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17
Apr,2025
元木 良和
投稿者:元木 良和
(本部)

2025年04月17日

今更ですが、元木良和です。

仕事と暮らし・代々木

元木 良和
投稿者:元木 良和(本部)

はじめまして。モノサスの本部に所属している元木良和です。ものさすサイト事務局から自己紹介の記事を書いてほしいとの依頼をもらい、前のめりな気持ちで引き受けてから半年も経ってしまいました。書くのに随分と時間をかけてしまい、入社してもうすぐ1年を迎えそうなところですが、自己紹介させてもらいます。

本部での1枚。何日も温めてしまったこの記事を改めて書き出そうとしている時の私

モノサスに入社したのは、2024年6月です。入社にいたるまでの経緯は思いがけないものでした。はじめは本部とは別の部署の求人に応募していたので、本部に入るつもりはありませんでした。ですが最終的に本部に入ることを提案してもらい、それに乗っかった結果、今にいたります。今では本部に入って本当に良かったと思っています。その理由については最後に説明します。

ルーツはお寺にある

元木(もとき)という姓のルーツはよく知らないのですが、良和(よしかず)という名はお寺でつけてもらった名前です。良い悪いの良いに平和の和。我ながら良い名前だと思います。呼びにくい名前なので、私のことを「良和」と呼ぶ人は友達の中でもごく少数です。

ニックネームは学生時代についた「もっきー」が友達から最もよく呼ばれるものです。モノサスに入社するなり上司である柵山さんにつけられたニックネームは「もとキング」。なんて安直で、いかにも小学生が思いつきで考えたかのようなニックネームでしょう。

モノサスのメンバーの中ではそれをはしょって「キング」と呼ぶ人が多く、そう呼ぶメンバーに限って私より年上なので、王様呼ばわりされることを喜んで良いのかわかりませんでした。それがはじめは不服でしたが、みんな親しみをもってそう呼んでくれるので、今となっては気に入っています。

ただ、元上司である大久保さんは今や、さらにはしょって「ング」と呼んできます。もはや原形がどこにもありません

都会に憧れる都民

生まれは山梨で、育ちは東京です。東京とは言っても都内にある区市町村の中で唯一、駅のない市である武蔵村山市という田舎町で育ちました。なので、地方に住む人と同じように東京の都会に憧れる学生時代を過ごしていました。

武蔵村山市について特筆に値するようなことは残念ながらないのですが、実家があって、地元の友達がいて、思い出の場所がたくさんあるので、私にとっては心安らぐ場所となっています。

これで良いのだ

性格(長所とも言える)は生まれつき社交的、創造的、楽天的です。幼い頃から誰とでも分け隔てなくコミュニケーションを取ることができるし、この状況を面白おかしくするためにはどうすれば良いか常に考えを巡らせているし、何か自分に対して不都合なことが起こっても最終的には「まあ、いっか」と思います。

そんな自分にとって都合の良い性格のおかげで、過去に起こったいくつもの困難を乗り越えることができました。危うく死ぬところだった交通事故に遭って身体に後遺症ができてしまった時も、会社に泊まりながら徹夜で仕事に明け暮れて精神的に滅入った時も、自分のいたらなさで誰かに迷惑をかけた時も最後には「これで良いのだ」と思いながらこれまでやってきました。

なんでも良いのだ

趣味は特にありません。以前はダンス、動画編集、旅行、カメラ、筋トレ、芸術鑑賞など、どちらかと言うと多趣味な方だったと思います。興味関心のあるものを一通り取り組んでみて自分なりにやり尽くしたから(中途半端に終わったものも多いと思いますが)、今は特にないのだと思います。

ただ趣味にならなくとも新しいことに取り組むことはいとわない性格なので、そんな機会があった時はすかさず取り組んでみるように心掛けています。

人生は1度きりなので、今の私の人生においては1つのことを反復的に行うことよりもいろんなことを散漫的に行い、多くの体験とその体験から得た気づきの総量が多ければ多いほど豊かなものになるのではないかと考えています。

趣味が特にないので、好きなものも好きなことも特になければ、嫌いなものも嫌いなことも特にないです。ある時、物質的なものから得られる満足感には際限がないことに気づいてからだんだんと好きなものがなくなっていきました。

趣味と同じように、以前は好きなものがたくさんありました。特にファッションや音楽が好きで、いつもコーディネートすることばかり考えていたし、好きな曲は毎日飽きずに聞いていました。しかし、今となってはほぼ毎日同じ服を着ているし、イヤホンを手放したので音楽を聴く習慣すらなくなりました。ちなみに好きだったファッションの系統はストリートとモードです。よく聴いていた音楽のジャンルはヒップホップ、クラシック、EDM、ポップ(特に80年代)です。

幼い頃からマイケル・ジャクソンを聴いて育ち、彼の「Bille Jean」と「Smooth Criminal」という曲が好きなあまり、これまでにそれぞれ1万回以上聴いたのではないかと思います。ダンスが趣味になったのもマイケル・ジャクソンの影響でした。

東京タワーで開催されたマイケル・ジャクソンの遺品展での1枚。ちょうど色気づいてきた中学生の時の私

ロールモデルは狩猟採集民族

生活習慣で意識していることは可能な限り原始的な生活をすることです。かと言って裸で過ごし、狩猟採集をして飢えをしのぎ、茂みで寝るというような意味合いではなく、一般的な社会生活をベースにした上でなるべく自然に近い活動を行うように心掛けているということです。

夜は明かりをつけずに真っ暗な部屋で過ごしています。眠くなったら就寝し、目覚まし時計はかけずに朝日で自然と目覚めるようにしています。

食事は不定期で、だいたい1日1食。食べるものは加工度の低いもの、すなわちなるべくできた形のままのものを選ぶように心掛けています(ヴィーガンでもなければ、加工食品をまったく口にしない訳でもありません)。精白米、白パン、加工肉などではなく、野菜、ナッツ、フルーツ、生魚を食べることが多いです。

シャンプーやボディソープ、スキンケア用品、洗濯用洗剤などは使いません。肌に触れるものはほとんど水洗いです。

運動は特にしていませんが、日常的に歩く機会があればなるべく歩くようにしています。エスカレーターがあったとしても階段を使うようにしたり、数キロの移動なら電車やバスを使わずに歩くようにしたりしています。休日は散歩することが多く、目的地まで最短ルートで向かわずにあえて遠回りすることもあります。今は会社から歩いて40分くらいのところに住んでいるので、しばしば歩いて通勤しています。

なぜこんな生活をしているのかというと、本質的に健康でありたいと考えているからです。私の考える本質的な健康とは、生物学的な観点で人間が精神的にも肉体的にも自然な状態であることがより良いということです(人間の脳は原始時代の頃から進化しておらず、現代社会に適応するようにできていないと考えられているため)。

会社での1枚。ある日の昼食。いろんなものを食べることが身体に良いので、食材はいつも変えているが、だいだいこんな彩りになる

苦楽は表裏一体

私の思想についても簡単に紹介したいと思います。私は仏教の家庭に生まれたので以前は仏教を信仰していましたが、今は何も信仰していません。仏教という教えを私なりに突き詰めていった結果、仏教における真理においてその教えを信仰する必要がないと解釈したからです。

思想や思考も好き嫌いと同じで凝り固まらないようにしているのですが、今の私には仏教から影響を受けた4つの思想があります。それは「一切皆苦」「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」です。それらを私なりの解釈で簡単に説明すると、この世のすべては苦しみであり、この世のすべては一時的なものであり、この世に自我なんてものはなく、煩悩がなくなった時、悟りの境地に達することができるということです。

ただ、逆説的ですが、すべてが苦しみだからこそ、この世で生きるということは楽しいものなのかもしれないとも思っています。

前職は異業界異業種

前職はディスプレイ業界(店舗やイベントブースの空間をデザインする業界のこと)で営業に従事していました。

営業とは言え業務は多岐にわたり、内装やサイネージを企画したり、簡単なデザインや設計をしたり、図面を引いたり、見積書や提案書などの資料を作成しては訪問してプレゼンしたり、制作や施工の手配をしたり、工事現場を調査したり、施工計画を立てたり、工程を調整したり、施工管理や現場監督をしたりしていました。工事の一連の流れを完工まで遂行するプロジェクトマネージャーのような業務でした。

いろんな材料や機械を扱い、いろんな業種の人と関わる仕事だったので、案件を完遂してまた新しい案件を担当する時は毎度刺激的でした。その分大変なこともたくさんありましたが、非常に良い経験だったと思っています。

これも何かの縁か、前職で携わった現場に現在の業務の一環で訪れる機会があったのですが、自分が手掛けた空間を顧客目線で見る時が訪れるとは思ってもいなかったので感慨深い気持ちになりました。

今モノサスでしていること

現在は本部でどんな仕事をしているか一言で言うといろんなことをしています。本部というのはモノサスの総務、経理、人事、法務の業務を担う部署のことです。

私は主に労務に関連する業務を担当しています。例えば社員の勤怠管理をしたり、入退社する社員の手続きをしたりしています。また社屋や設備の保守や管理も担当しています。

入社して間もない頃、DIYが得意なのでその技術力を活かし、約10年壊れていた会議室の扉を修繕しました。モノサスのメンバーから多大な功績だと褒めてもらえて、自分の得意なことを活かしてモノサスに役立てられたことが嬉しかったです。ただ、逆に約10年もよく放っておいていたなとつっこみたくなりました。そんなところにモノサスらしさを感じたことを今でも覚えています。

モノサスには目に見えない部分のことも含めてまだまだいろんなところにより良くなる余地があると感じています。これからもモノサスのために私ができることはできる限り最善を尽くしていきたいと思っています。

他には、居酒屋ものさすの開催を運営したり、運動会の準備をしたりしていて、社内のイベントを盛り上げるための仕事もあり、日々楽しく働いています。

本部の業務の他にも、社員旅行の準備を手伝ったり、ものさす寄り合い(出社することについて考えるワーキンググループ)で他部署の人たちと一緒に会社をより良い環境にするための取り組みを推進したり、社内研修でハイキングに挑戦してみたりしています。

ウルトラライトハイキング研修での1枚。捕食しようとバッタを探している時の私

こんな私ですが、本部のメンバーが私のことを受け入れてくれたこと、私にできることを最大限できるように導いてくれる上司がいること、モノサスのメンバーが私に対していつも良くしてくれることのおかげで毎日充実したワークライフを送っています。

冒頭に書いた、モノサスの本部に入って本当に良かったと思っている理由はこのことです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この投稿を書いた人

元木 良和

元木 良和本部

モノサスのバックオフィス担当。ミニマリスト。多くの物を所有せず、無駄の少ない生活をしている。趣味はない。好きなこともなければ、嫌いなこともない。

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