってもらったのがきっかけでした。
結果として、3年半の濃密な時間を過ごすことになったのですが、その間に新規事業の立ち上げや拡大、会社基盤構築、最終的には上場を見据えるところまで会社成長することに役員として関与できたのはいい意味で掛け替えのない経験でした。素晴らしい仲間が増え、成長フェーズに乗ったところでまた卒業を選んだのが今年5月です。


私がモノサスにジョインした理由

前職ノンピにおいて、経営の一端を担い、事業成長に貢献してきた自負はありましたが。一方で事業が成長すればするほど、私自身は人との繋がりを体感することが希薄になり、食を通じて世界中に笑顔を増やしていくというMissionの元、順調に事業成長させているにもかかわらず、熱量が冷めてきてることに端と気づきました。人生でこんな事はいままでになく、何故だろうと色々柄にもなく考えました。
気づいた事はとてもシンプルで、食を通じて"繋がる場"を作り出し、コミュニティを作り出す、そこに微力ながらも自分も関与していたいというのが自分が一番熱量を注げる場であると言う事でした。
その時ふと自分の頭に降りてきたイメージがGoogleで行ったTHINK DISHというイベントの風景でした。

このイベントは長年の知人でもあり、個人的にはメンターだと思ってる(笑)モノサスCDOであり、Food Hub Projectの支配人である真鍋と共に、色々な作り手、伝え手、そして参加者をも巻き込んで作り出しました。
一言で言うと、食への感謝を"いただきます"と"ごちそうさま"と言う言葉に込め、考えすぎるぐらい考えて"食"に触れようと言うもの。それがこのTHINK DISHと言うイベントでした。

日々、テーブルに並ぶお料理には、その食材一つひとつに、育ってきた自然環境や作り手、流通、調理をする人など、さまざまな背景が存在します。日常の中で、それらのすべてを意識して食べることはなかなかないでしょうから、それを考えすぎるぐらい考えならがら食事をするという体験ができる時間でした。
もう何年も前のイベントにもかかわらず、参加・関与した全ての人たちの笑顔とあの時の熱量が今でも忘れらませんでした。ただお腹を満たすという事ではなく、"食"を通じて、コミュニティが生まれるということが私が大事にしている日常の食のあり方だなと認識したのです。実際そういった取り組みを小さくも継続して行っているモノサス・Food Hub Projectで私の経験や熱量を注ぎ込みたいと思ったのがモノサスへJoinした決め手になりました。

この先に見据えるもの

この先どのように食事業を進めていくのかと言う部分については、社内外いろんな関係性を育みながら、作り出せればと思っている最中です。方向性はある程度一貫していて、Food Hub Projectにて推進している「育てる、つくる、食べる、つなぐ」という小さな食の循環システム、これをいろんな地域であったり企業であったり、事業へ展開していきたいと考えています。モノサスの本業とのシナジーも大きな可能性があると確信していますので、これからどんなことができるのか、ワクワクが止まらないというのが正直なところです。

真鍋がよく言ってますし、私も従来からそのように考えていますが、「働く」ことと「暮らす」ことは分け離すのではなく、共に寄り添う関係であるべきと思っています。それを日常の「食」というものを通して、「働く」と「暮らす」が共にある「営み方」を作り出し、広げていければと考えています。

ここまででも長文になってしまいました。
ものさす社食研(仮称)が先に見据えるものと言う文脈ではぜひ真鍋さんにも入ってもらって、また別の機会にでも深掘りし、お伝えできればと思います!

 

この投稿を書いた人

荒井 茂太

荒井 茂太食事業開発ディレクター

サッカー選手、プロバリスタとして活躍した後、2007年10月より初代Google Japan Food Managerを務める。約10年間、Google Japanフードチームのリーダーとして革新的な社食を作りあげ、世界から注目を集める。2016年10月、株式会社nonpiに参画し、三菱地所、GSK、LINE、Indeedなどの社食の企画運営を務める。社食の止まらず、コミュニティ活性という観点から色々なプロジェクトを推進し、nonpiの事業成長に大きく貢献。2020年5月末でnonpi役員を退任し、顧問就任。と同時にフードハブプロジェクト親会社のモノサスへ入社。現在、食事業の立ち上げに邁進中。

荒井 茂太が書いた他の記事を見る